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地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

スタートアップ・ガールズ

2019年09月08日 | 映画
スタートアップ・ガールズ
を観ました。


自由奔放で天才的な大学生起業家・光(上白石萌音)と“無難 is BEST”な安定志向をもつ大企業OL・希(山崎紘菜)。
正反対の2人は、光の事業をサポートしている水木(山本耕史)の計らいで、小児医療遠隔操作で診察をする新プロジェクトのビジネスパートナーになってしまう。身勝手な光の言動に振り回される希は、光を信じることができず、仕事にも行き詰まる。
非常識女vs 手堅い女。人生最悪の出会いは、史上最強の新時代を創り出すことができるのか?


池田千尋監督です。

若い起業女子コンビを描いた青春ムービーでした。
破天荒な起業家の女の子と堅実な大企業のOLのバディムービーです。

冒頭からいかにもキラキラな感じに描こうとしてましたがなかなか共感できないつかみでした。
そこから振りの弱い共感できない二人の衝突、振りの弱い共感できない二人の軋轢、振りの弱い共感できない二人の共鳴。
高揚感を出そうとする成功へのシナリオ、加速するストーリーって感じです。

正直どれもこれも薄くてなにもないのに勝手に女の子たちが喧嘩したり喜怒哀楽したりしてるのを観させられてる気分でした。

自分も起業家なのでこの手の世界観はガッツリ身近ですが。
確かにこういうノリに近いタイプもいますが極端に描きすぎていて全然ピンと来ないですね。

コメディ要素もありますがそれもかなり無理矢理で笑えるものは無かったです。

何もかも下地つくり空気感作りがなくドラマティックな展開を作ろうとするばかりでした。
久々にちょっと見ていて苦痛を感じるレベルでした。

主演の上白石萌音は演技派だと思うのですが、このぶっ飛んだキャラがふさわしかったかは微妙です。
自分はずっとピンと来なくてずっと滑ってるように見えました。
物語に波乱万丈を与えるためだけの芯の無いややこしいキャラって感じでした。

山崎紘菜は結構評価してますが今作は妥当でした。
彼女の良さやスキルはよく出ていましたがちょっとインパクトには欠けていました。

山本耕史が二人をサポートする見守る役どころでした。
スマートでしっかりしてるのに天然という設定でしたがコメディはちょっとイマイチでした。

ちょっと期待してたのですがちょっと残念映画でした。
これでスタートアップやってる人たちの間違った印象を与えないことを願います。


そんなわけで3点。

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