メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

映像研には手を出すな!

2020年10月01日 | 映画
映像研には手を出すな!
を観ました。


迷彩帽に迷彩リュックの少女・浅草みどり(齋藤飛鳥)は、アニメが好きで、人並み外れた想像力があるのだが、見知らぬ人に話しかけられると卒倒してしまうほどの極度の人見知り。
浅草の中学からの同級生・金森さやか(梅澤美波)は長身で美脚、金儲けに異常な執着を見せるタイプだ。
2人が入学した芝浜高校は、413の部活動と72の研究会およびそれに類する学生組織がある、一言でいえばカオスな高校。
この部活動および学生組織を束ねているのが大・生徒会。道頓堀透(小西桜子)、ソワンデ(グレイス・エマ)、阿島(福本莉子)、王(松﨑亮)が幹部として運営を司っている。
そんな芝浜高校で、浅草と金森はカリスマ読者モデルの水崎ツバメ(山下美月)と出会う。
ツバメもまた、芝浜高校に入学してきた新入生で、実はアニメ好きでアニメーター志望だった。
運命的な出会いを果たした3人はアニメ制作に邁進することを決意する。
こうして、電撃3人娘の「最強の世界」を目指す冒険が始まった!!!


英勉監督作品です。
毎度毎度言いますが大好物な監督さんなので毎回観に行きます。
しかもあさひなぐ以降大好きな乃木坂46とタッグが多いのでありがたいです。

英勉作品なのでもちろんぶっ飛び系ハイテンションコメディです。
原作やアニメは見ていないですがテレビドラマは見ていました。
それが非常に面白かったのでそのまんまの期待で観に行きました。

多少ドラマのダイジェスト的に同じシーンが使われています。
内容はテレビドラマの続きですかね、学園祭に向けてのすったもんだなお話でした。
ドラマ版での起承転結を似たような展開です。
ただテンポが早くてテンションも高くてかなり騒がしい仕上がりになってました。
梅澤美波演じる金森さやかが徹底したツッコミ役でツッコミ棒的なもので他のキャラをバシバシ叩いてます。
時にはかなり食い気味にバシバシ叩いてますが、感情的にはそれでも足りないくらいに感じるくらいの内容でした。

登場人物たちのテンションが高すぎてちょっと共感できなすぎてついていくのが難しい部分もありました。
作品特有のマニアックさと目の付け所、説得力は相変わらず素晴らしいです。
むしろ今までより増していた気がします。
遊び心溢れる実写とアニメの融合も増えていて、更にガチなCG描写にまでなっていて。
コメディ映画なので薄れがちですがその辺のクオリティは高かったです。

桜田ひよりや浜辺美波という豪華なゲストキャストと映画ならではのスケール感。
クライマックスに向かう盛り上がり方はとても映画らしかったですね。

主演の齋藤飛鳥は相変わらず激カワなのですが今作のキャラクターは新しすぎてたまらないですね。
どちらかと言うとクールビューティーなイメージの彼女が大クセのコミカルオタクキャラで。
姿勢から喋り方からなりきりが素晴らし過ぎますね。
彼女の役の幅も一気に広げているし、女優としてのグレードをかなり上げたと思います。
とにかくかわいいですね。

山下美月はモデルで人気者のに齋藤飛鳥と一緒になって子供みたいに面倒くさい面を発揮するキャラです。
今まで余り女優業を見てないので馴染みが無いですが、ルックスの良さを生かしていい存在感でした。

梅澤美波は今まであまり認識したことなかったので今作で一気に個人的な知名度が上がりました。
乃木坂っぽいルックスでクールで強気なキャラで。
進行役でとても重要な役でしたしツッコミが上手くてとても好感度あがりました。

小西桜子は今作では主人公たちの敵に相当する立場でした。
映画・初恋でのヒロインがとても印象的ですが将来のスター候補ですね。

同じく敵役な福本莉子は個人的に今大注目だしかなり好みです。
すでに色んな性格の役を見てますがどれもキュートで良いですね。

同じく敵役だけど若干味方みたいな生徒会・書紀をグレイス・エマが演じたいます。
クールでかっこよくてなかなか印象的な子です、今後活躍しそうな予感はありますね。

新たな仲間の音響部部員を桜田ひよりが演じていました。
齋藤飛鳥や山下美月同様のオタククリエイターで独特の大クセで面白かったです。
セリフは少なめでアクションで伝える感じでした。

板垣瑞生がロボット研究部部員役でした。
最近多くの作品で見かけますね。
コレまたいい感じのオタク感でマニアックキャラでした。

赤楚衛二も同じくロボット研究部部員でした。
自分が見る作品によく出てるしハンサムで将来性を感じますね。

気象研究部部員を浜辺美波が演じていました。
ゲスト的でちょっとしか出てないので、あれ?浜辺美波??と疑いながら見てしまうほど。
贅沢な起用で驚きました。

高嶋政宏が大クセの顧問先生役でした。
いつの間にかこの辺の奇人ポジションを確立してますね。

ドラマ版からしっかりグレードアップしていて妥当に楽しめました。
英勉監督と乃木坂46のコンビネーションは続いて欲しいですね。


そんなわけで7点。
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