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「ごらん、世界は美しい」

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イコライザー2

2018年10月16日 | 映画
イコライザー2
を観ました。


昼の顔と夜の顔を合わせ持つ元CIA エージェント、ロバート・マッコール。
昼はタクシードライバーとしてボストンの街に溶け込み、夜は冷静残虐に悪人を始末していく。
彼の“仕事請負人=イコライザー”としての顔は誰も知らない。
ただひとり、CIA時代の上官スーザンを除いては。
だがある日、スーザンがブリュッセルで何者かに惨殺される。
唯一の理解者を失い、怒りに震えるマッコールは極秘捜査を開始。
スーザンが死の直前まで手掛けていたある任務の真相に近づくにつれ、彼の身にも危険が。
その手口から身内であるCIAの関与が浮上、かつての自分と同じ特殊訓練を受けたスペシャリストの仕業であることを掴む。
今、正義の《イコライザー》と悪の《イコライザー》がついに激突する!


アントワン・フークア監督作品です。
めちゃくちゃ好きな監督であり、イコライザーは自分のアクション映画史でも歴代1位くらいに好きな作品です。

前作は王道アクションに見せかけて静かに淡々とことごとく王道展開を裏切る痛快さがありました。
あまりに完璧で畏すぎて強すぎる主人公。
本人の気持ちと裏腹にバットマン的に悪と戦う羽目になってしまう感じ。
孤独感プンプンでダイナーで売春してる女の子と交流していく感じ。
作品に漂う雰囲気は最高でしたね。

今作は当然そういう裏切りはもう無くて、闇のヒーローであることは前提になっています。
説明は無いですが舞台設定も職も一新していて気分転換した後ってことになっているようです。
前作は売春してる女の子との交流ですがそれと同じようなポジションに絵描きを目指す不良少年が出てきます。
前作と違って意外と物語に影響を与えてきました。

前作と違って主人公は結構積極的に人助けに絡んでいく感じでした。
コレではちょっとセガール映画だなって思ってしまいそうでしたが。
雰囲気は流石のアントワン・フークアなのでやっぱり別物の品質があります。

昔の相棒との戦いでイコライザーVSイコライザーという、ちょっとチープな売り文句になってしまっているのがちょっと残念ですが。
同じようなスキルを持った敵と戦いますが、やはり主人公の方が圧倒的に強いのでその痛快さは良いです。
敵も凄いスキルを持っているってのは十分に描写されているのですが、圧倒的感はブレないですね。
慌てないのが良いですね、凄くヤバい敵とたたかう羽目になるというのに圧倒的に強いというこの手の描写はさすがです。
相変わらずの逆ホラー状態も大好きです。

デンゼル・ワシントンは前作同様最高です。
ちょっとキャラクターが明るい感じになっているのはマイナスですがそれでも最高の当たり役ですね。
デンゼル・ワシントン史上でも一番好きな役です。
前作よりスケール感は増しています、次回作では国家あたりを相手にしてしまいそうです。

メリッサ・レオが主人公の唯一の友人役、前作からのキャスティングですね。
この人、アントワン・フークア作品の常連ですね。

ペドロ・パスカルが元バディ役で凄腕感があっていい感じでした。

アシュトン・サンダースが交流する不良少年の役で。
この子ムーンライトに出てた子ですね。
なんかめっちゃ良い雰囲気持ってます、将来有望です。

正直、前作よりはだいぶインパクト減りましたが流石の品質と痛快さは相変わらずでした。
もうシリーズ化して年1くらいで続編やってほしいですね。


そんなわけで8点。

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