記憶屋 あなたを忘れない
を観ました。
人の記憶を消せる“記憶屋”っていう人がいるらしい―。
大学生の遼一(山田涼介)は、恋人・杏子(蓮佛美沙子)にプロポーズをOKしてもらい幸せの絶頂にいたが、その翌日から杏子と連絡が取れなくなってしまう。
数日後、偶然に駅で杏子を見かけた遼一は声をかけるが、杏子は遼一のことを一切憶えていなかった。
実は遼一は過去に同じ経験をしたことがある。
幼少期に幼馴染の真希(芳根京子)が自分の目の前で一部の記憶を失ったのである。
遼一は都市伝説的な“記憶屋”のことを知り、真希と弁護士の高原(佐々木蔵之介)とともに、杏子が記憶を失った原因を探すことに。
高原は記憶屋の存在に半信半疑ではあったが、一人娘のためにある記憶を消したいと焦っていた。
高原の人生は残りわずかだったのである。
記憶屋の正体に近づくにつれ、遼一は多くの人が記憶屋に人生を救われていることを知る。
だとしたらなぜ杏子の中から遼一の記憶だけが消えたのか。
彼らがたどり着いたその先には、運命を大きく変える真実があった―。
平川雄一朗監督・脚本です。
自分がなかなか高評価してきたドラマの演出をしていたのでそれなりの期待値で見に行きました。
日本映画でちょいちょいある感じのファンタジージャンルって感じですね。
都市伝説を発端とする設定も日本映画ならではって感じですね。
ある日、婚約者が記憶を無くした摩訶不思議な出来事に遭遇した主人公が協力者とともに都市伝説の噂を解明しようという。
ミステリー要素は強く、最初は謎だらけです。
登場人物それぞれに記憶屋にまつわる因縁がある感じで、不思議な関係性で繋がっていました。
序盤を見ている最中は「どういうことなんだろう?」とそこそこ没入できました。
中盤からはまあまあ鋭い人なら色々想像して当ててしまいそうな感じでした。
別に思いっきりどんでん返しさせようって感じでもないのでわからせるのも計算の内でしょう。
なかなかロケーションにこだわって印象的なシーンはいくつかありました。
自然のシーンも屋内のシーンも。
全体的には印象が薄く、ラストの感動シーンもフォーマットどおりな感動演出って感じで泣けはしませんでした。
結構な予定調和なベタな展開でしょう。
記憶という目には見えないものを扱っているので曖昧で哲学的な考察にもなっていきますが。
それが上手に回収できていたか?はちょっと判断が難しいところでした。
しかも記憶を消すルールははっきりとはしていませんでした。
記憶屋さんがふわっと都合よく明確な箇所を消すのはちょっと謎でした。
記憶というそのものを解説するようなフェースがもう少しアレば違ったかもですね。
ただそういう要素よりも記憶に纏わる人間ドラマを描いて感動を描きたかった印象でした。
主演の山田涼介は年々演技がよくなって来ていますね。
ルックスも非常に印象的で存在感もあるし、演技も親近感あるので今後も活躍しそうですね。
芳根京子はルックスもキャラクターもなかなか好みですが。
どの仕事でも妥当に結果をだして地道に叩き上げな感じでキャリアを積んでいますね。
今作は結構この子の演技に依存するようなクライマックスだったので存在感は大きく流石のお仕事でした。
可愛さと演技力が備わっているのでまだまだ売れていくでしょう。
佐々木蔵之介が大学の講師に来ていた弁護士で主人公同様に記憶屋を探している男でした。
佐々木蔵之介の使い方としてはちょっともったいない気もしましたが役幅は広いので何でも妥当にこなします。
蓮佛美沙子は主人公の婚約者で記憶を失う役でした。
ルックスはさほど好みでは無いですが演技力はなかなかだと思うのでもう少し彼女の演技力を活かすシーンが欲しかったですね。
老若男女楽しめそうな妥当な娯楽作品ですがインパクトは少なめでした。
そんなわけで5点。
を観ました。
人の記憶を消せる“記憶屋”っていう人がいるらしい―。
大学生の遼一(山田涼介)は、恋人・杏子(蓮佛美沙子)にプロポーズをOKしてもらい幸せの絶頂にいたが、その翌日から杏子と連絡が取れなくなってしまう。
数日後、偶然に駅で杏子を見かけた遼一は声をかけるが、杏子は遼一のことを一切憶えていなかった。
実は遼一は過去に同じ経験をしたことがある。
幼少期に幼馴染の真希(芳根京子)が自分の目の前で一部の記憶を失ったのである。
遼一は都市伝説的な“記憶屋”のことを知り、真希と弁護士の高原(佐々木蔵之介)とともに、杏子が記憶を失った原因を探すことに。
高原は記憶屋の存在に半信半疑ではあったが、一人娘のためにある記憶を消したいと焦っていた。
高原の人生は残りわずかだったのである。
記憶屋の正体に近づくにつれ、遼一は多くの人が記憶屋に人生を救われていることを知る。
だとしたらなぜ杏子の中から遼一の記憶だけが消えたのか。
彼らがたどり着いたその先には、運命を大きく変える真実があった―。
平川雄一朗監督・脚本です。
自分がなかなか高評価してきたドラマの演出をしていたのでそれなりの期待値で見に行きました。
日本映画でちょいちょいある感じのファンタジージャンルって感じですね。
都市伝説を発端とする設定も日本映画ならではって感じですね。
ある日、婚約者が記憶を無くした摩訶不思議な出来事に遭遇した主人公が協力者とともに都市伝説の噂を解明しようという。
ミステリー要素は強く、最初は謎だらけです。
登場人物それぞれに記憶屋にまつわる因縁がある感じで、不思議な関係性で繋がっていました。
序盤を見ている最中は「どういうことなんだろう?」とそこそこ没入できました。
中盤からはまあまあ鋭い人なら色々想像して当ててしまいそうな感じでした。
別に思いっきりどんでん返しさせようって感じでもないのでわからせるのも計算の内でしょう。
なかなかロケーションにこだわって印象的なシーンはいくつかありました。
自然のシーンも屋内のシーンも。
全体的には印象が薄く、ラストの感動シーンもフォーマットどおりな感動演出って感じで泣けはしませんでした。
結構な予定調和なベタな展開でしょう。
記憶という目には見えないものを扱っているので曖昧で哲学的な考察にもなっていきますが。
それが上手に回収できていたか?はちょっと判断が難しいところでした。
しかも記憶を消すルールははっきりとはしていませんでした。
記憶屋さんがふわっと都合よく明確な箇所を消すのはちょっと謎でした。
記憶というそのものを解説するようなフェースがもう少しアレば違ったかもですね。
ただそういう要素よりも記憶に纏わる人間ドラマを描いて感動を描きたかった印象でした。
主演の山田涼介は年々演技がよくなって来ていますね。
ルックスも非常に印象的で存在感もあるし、演技も親近感あるので今後も活躍しそうですね。
芳根京子はルックスもキャラクターもなかなか好みですが。
どの仕事でも妥当に結果をだして地道に叩き上げな感じでキャリアを積んでいますね。
今作は結構この子の演技に依存するようなクライマックスだったので存在感は大きく流石のお仕事でした。
可愛さと演技力が備わっているのでまだまだ売れていくでしょう。
佐々木蔵之介が大学の講師に来ていた弁護士で主人公同様に記憶屋を探している男でした。
佐々木蔵之介の使い方としてはちょっともったいない気もしましたが役幅は広いので何でも妥当にこなします。
蓮佛美沙子は主人公の婚約者で記憶を失う役でした。
ルックスはさほど好みでは無いですが演技力はなかなかだと思うのでもう少し彼女の演技力を活かすシーンが欲しかったですね。
老若男女楽しめそうな妥当な娯楽作品ですがインパクトは少なめでした。
そんなわけで5点。