宮本から君へ
を観ました。
文具メーカー「マルキタ」で働く営業マン宮本浩(池松壮亮)は、笑顔がうまくつくれない、気の利いたお世辞も言えない、なのに、人一倍正義感が強い超不器用な人間。
会社の先輩・神保(松山ケンイチ)の仕事仲間である、自立した女・中野靖子(蒼井優)と恋に落ちた宮本は、靖子の自宅での食事に呼ばれるが、そこに靖子の元彼・裕二(井浦新)が現れる。
裕二を拒むため、宮本と寝たことを伝える靖子。怒りで靖子に手を出した裕二に対して、宮本は「この女は俺が守る」と言い放つ。
この事件をきっかけに、心から結ばれた宮本と靖子に、ひとときの幸福の時間が訪れる。
ある日、営業先で気に入られた真淵部長(ピエール瀧)と大野部長(佐藤二朗)に誘われ、靖子を連れて飲み会に参加した宮本は、気合いを入れて日本酒の一升瓶を飲み干し、泥酔してしまう。
見かねた大野が、真淵の息子・拓馬(一ノ瀬ワタル)の車で送らせようと拓馬を呼びつけた。
そこに現れたのは、ラグビーで鍛えあげられた巨漢の怪物だった……!
泥酔する宮本と、宴会を楽しむ靖子、二人の間に、人生最大の試練が立ちはだかる————。
真利子哲也監督です。
原作は読んで無いのですが、ドラマはめちゃくちゃ夢中で見ていました。
毎週見る度に血液が沸騰しだして布団にくるまって絶叫して泣くこともしばしばでした。
それくらい壮絶に熱血なドラマでした。
ドラマがほぼパーフェクトな仕上がりでその世界観やらクオリティやらが完成しているように思えたので。
ドラマの映画化というフォーマットを辿るのがちょっと心配ではありました。
ただそんなのはただの老婆心でした。
なるほど納得の映画化です。
テレビでは出来ない過激描写盛り沢山でした。
テレビは営業マンのソフトな恋愛模様ありつつも仕事上での熱血勝負が柱でしたが。
映画はガッツリ恋愛奮闘記です。
恋愛奮闘記なんて言葉で表現してしまうとチープになってしまう気がしますが。
冒頭、いきなり傷だらけで抜けた歯を公衆便所の流しに吐き捨てる宮本。
まあ映画らしい壮絶な始まりです。
何か大怪我している状態でなんとか仕事を続け結婚に向け挨拶回りをしている宮本と中野。
何科壮絶な出来事があったのはプンプン伝わるのですが、良い焦らしと引っ張りでした。
そしていよいよ時間軸が少し戻ってその何かが暴かれていきます。
その辛さ、悔しさ、絶望、熱血、情熱。
もういろんな感情がマックスの目盛りで掻き立てられてすごかったです。
一般人の生活上の描写なのに、その感情っぷりは今まで見た映画で一番すごかった気がします。
ドラマのメイキング観た時に池松壮亮のその凄まじい体当たり演技が見ていて辛いほどでした。
もうこの映画、この作品のために死んでも良いくらいのすさまじい熱量がありました。
本当に歯を抜いたのか?膝蹴りは本当に入っていないか?拳の傷は本物?
って何もかもがリアルになってしまうほどの熱血演技です、これは伝説になること間違いなしでしょう。
インタビューを読んだら本当にそれくらいやる覚悟だったようですが。
その生々しい演出と熱血で命がけすぎる演技に全身の血液が沸騰してしまい終盤は大号泣してました。
もう何もかもに感動しました。
主演はもちろん池松壮亮ですがドラマのときの熱演に更に輪をかけて熱演でした。
上記のように、この役のために死んでもいいくらいの覚悟や勢いを感じました。
何処までがリアルで何処からが演出なのかがわからないです。
怪我や歯抜けも本当に見えたし、手の怪我や絶叫しすぎて喉が枯れてるのは少なくともリアルでした。
歴代の最優秀主演男優賞と比較してもトップクラスの出来です。
もう終盤は何されても感情が飽和していたので泣けました。
相手役の蒼井優もまた池松壮亮に負けないくらいすごかったですね。
かつて無い程の過激な体当たり演技で。
序盤からもうエロすぎてドキドキでした。
そういうシーンの度に山里が脳裏に出てきてちょっと邪魔ではありましたが。
その点で今年の結婚が彼女にとってプラスになるかマイナスになるかはまだ際どい気がしました。
一般人としては祝福したいですが天才女優としてはちょっと足かせになりそうな。
それでも凄まじいほどの激烈な熱演でした。
彼女がその名を知らない鳥たちがあんなに評価されたのならば今作はゆうにそれを越えていますね。
壮絶に辛い目に遭いますが男を狂わせる要素があるのも非常によく伝わりました。
こういう放っておけない女性っていますよね。
一ノ瀬ワタルがライバル役でしたがこれはもうキャスティングの勝利ですね。
絶対に勝てない勝ちようがないけど絶対に勝たなければいけないターゲットとしてふさわし過ぎました。
作品の特性上これまた命がけの撮影してましたね。
凄い体の張り方でした。
ピエール瀧は未だに出てくるとドキッとしてしまいますが。
今作では非常に重要な役どころでしたが。
やっぱり素晴らしい、替えの効かない役者ですね。
色々あるでしょうがやっぱり役者として純粋に評価してしまいますね。
佐藤二朗がコメディ一切なしでしっかりとハードボイルドキャラで素晴らしかったです。
密かに一番鋭くて洞察力あって推理力あって。
かなりいいスパイスになっていて欠かせなかったです。
柄本時生、星田英利、古舘寛治、松山ケンイチ等ドラマのレギュラーたちは大分出番が少なかったですが。
彼らが出てくることでドラマの回顧が出来て尺以上に効果的でした。
見た人全員の人生に影響を与えるくらいの力がある映画だと思います。
懸念なんてとうにぶっ飛ぶくらいの超熱血、究極の情熱映画でした。
そんなわけで10点。
を観ました。
文具メーカー「マルキタ」で働く営業マン宮本浩(池松壮亮)は、笑顔がうまくつくれない、気の利いたお世辞も言えない、なのに、人一倍正義感が強い超不器用な人間。
会社の先輩・神保(松山ケンイチ)の仕事仲間である、自立した女・中野靖子(蒼井優)と恋に落ちた宮本は、靖子の自宅での食事に呼ばれるが、そこに靖子の元彼・裕二(井浦新)が現れる。
裕二を拒むため、宮本と寝たことを伝える靖子。怒りで靖子に手を出した裕二に対して、宮本は「この女は俺が守る」と言い放つ。
この事件をきっかけに、心から結ばれた宮本と靖子に、ひとときの幸福の時間が訪れる。
ある日、営業先で気に入られた真淵部長(ピエール瀧)と大野部長(佐藤二朗)に誘われ、靖子を連れて飲み会に参加した宮本は、気合いを入れて日本酒の一升瓶を飲み干し、泥酔してしまう。
見かねた大野が、真淵の息子・拓馬(一ノ瀬ワタル)の車で送らせようと拓馬を呼びつけた。
そこに現れたのは、ラグビーで鍛えあげられた巨漢の怪物だった……!
泥酔する宮本と、宴会を楽しむ靖子、二人の間に、人生最大の試練が立ちはだかる————。
真利子哲也監督です。
原作は読んで無いのですが、ドラマはめちゃくちゃ夢中で見ていました。
毎週見る度に血液が沸騰しだして布団にくるまって絶叫して泣くこともしばしばでした。
それくらい壮絶に熱血なドラマでした。
ドラマがほぼパーフェクトな仕上がりでその世界観やらクオリティやらが完成しているように思えたので。
ドラマの映画化というフォーマットを辿るのがちょっと心配ではありました。
ただそんなのはただの老婆心でした。
なるほど納得の映画化です。
テレビでは出来ない過激描写盛り沢山でした。
テレビは営業マンのソフトな恋愛模様ありつつも仕事上での熱血勝負が柱でしたが。
映画はガッツリ恋愛奮闘記です。
恋愛奮闘記なんて言葉で表現してしまうとチープになってしまう気がしますが。
冒頭、いきなり傷だらけで抜けた歯を公衆便所の流しに吐き捨てる宮本。
まあ映画らしい壮絶な始まりです。
何か大怪我している状態でなんとか仕事を続け結婚に向け挨拶回りをしている宮本と中野。
何科壮絶な出来事があったのはプンプン伝わるのですが、良い焦らしと引っ張りでした。
そしていよいよ時間軸が少し戻ってその何かが暴かれていきます。
その辛さ、悔しさ、絶望、熱血、情熱。
もういろんな感情がマックスの目盛りで掻き立てられてすごかったです。
一般人の生活上の描写なのに、その感情っぷりは今まで見た映画で一番すごかった気がします。
ドラマのメイキング観た時に池松壮亮のその凄まじい体当たり演技が見ていて辛いほどでした。
もうこの映画、この作品のために死んでも良いくらいのすさまじい熱量がありました。
本当に歯を抜いたのか?膝蹴りは本当に入っていないか?拳の傷は本物?
って何もかもがリアルになってしまうほどの熱血演技です、これは伝説になること間違いなしでしょう。
インタビューを読んだら本当にそれくらいやる覚悟だったようですが。
その生々しい演出と熱血で命がけすぎる演技に全身の血液が沸騰してしまい終盤は大号泣してました。
もう何もかもに感動しました。
主演はもちろん池松壮亮ですがドラマのときの熱演に更に輪をかけて熱演でした。
上記のように、この役のために死んでもいいくらいの覚悟や勢いを感じました。
何処までがリアルで何処からが演出なのかがわからないです。
怪我や歯抜けも本当に見えたし、手の怪我や絶叫しすぎて喉が枯れてるのは少なくともリアルでした。
歴代の最優秀主演男優賞と比較してもトップクラスの出来です。
もう終盤は何されても感情が飽和していたので泣けました。
相手役の蒼井優もまた池松壮亮に負けないくらいすごかったですね。
かつて無い程の過激な体当たり演技で。
序盤からもうエロすぎてドキドキでした。
そういうシーンの度に山里が脳裏に出てきてちょっと邪魔ではありましたが。
その点で今年の結婚が彼女にとってプラスになるかマイナスになるかはまだ際どい気がしました。
一般人としては祝福したいですが天才女優としてはちょっと足かせになりそうな。
それでも凄まじいほどの激烈な熱演でした。
彼女がその名を知らない鳥たちがあんなに評価されたのならば今作はゆうにそれを越えていますね。
壮絶に辛い目に遭いますが男を狂わせる要素があるのも非常によく伝わりました。
こういう放っておけない女性っていますよね。
一ノ瀬ワタルがライバル役でしたがこれはもうキャスティングの勝利ですね。
絶対に勝てない勝ちようがないけど絶対に勝たなければいけないターゲットとしてふさわし過ぎました。
作品の特性上これまた命がけの撮影してましたね。
凄い体の張り方でした。
ピエール瀧は未だに出てくるとドキッとしてしまいますが。
今作では非常に重要な役どころでしたが。
やっぱり素晴らしい、替えの効かない役者ですね。
色々あるでしょうがやっぱり役者として純粋に評価してしまいますね。
佐藤二朗がコメディ一切なしでしっかりとハードボイルドキャラで素晴らしかったです。
密かに一番鋭くて洞察力あって推理力あって。
かなりいいスパイスになっていて欠かせなかったです。
柄本時生、星田英利、古舘寛治、松山ケンイチ等ドラマのレギュラーたちは大分出番が少なかったですが。
彼らが出てくることでドラマの回顧が出来て尺以上に効果的でした。
見た人全員の人生に影響を与えるくらいの力がある映画だと思います。
懸念なんてとうにぶっ飛ぶくらいの超熱血、究極の情熱映画でした。
そんなわけで10点。