メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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アラジン

2019年06月10日 | 映画
アラジン
を観ました。


ダイヤモンドの心を持ちながら、本当の自分の居場所を探す貧しい青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミンと、 “3つの願い”を叶えることができる“ランプの魔人”ジーニー。
果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの“本当の願い”に気づき、それを叶えることはできるのだろうか──?


ガイ・リッチー監督作品です。

なんとアラジンのアニメは観たことがありません。
まだディズニーを受け入れられるメンタルが育ってない頃の作品なので。
なので実写化へのハードルというものは持たずに見に行きました。

そして何より驚きなのがこの手の作品をガイ・リッチーがやっているということです。
今までも意外な監督がミーハー企画にアサインされた驚きは体験してきましたが、個人的には過去最高な気がします。
クールでスタイリッシュでひねくれでコメディでハイセンスで、自分のセンスを育ててくれた一人だと思っています。

結論ですがちょっとガイ・リッチーらしさはありましたが、大半はディズニーらしさでした。
ランプの魔人のキャラクターやらハイスピードなテンポでの会話劇。
会話とともに激しく姿を帰るランプの魔人。
その辺はガイ・リッチーらしさを感じました。

大まかにはそういうクセは感じさせず、パイレーツ・オブ・カリビアンや美女と野獣などと近いです。

元々物語を知らなかったのでまずはそういうの知って目からうろこでした。
ああアラジンってこういう物語なのね、と思いながら見ていました。
主人公のアラジンは良い人のようで個人的にはただの盗人で、しかも盗まれた側を悪く描写してる感じでちょっとピンときませんでした。

ランプの魔人は呼び出した人皆に平等なのかと思いきや意外と人を見ていてアラジンには非常に贔屓的でした。
悪者が呼び出した時は結構ネガティブで可能な限り抵抗しようとしていきます。
ドラゴンボールの神龍みたいなものでお願いにはいくつかのルールがあって結構その制御がややこしいです。
そして憲法解釈の論争みたいにルールに関しての解釈で対決したりします。
時々屁理屈に思えてずるいと思うようなこともありました。

ざっくり言ってしまえばアラジンが猿と魔法の絨毯とともにランプの魔人を使ってジャスミンを口説く物語ですが。
魔法の絨毯の活躍っぷりが目覚ましいです。
困った展開、ピンチの展開でもなんだかんだ魔法の絨毯が助けてくれます。
これ主役は魔法の絨毯でも良いんじゃないかって思うほどでした。

初めて見ましたが例の有名な曲は流石に知っています。
映画館でそのシーンが来たらやっぱり良いですね、まあまあ中盤でしたがそこがピークにさぶいぼでした。
クライマックスには、まあ予定調和的ですが流石にホロッと感動しました。

主演のアラジンを演じたのはメナ・マスードという人です。
この話題作においては非常に珍しいですがほぼ無名な人をキャスティングしています。
もとを知らないですが人種的にもこのアラビアンな世界観にはとてもマッチしていました。
これをステップに今後の活躍も期待できますね。

ヒロインのジャスミンは大好きなナオミ・スコットが演じていました。
パワーレンジャーで観た時に一気にファンになりましたが、久々に見ました。
相変わらずかわいいしこのキャスティングにはとてもマッチしていたと思います。

ランプの魔人ジーニーはウィル・スミスでした。
近年ではトップクラスのスターだと思うのでよくこのキャラにキャスティングできたなと感心しました。
非常にコメディなキャラで流石の存在感でした。
結局一番ホロッとさせる美味しいところを持っていっていました。

ディズニーの実写映画ならではの流石の娯楽性とクオリティでした。
自分が期待したガイ・リッチーらしさが弱かったのはちょっと残念でした。
ガイ・リッチーじゃなくても良かった気がします。


そんなわけで7点。
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