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「ごらん、世界は美しい」

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HiGH & LOW THE RED RAIN

2016年10月24日 | 映画
HiGH & LOW THE RED RAIN
を観ました。


いつも無邪気に弟を笑わせる兄・雨宮雅貴(TAKAHIRO)、感情を顔に出すことのない弟・雨宮広斗(登坂広臣)。
対照的なふたりだが、目に見えぬ絆で結ばれていた。彼らには心の底から尊敬する長兄・雨宮尊龍(斎藤工)がいる。
幼い頃に両親を亡くした三兄弟の絆は固く、尊龍は弟たちに「拳は、大事なもんを守るために使え」と言い聞かせていた。
しかし一年前、尊龍はふたりの前から突如姿を消してしまう。それから弟たちは兄の行方を探し続けていた。
ふたたび巡ってきた両親の命日。尊龍が現れることを期待し、雅貴と広斗は家族の墓を訪れる。
だが、そこに現れたのは兄の行方の手がかりを持つ謎の少女・成瀬愛華(吉本実憂)だった。
なぜ尊龍は、雅貴と広斗を残して姿を消したのか?
尊龍の行方を追って次々と真実が紐解かれるとき、雨宮兄弟の過去に隠された秘密が明らかとなる。
そして三兄弟のたどる運命とは——。


HIGH&LOWのスピンオフ的な作品ですね。
監督は山口雄大監督に変わっていました。

HIGH&LOWでは脇役だった雨宮兄弟にフォーカスを当てて、
前作のラストで出てきた長男の斎藤工を交えての物語です。

雅貴と広斗の兄弟はすっかりおなじみなイケメン兄弟ですが、
その二人を育て上げた長男が核となっています。

あるあるな悲しい過去で両親を失った雨宮兄弟たちを長男が鍛え育て上げたので、
弟たちはやたら兄を尊敬しています。
で、前作同様兄が居なくて弟二人が探す感じです。

しかしとことんなカッコつけです、すぐにスローモーションです。
二人が肩を揺らして歩きだすシーンが多々ありますが、いい加減不自然で笑えて来ました。
HIGH&LOWと言えば過激なやり取りしてても所詮健全な殴り合いでしたが、
今作は極道の人々が敵なので拳銃を使って来ます。
しかしそんな拳銃集団も素手で倒します。
拳銃を構えた人々の前にジャンプしてカッコつけて登場するのに何故か敵は撃ってきません。
しかもスローモーションなのに。。。
パンチが当たるくらいの距離に来て初めて撃ってくる感じなので、
敵が優しいのか、飛び道具の意味をわかっていないかですね。

確かに凝ったアクションでカッコいいシーンは多いですが、
ちょっとやり過ぎでMV観てるみたいです。

お金かけてロケ地やセットも相変わらず見事ですが、
ちょっとMOZUみたいになってきた気がします。
ロケ地も同じような気がしました。

TAKAHIROは唯一おちゃらけなキャラですが、ここぞはカッコつけです。
流石に彼の良さをわかっている人々が演出してるので良さは出ています。
他でどこまで活躍出来るか?って感じですね。

登坂広臣はとことんクールなカッコつけですが、ちょっとだけおちゃめさもありました。
彼は他所でも活躍出来るかもしれませんが、まだまだ様子見ですね。
二人共このカッコつけがファン以外には結構嫌がられる事を知ってからでしょうね。

斎藤工は大きなキャスティングですが、HIGH&LOWの世界に馴染むため頑張ってましたね。
なかなかカッコつけでちょっと不自然さを感じさせるところもありました。
ガンアクションは向いていないですね。

石黒賢はイヤミなインテリヤクザなポジションでしたが、意外と色んな役やりますね。
失礼な言い方かも知れませんが、元トレンディ俳優として上手く生き残ってると思いますね。

濱田龍臣が斎藤工の若い頃を演じていましたが、すっかりイケメンになりましたね。

ジャニーズ独占だった男性アイドル世界に風穴を開け続けているLDHですが、
ジャニーズよりはスタイルは現代的ですが、
今はまだその掌でしか良さを発揮できていない気はします。

ファン以外にも受け入れられる作品を作るようになれば良いですね。
それくらいの力はそろそろ付けていると思います。


そんなわけで4点。

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