メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

俺はまだ本気出してないだけ

2013年06月18日 | 映画
俺はまだ本気出してないだけ を観た。


大黒シズオ(堤真一)、42歳、バツイチで子持ち。
「本当の自分を探す」と勢いで会社を辞めるも朝からゲームばかり。
父親(石橋蓮司)には毎日怒鳴られ、高校生の娘静子(橋本愛)に借金し、バイト先ではミス連発。
そんなある日、突然「俺、マンガ家になるわ」と宣言。
根拠のない自信をもとに出版社に持ち込みを続け、編集者に励まされつつ雑誌掲載を目指す日々。
描くことがな~いと悩み、父とケンカして(この歳で)家出。
幼馴染やバイト先の友人も巻き込みながら、ボツばかりなのは「運がないから」とペンネームを変える始末。
こんなシズオにデビューの日は訪れるのか…!?

って話。


将来のことは考えないようにしています・・・というキャッチコピーなので観てみました。
唯一読んでいた漫画雑誌IKKIの連載漫画なので当然原作はよく知っています。

しかも今僕の中で最も熱いコメディクリエーター、
最も直近で僕が天才と思わされている福田雄一が監督をするというので。
勇者ヨシヒコシリーズ、33分探偵、コドモ警察と近年ほぼ満点ドラマを連発している福田雄一。

かなり前から情報は得ていました。
なのでちょっと高すぎるハードルでみてしまいました。

原作を知っている知人と話したりしましたが、キャスティングは論争を招く感じですよね。
キャスティングに込めた監督の思いも良く伝わりますね。

感想はなかなか良し、及第点と言ったところです。
コレは僕にあまりに土台があり過ぎることが原因なのでしょうが・・・。
原作のダメダメ感がイマイチ薄れていてちょっとポジティブな作品になっていました。
福田雄一ということでもっとしっかりしてないアホアホな面白さを期待したのですが、
結構しっかりした真面目な作りになっていました。
とことんぶっ壊れたふざけきった事をハイセンスに真剣に出来るところが好きなので。

とにかく現在ニートの自分を観ているようで刺激的ではありましたが。

堤真一は頑張って福田雄一ワールドに染まろうとしてる感じはありましたが。
ちょっと元の個性が強いですね。

生瀬勝久は真面目な役でした。
彼こそもっとコメディやらせてもいい気はしましたが。

山田孝之はほぼ完璧ですね。
常連だけあって福田雄一の世界観にぴったりなので。

福田雄一にとっては決して悪くない素材だったと思うのですが・・・。
やはりキャスティングが違ったかなー。
そんなんも超越した福田雄一ワールドで仕上げたのかな?とも思ったのですが、
結構まっとうな作品にまとまってました。
いつものバッチシ感は得られませんでした。

ちょい役で出てきた常連の佐藤二朗、ムロツヨシが出てきて山田孝之と絡んだりするともう笑けて仕方ないです!
この辺はもう無敵に面白いですね。
この辺で僕のようなファンを喜ばしてくれました。
この辺の王道キャストでもう一回何かやって欲しいです。


そんなわけで7点です。


大洗にも星はふるなりのような舞台っぽい作品がいいんですかね。
でも面白いです。

今度やるドラマ天魔さんがゆくも楽しみで仕方ないです。

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