スノー・ロワイヤル
を観ました。
雪の町キーホーで模範市民賞を受賞するほどの除雪作業員ネルズ・コックスマン。
ある日、一人息子が地元の麻薬組織に殺されてしまう。
マフィアの存在に気付いたネルズは復讐を開始。
彼は闇のキャリアで身に付けた特殊なスキルではなく、除雪作業で身に付けた土地勘と体力と犯罪小説で続んだ知識で一人また一人と敵を追い詰めていく。
しかし、敵対する麻薬組織の仕業と勘違いした彼らはその組織を襲撃。
相手もその報復に出る。静かな田舎町で起きた久々の事件に、地元警察はテンション上がりっぱなし。
ネルズの戦いは、全てを巻き込みながら全く思いもよらない方向へと進んでいくのだった…。
ハンス・ペテル・モランド監督です。
今や一つのジャンルになったと言っていいリーアム・ニーソンアクションです。
そんな予告ですが、ちょっとふざけた感じもある予告編でした。
観てみたら納得の内容です。
予告編はこの作品をちゃんと表している思います。
かなりふざけたシュールなナンセンスなバイオレンスコメディです。
一人の男の復讐劇をきっかけに勘違いした白人系ギャングと先住民ギャングの争い。
かなり人が死にますが、基本的に残虐なれど人が死ぬシーンがイチイチ笑いのポイントになっています。
最初は気持ち的に普通のバイオレンス・アクションと思ってしんどい気持ちで殺しのシーンを観てましたが、後半に行くにつれてなれていきます。
そこがまず、おや?って感じなのですが。
後半の殺しのシーンはもう笑わずにはいられず肩を揺らして笑いました。
この映画の大きな仕組み、構造、表現手法ですが。
人が死ぬ度に画面は暗くなり中心に墓碑的にその人の名前と十字架とかの字幕だけのシーンになります。
どんなに脇役でも死んだ人はみんな平等にその演出をしてもらえます。
もうその刷り込みが出来上がった頃には逆手に取るようなコメディになっていきます。
その字幕描写でできるボケを結構良いテンポで打ち込んできます。
それがあるので殺されるシーンをまるごとカットされている人もいます。
その場面だけでなくきっかけのみで流れごとカットです。
それ以外もこの作品はわかりきったことはもう描かないというハイセンスなコメディでした。
そういうぶっ飛んだ先鋭的な思想は大好きです。
吹雪な雪国での抗争、容赦ない殺意と殺人。
それを全て笑いに変えるセンス。
どれも好物でした。
リーアム・ニーソンは既存のリーアム・ニーソン・アクションをフリにしたようなキャラです。
完全にそれも利用したずるいコメディです。
ほとんど笑顔は無いですが、漫画等でよくあるコメディ演出、ショッキングなシーンを観た時に無表情で踊ろうタイプのやつですね。
マジ?ヤバ!みたいなのも全部無表情でいけます。
麻薬王役はトム・ベイトマンでした。
ためらいなくすぐ人を殺すキャラでしたが、正直ここがもっと雰囲気怖い役者だったらもっと面白くなったかな?とも思いました。
ただ間抜けな面も必要だったので妥当かもです。
その分先住民のボスを演じたトム・ジャクソンは非常に強面でした。
ほぼ無表情で迷いのないキャラでした。
警察役をエミー・ロッサムがやっていました。
この警官役がそこまで真面目でもないっての納得の設定でした。
リーアム・ニーソンの妻役をローラ・ダーンがやっていました。
作品の特性上出番は少なかったです。
ほかはあまり有名では無いですがみんな不思議と印象的で、そういうふうに描いた監督は見事です。
これを面白がるのは不謹慎な気がしますが面白かったです。
そんなわけで8点。
を観ました。
雪の町キーホーで模範市民賞を受賞するほどの除雪作業員ネルズ・コックスマン。
ある日、一人息子が地元の麻薬組織に殺されてしまう。
マフィアの存在に気付いたネルズは復讐を開始。
彼は闇のキャリアで身に付けた特殊なスキルではなく、除雪作業で身に付けた土地勘と体力と犯罪小説で続んだ知識で一人また一人と敵を追い詰めていく。
しかし、敵対する麻薬組織の仕業と勘違いした彼らはその組織を襲撃。
相手もその報復に出る。静かな田舎町で起きた久々の事件に、地元警察はテンション上がりっぱなし。
ネルズの戦いは、全てを巻き込みながら全く思いもよらない方向へと進んでいくのだった…。
ハンス・ペテル・モランド監督です。
今や一つのジャンルになったと言っていいリーアム・ニーソンアクションです。
そんな予告ですが、ちょっとふざけた感じもある予告編でした。
観てみたら納得の内容です。
予告編はこの作品をちゃんと表している思います。
かなりふざけたシュールなナンセンスなバイオレンスコメディです。
一人の男の復讐劇をきっかけに勘違いした白人系ギャングと先住民ギャングの争い。
かなり人が死にますが、基本的に残虐なれど人が死ぬシーンがイチイチ笑いのポイントになっています。
最初は気持ち的に普通のバイオレンス・アクションと思ってしんどい気持ちで殺しのシーンを観てましたが、後半に行くにつれてなれていきます。
そこがまず、おや?って感じなのですが。
後半の殺しのシーンはもう笑わずにはいられず肩を揺らして笑いました。
この映画の大きな仕組み、構造、表現手法ですが。
人が死ぬ度に画面は暗くなり中心に墓碑的にその人の名前と十字架とかの字幕だけのシーンになります。
どんなに脇役でも死んだ人はみんな平等にその演出をしてもらえます。
もうその刷り込みが出来上がった頃には逆手に取るようなコメディになっていきます。
その字幕描写でできるボケを結構良いテンポで打ち込んできます。
それがあるので殺されるシーンをまるごとカットされている人もいます。
その場面だけでなくきっかけのみで流れごとカットです。
それ以外もこの作品はわかりきったことはもう描かないというハイセンスなコメディでした。
そういうぶっ飛んだ先鋭的な思想は大好きです。
吹雪な雪国での抗争、容赦ない殺意と殺人。
それを全て笑いに変えるセンス。
どれも好物でした。
リーアム・ニーソンは既存のリーアム・ニーソン・アクションをフリにしたようなキャラです。
完全にそれも利用したずるいコメディです。
ほとんど笑顔は無いですが、漫画等でよくあるコメディ演出、ショッキングなシーンを観た時に無表情で踊ろうタイプのやつですね。
マジ?ヤバ!みたいなのも全部無表情でいけます。
麻薬王役はトム・ベイトマンでした。
ためらいなくすぐ人を殺すキャラでしたが、正直ここがもっと雰囲気怖い役者だったらもっと面白くなったかな?とも思いました。
ただ間抜けな面も必要だったので妥当かもです。
その分先住民のボスを演じたトム・ジャクソンは非常に強面でした。
ほぼ無表情で迷いのないキャラでした。
警察役をエミー・ロッサムがやっていました。
この警官役がそこまで真面目でもないっての納得の設定でした。
リーアム・ニーソンの妻役をローラ・ダーンがやっていました。
作品の特性上出番は少なかったです。
ほかはあまり有名では無いですがみんな不思議と印象的で、そういうふうに描いた監督は見事です。
これを面白がるのは不謹慎な気がしますが面白かったです。
そんなわけで8点。