ライド・ライク・ア・ガール
を観ました。
10人兄弟の末娘としてこの世に生を受けたミシェル・ペイン。
生後半年の頃に交通事故で母を亡くすが、父や多くの兄弟に囲まれ健やかに成長する。
ペイン家は調教師の父をはじめ兄弟のほとんどが騎手という競馬一家。
ミシェルも思春期にあたる頃には騎手になることを強く願うようになる。
やがて華々しいデビューを飾るミシェルだが、落馬によって騎手生命を左右するような大怪我に見舞われてしまう…。
女性騎手では勝てないとされてきた競馬界の“聖杯”にミシェルは亡き母と家族の想いを胸に挑む。
レイチェル・グリフィス監督です。
女優さんとしてちょいちょい観てきましたが今作が長編監督デビューだそうです。
オーストラリアの競馬界で頂点に立った女性ジョッキーの実話です。
最近は結構近年の人物も映画化になりますね。
思ったよりなかなか上質な映画でちゃんと原題のセンスで作られた映画って気がしました。
本来強めにフォーカスしたいような場面もサラッと描いていてそれが逆に良かった気がします。
1のものを10に描こうとする映画って結構萎えるのですよね。
その点で今作はちゃんと等身大な描写で過剰にドラマチックに描いていなくて好感持てました。
その結果として映画の内容の割に尺が短くて観心地が良かったです。
本来はもう少しドラマチックに描くか、もっとエピソードを足すか、脇役にフォーカスしたエピソードを足しても良さそうな気もしたが。
テーマ的にこのくらいが丁度いい気がしました。
フェミニズムなテーマではあると思いますが、そこも全然説教臭く描いておらず。
困難を乗り越えて初の快挙を成し遂げたという印象の方が強かったです。
それ故にサラッと描かれていた女性が生活する環境の無さからその先の困難を想像しやすかった気がします。
仕方ない気がしますが前例が少ない女性ジョッキーのための環境が無いのは時代のせいでしょう。
主人公がやたら兄弟姉妹が多くて兄弟で助け合う感じはとても好きです。
末娘の主人公はお兄さんお姉さんに助けられながら困難を乗り越えて。
兄弟姉妹は多ければ多いほうが良いと思う自分なのでその環境がとても羨ましかったですね。
競馬って全然詳しくなくて超有名な歴史的名馬しか知らないくらいですが。
それでも偉大な馬が凄い勝ち方をするレースって素人目線でも興奮と感動がありますからね。
鳥肌が立って涙が出るくらいに。
そして動物大好き人間の自分はサラブレッドの美しい姿を見るだけで可愛くて泣けてきますね。
ドラマ的な無駄なミスリードがひとつほどありましたが許容範囲でしょう。
サラッとレースや勝利を描いていた分クライマックスは流石に盛り上がりました。
ブラッシュアップされたテンポ感は良かったです。
主演のテリーサ・パーマーはちょいちょい見かけてきましたが良い女優さんですね。
ルックスの整い方も素晴らしいですが、今作はなかなかの熱演でした。
ロッキー的な過酷なトレーニング、悲壮感溢れるトレーニングで非常に共感してしまいました。
途中大怪我したシーンでのなりきりもかなりの完成度だったと思います。
父親役のサム・ニールは流石の存在感と演技力でした。
包容力ありつつ良い距離感で子どもたち、主に主人公に接していて。
この父娘の関係性が今作のひとつの大きな柱だったのでナイスキャストだと思いました。
サラッとしてましたが見応えあっていい映画だと思います。
レースシーンの迫力や馬の足音含め映画館で見るには適した映画でした。
そんなわけで7点。
を観ました。
10人兄弟の末娘としてこの世に生を受けたミシェル・ペイン。
生後半年の頃に交通事故で母を亡くすが、父や多くの兄弟に囲まれ健やかに成長する。
ペイン家は調教師の父をはじめ兄弟のほとんどが騎手という競馬一家。
ミシェルも思春期にあたる頃には騎手になることを強く願うようになる。
やがて華々しいデビューを飾るミシェルだが、落馬によって騎手生命を左右するような大怪我に見舞われてしまう…。
女性騎手では勝てないとされてきた競馬界の“聖杯”にミシェルは亡き母と家族の想いを胸に挑む。
レイチェル・グリフィス監督です。
女優さんとしてちょいちょい観てきましたが今作が長編監督デビューだそうです。
オーストラリアの競馬界で頂点に立った女性ジョッキーの実話です。
最近は結構近年の人物も映画化になりますね。
思ったよりなかなか上質な映画でちゃんと原題のセンスで作られた映画って気がしました。
本来強めにフォーカスしたいような場面もサラッと描いていてそれが逆に良かった気がします。
1のものを10に描こうとする映画って結構萎えるのですよね。
その点で今作はちゃんと等身大な描写で過剰にドラマチックに描いていなくて好感持てました。
その結果として映画の内容の割に尺が短くて観心地が良かったです。
本来はもう少しドラマチックに描くか、もっとエピソードを足すか、脇役にフォーカスしたエピソードを足しても良さそうな気もしたが。
テーマ的にこのくらいが丁度いい気がしました。
フェミニズムなテーマではあると思いますが、そこも全然説教臭く描いておらず。
困難を乗り越えて初の快挙を成し遂げたという印象の方が強かったです。
それ故にサラッと描かれていた女性が生活する環境の無さからその先の困難を想像しやすかった気がします。
仕方ない気がしますが前例が少ない女性ジョッキーのための環境が無いのは時代のせいでしょう。
主人公がやたら兄弟姉妹が多くて兄弟で助け合う感じはとても好きです。
末娘の主人公はお兄さんお姉さんに助けられながら困難を乗り越えて。
兄弟姉妹は多ければ多いほうが良いと思う自分なのでその環境がとても羨ましかったですね。
競馬って全然詳しくなくて超有名な歴史的名馬しか知らないくらいですが。
それでも偉大な馬が凄い勝ち方をするレースって素人目線でも興奮と感動がありますからね。
鳥肌が立って涙が出るくらいに。
そして動物大好き人間の自分はサラブレッドの美しい姿を見るだけで可愛くて泣けてきますね。
ドラマ的な無駄なミスリードがひとつほどありましたが許容範囲でしょう。
サラッとレースや勝利を描いていた分クライマックスは流石に盛り上がりました。
ブラッシュアップされたテンポ感は良かったです。
主演のテリーサ・パーマーはちょいちょい見かけてきましたが良い女優さんですね。
ルックスの整い方も素晴らしいですが、今作はなかなかの熱演でした。
ロッキー的な過酷なトレーニング、悲壮感溢れるトレーニングで非常に共感してしまいました。
途中大怪我したシーンでのなりきりもかなりの完成度だったと思います。
父親役のサム・ニールは流石の存在感と演技力でした。
包容力ありつつ良い距離感で子どもたち、主に主人公に接していて。
この父娘の関係性が今作のひとつの大きな柱だったのでナイスキャストだと思いました。
サラッとしてましたが見応えあっていい映画だと思います。
レースシーンの迫力や馬の足音含め映画館で見るには適した映画でした。
そんなわけで7点。