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闇金ウシジマくん Part3

2016年09月30日 | 映画
闇金ウシジマくん Part3
を観ました。


派遣の仕事で食いつなぐ真司(本郷奏多)はある日街で、撮影中のタレントのりな(白石麻衣)を見かけ、一生縁がなさそうな美人に社会の格差を実感する。「誰でも稼げる」という塾を主宰するネット長者・天生翔(浜野謙太)の広告を見て半信半疑でセミナーに出席した真司は、人生の一発逆転を狙って億単位のマネーゲームに巻き込まれていく。
一方、サラリーマンの加茂(藤森慎吾)は妻がいながらキャバクラに通う日々。加茂にとってのマネーゲームは、美人キャバ嬢・花蓮(筧美和子)を落とすことだった。
人生は、喰うか喰われるかのマネーゲーム。ひとつ間違えばゲームオーバー。「それでも手に入れたいものがあるんだ!」。すべてを賭けて危ない橋を渡るヤツら。
彼らの行く手に、トゴ(10日で5割)という違法な高金利で金を貸すアウトローの金融屋・ウシジマ(山田孝之)が立ちはだかる。


ご存知の人気シリーズの映画第3弾です。
山口雅俊監督作品です。
闇金ウシジマくん専門の監督さんって印象が強いですね。

昔は漫画大好きで大量の漫画を読んでいましたが、大人になりほぼ読まなくなった僕が買っている数少ない漫画のひとつが闇金ウシジマくんです。
よもやこの漫画がドラマ化され映画化されこんなに大きなシリーズになるとは思いませんでした。
未だに「コレは地上波でやっていいの?」「劇場公開していいの?」という不安感はありますね。

テレビドラマでは独特のキャスティングで見事に原作に近い空気を出してますが、
映画ではそこそこ豪華なキャスティングでスケール感を見せてきた印象です。
日本社会の底辺、裏側をリアルに見せてくれる見事な作品ですね。

過去の映画ではそこそこ名のある役者たちが出演してましたが、
今作はfinalに向けて抑えめになっている印象です。

内容もそこまで過激では無かったですがやっぱり嫌な気分になりますね。
社会の嫌な部分を見せられます。

今回は恐喝されまくるサラリーマンとマルチ商法的なものに関わった人々がカウカウファイナンスに頼ってくるって内容でした。
今までよりはダークさは無くてウシジマくん史上では一番爽やかだったかも知れません。

山田孝之を始めカウカウファイナンスの面々はいつもの通り。
事務さんが最上もがになってました。

債務者の一人をオリエンタルラジオの藤森が演じてましたがかなりリアルで良かったです。
全然違和感なく見れたので今後役者としても活躍するかも知れませんね。
芸人さんは一般的な役者より人となりがわかりやすいので、クズ人間を演じる藤森は妙に説得力ありました。

最近よく見かける本郷奏多が実際主役的ポジションですが、なかなか良かったです。
必死にのし上がろうとする様は意外と勉強になり刺激にもなりました。

最近すっかり売れっ子俳優の浜野謙太は今作でもかなりクセのあるキャラで実にいいです。
めちゃくちゃ胡散臭くて、クズ人間で素晴らしかったです。
クセのあるキャラを演じさせたときのインパクトがかなりあるので色んな監督さんに重宝されるのも納得です。

白石麻衣はなかなか美人ですがまだまだインパクト不足ですかね。
ただ相当ルックスがいいので今後も女優業で売れていくことを期待しますね。

筧美和子はあまり好みではないですが、なかなかセクシーな演技をしていて良かったです。
キャバ嬢としては結構リアルな感じだと思いました。

そして自分の好きなさくらゆらが出ていましたが、意外と演技が素晴らしかったです。
かなりウシジマくんらしいキャラでした。
もちろんセクシーシーンもあって嬉しかったです。

しかし日本社会の闇の部分を世に知らしめる重要な役割を持った作品ですね。
finalも楽しみです。


そんなわけで7点。

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