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劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~

2018年10月19日 | 映画
劇場版 はいからさんが通る 後編 ~花の東京大ロマン~
を観ました。


まだ女性が恋も仕事も自由に選べなかった時代。
女学生の花村紅緒は、祖父母の代から決められていた許婚、伊集院忍少尉と出会う。
当初少尉に反発していた紅緒だったが、やがて2人は許婚という関係を超え、心の底から惹かれあう。
しかし、少尉は戦地シベリアで消息不明に。
少尉の生存を諦めきれない紅緒は、シベリア出兵の脱走兵だという馬賊が少尉ではないかと、その正体を確かめに満州の地へ向かう。
手がかりを掴めないまま帰国した紅緒の前に、ある人物が現れた。
ロシアからの亡命貴族、サーシャ・ミハイロフ侯爵だ。
少尉と瓜二つの姿にサーシャが少尉ではないかと疑う紅緒だったが、侯爵の妻、ラリサからある事実を告げられる――。
傷心の紅緒を励まし支えたのは、紅緒が働く出版社の編集長、青江冬星だった。
冬星の仕事にかける情熱、彼の優しさに触れ、次第に惹かれていく紅緒。
そして冬星は、過去を忘れ新しい道を共に歩もうと紅緒に語りかける。
やがて紅緒はひとつの決断を下すが――その時、東京を未曾有の大災害が襲う。
逃げ惑う人々、燃え盛る炎の中、紅緒の脳裏によぎるのは、少尉の姿だった。
冬星と少尉、2人の狭間で激しく揺れ動く紅緒の心――。
短くも激動の大正時代。
その真っ只中を、時に笑い、時に涙し、まっすぐに駆け抜ける「はいからさん」。
彼女は最後に何を選び、誰と結ばれるのか――。


城所聖明監督です。
合わせて一本みたいな二部作なのに前作から監督が変わっていました。
この手の二部作で監督が変わるのは珍しい気がします。

内容はもちろん前作の続きで、消息不明になった伊集院忍を探しに出る花村紅緒のシーンから。
だいたいは自分が子供の頃見て知っているものです。
ただ作風はまあまあコミカルでかなりのアニメチック描写で。
正直この程度のコメディセンスならばシリアスで描いたほうが内容には向いていると思いましたが、
おそらく笑って泣けるを目指して失敗した例でしょう。

まさに激動な時代を生きて歴史に翻弄されつつ結ばれる二人。
それを理解して空気を読んで支えて結婚まで行ったのにフラれる編集長の可愛そうさったら無かったです。
クライマックスはちょっと似たようなやり取りが冗長的でした。

関東大震災がタイミング良く起きて運命が変わるのがちょっとずるい気がするが。
あまりにご都合主義な感じで。

名作アニメならではの流石のストーリー展開と世界観は良いです。
個人的に大正ロマンな美意識って好みなのです。


そんなわけで5点。

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