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THE LAST MESSAGE 海猿

2010年10月06日 | 映画
THE LAST MESSAGE 海猿 を観た。

人気シリーズの完結編だそうです。
僕は最初の映画しか観てないのでドラマや2は知らないです。
日本映画なのに3Dで頑張ってました。



(お話)
2010年9月、大型台風が接近する中、福岡沖に国家プロジェクトとして建設された天然ガスプラント施設「レガリア」に作業船が激突し火災が発生した。

第十管区海上保安本部機動救難隊隊員:仙崎大輔(伊藤英明)は同じ隊の後輩吉岡哲也(佐藤隆太)等と共に現場に向かいレガリアの設計主任の桜木浩一郎(加藤雅也)の護衛を任される。
仙崎達の意見を聞かず勝手に行動する桜木。
その時救助を求める無線を聞いた仙崎と吉岡は救助へ向かう。
レガリアの常駐医の西沢夏(吹石一恵)と作業員木嶋久米夫(濱田岳)がケガ人を助けていた。
吉岡がケガ人を運び出し仙崎は桜木の元に向かうが爆発が起き桜木はレガリアを守るため緊急停止を実行する。
閉じ込められそうになった仙崎は危機一髪、第七管区海上保安本部機動救難隊隊員の服部拓也(三浦翔平)に助けられる。
しかし逃げ遅れた夏、木嶋等と共に5人はレガリアに取り残されてしまう。
高波で船は近づけず、強風でヘリも飛ばせない。

5人は嵐が過ぎるまでレガリアで過ごさなければならなくなった。



(評価)
海猿はあまり観てないですがそこそこ評価してるシリーズです。
下手なハリウッド映画よりいい感じの大作感があっていいです。

前作観てないですが、今回はかなり気合の入った映像でした。
レガリアの迫力はかなりのものでした。
CGでしょうけど完成度はかなり高かったと思います。

ほとんど仙崎と服部の活躍で他の潜水士達は観ているだけです。
その辺が意外でした。
レガリアに居るの5人だけですからね、何か贅沢に感じました。

伊藤英明が凛々しくて頼り甲斐があってカッコ良かったです。
何かすっかりベテラン潜水士になってるのですね。

佐藤隆太はいつも通りの佐藤隆太でした。

加藤あいはなかなかいい演技でした。
何か切ない演技で泣けました。

三浦翔平を初めて観た気がしますが何か馴染んでました。
最初は怯えて仙崎を置き去りにして逃げ出してしまいますが、最後は一般人を一人で避難させたった一人で仙崎を救出に向かう。
泣きながら確認作業して海へ飛び込む様は何だか感動しちゃいました。
いい感じのベタな成長ドラマを観させられました。

シリーズでキャラや背景などの土台が大分整ってて安定感も感じました。

ただ後から3D加工しただけあって3D感は全然出てません。
なのでお金が勿体無いので2Dで観れば良かったです。
ただただ3Dメガネの鬱陶しさを400円で買ったようなものです。

病院のシーンが立体的でしたが、いやいやここに立体感要らんやろ、ここの分の立体感を他に回せ、他に回せ!と思ってしまいました。

ラストの方で過去の作品の映像が回想シーン的に沢山出てきましたが、ほとんどわからなくて取り残された感が強かったです。
ちゃんと全部観ておけばもっと感動できたかもなーって思いました。

オーラスは環菜と大輔のキスシーン、ハリウッド大作のようでまぁ逆にアリかなと思いました。

エンドロールでは撮影のオフショットでみんながおちゃらけて楽しそうにしてる映像がずっと流れてました。
僕はこんなのは大好きです。
こんなん・・・めっちゃ素敵やん。

日本映画的大作感をいい感じで出していたと思いました。
「踊る」シリーズと並ぶちゃんとした大作シリーズだと思います。
これでラストと思うと勿体無いですね。
リターンズ的なモノを早くやって、何事も無かったように続けたらいいと思います。


そんなわけで8点です。


海上保安庁の最高のプロパガンダですね。
この映画を見て潜水士に・・・なんて人が絶対出てくると思います。
そんな力を持った映画でした。



(ネタバレ)
残された5人、落ち着いて対策を練る仙崎、不安感を出さないように頑張る服部。
人が残ってるのにゲートを閉じようとした桜木と夏、木嶋はいがみ合ってばかり。

そんな中作業船のドリルが止まっておらず大量の石油が降り注いでくる。
次来たらヤバイと仙崎と服部は作業船にドリルを止めに行く。
桜木に教わった止めるためのバルブの場所まで辿り着くがその状況の恐ろしさに服部は逃げ出してしまう。
仙崎が根性で一人で止める。
服部は前にサラリーマンをしてたが何となく辞めて、潜水士になれば親も納得すると思ってなっただけ。
こんな思いをするなんて思わなかったと泣く。
そんな服部に仙崎は優しく接する。

嵐が近付きレガリアの周りで待機していた救助船も一旦現場を離れる。
レガリアと一切の連絡が取れなくなる。

極限状態の中徐々に親しくなる5人。
しかし台風が直撃し、レガリア内で火災が発生する。

火はどんどん燃え広がり5人は非難する。
明け方無線が繋がるようになり対策本部に策を尋ねる仙崎。
警備救難部救難課長:下川(時任三郎)は現場の状況がわからないから、現場にいるお前に委ねるから案を考えてくれと言う。
仙崎は自分たちは作業船に移り、レガリアを沈める案を出す。
国家プロジェクトのレガリアを沈めるなんて、と最初は反対されるがガス爆発間近で下川の説得もありその作戦が実行される。
レガリアを設計したメンバー達でレガリアを沈める方法を考える。
そして出された策は、仙崎と服部がレガリアの底の方に行ってそこに水を流し込むという作戦。
仙崎と服部は流れこむ海水の中脱出しなければいけないという非常に危険な作戦。

作戦は実行され大量の海水が二人を襲う。
バランスを崩して流された服部を仙崎は助ける。
そして一旦落ち着ける部屋に出るが、他の3人を助けに向かおうとする服部に仙崎は付いていかない。
足が折れたからここに残ると言う。
服部は馬鹿なこと言わないでくださいと必死に仙崎を運ぼうとするが仙崎に拒まれ説教される。
服部は泣きながら3人を避難させる。
そして沈んでるレガリアの中に仙崎が残った事を本部に伝える。

家では環菜が大輔の結婚記念日のサプライズプレセントの愛のメッセージを聞いて涙する。

吉岡達仲間は嵐が弱まった事で命令をまたず仙崎救出に出動する。
服部は潜水装備を整え一人で再びレガリアに向かう。
そして瓦礫の中で諦めず、酸素ボンベでかろうじて生き延びて服部を待ってた仙崎を見つけて助けだす。
そして吉岡達も合流して見事ハッピーエンド。

環菜と子供と再開して環菜とキスをする。

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