正義って

白バイに捕まった。

交通安全の日かなんかで町中に警察が居て取り締まっていた。

僕には無関係と思っていたら止められた。

交通禁止制限違反だそうだ。


４車線の道路の右２車線が途中立体になり交差する道路の下をくぐる作り。

東京ならではの道である。

その右２車線の内僅かな区間、メートルにして数十メートル、バイクなら本当に僅かな区間。

そこの区間だけ二輪車は通ってはいけなかったそうだ。

僕は安全運転なのでテクテク箱根から千葉のアパートへ帰る途中だった。

神奈川の方から来ると途中左からの道と合体して必然と右側の２車線の方を走る事になる。

先にそんな区間があるなんて知らない僕は交通量が多い中、リスクを犯して左まで車線変更しようなんてまるで思わなかった。

４時間半ののどかなツーリングが最悪になってしまった。

白バイ隊員さんはそれなりにいい人だった。

「初めて通ったのかな、ちょっとわかりにくかったかもしれないね、上にちゃんと二輪車通行禁止って書いてあったんだよ、わかりにくいから普段から二輪車が通っちゃうんだよ、今日は交通安全運動してるから・・・」

などと言う。

最初はあっけにとられて「知らなかったものですいませんでした」と下手に出て、書類を作り終わるのをまっていた僕だが、その間、その区間をビュンビュン通っていく沢山の二輪車を見ていたら己の不運やら、警察の理不尽さに段々怒りがこみ上げてきて、僕の元へ戻ってきた白バイ隊員さんに切れてしまった。

見てると、さっきから二輪車沢山通っているじゃあーりませんか

これはわかりにくい道だからじゃないですか？

これ悪いの僕じゃなくて、この道路つくった人なのでは？

ってかわかりにくいって初めからわかっててそこで待ち伏せしてんだったら入口で俺が入らないように止めろや！
走らせておいてすぐ来て、ハイ残念でしたみたいにバイク止めさせて！


何が交通安全運動じゃ！！
危険を犯させられてるやんけ！！
やってる事のレベルは振り込め詐欺と同じやんか！！！

お前らみたいなもんの何処に正義があんねん！！！！


と普段会社でも冷静で通っている僕も切れてしまった。（注：実際は同意の内容を少し抗議的に言っただけです、紳士なので）

判定が覆らないのはわかっていたが、自分に罪の意識は生まれず、どうしても納得がいかず、罰金や減点は諦めたが、このまま黙って帰るにはあまりにも理不尽に感じてしまったのです。

僕を捕まえた白バイ隊員さんは決して悪い人では無かったです。

僕に簡単に謝ってもくれました。

ただこのお上の体質的なものに急に嫌気がさしてしまいました。

僕は自分で言うのも何ですが安全運転で、スピードにも興味がなく危ない運転は相当しない方です。

バイクも何の改造もしてません。静かーです。

97歳になったおばあちゃんの誕生日を祝いに養護施設に行った帰りでした。

優しーい子です。


免許を取ってはや10年強、ゴールド免許でした。

免許取りたての時に駐車違反、一年前くらいに二段階右折違反で捕まった事がある。

僕は落ち込みながらも自分が悪いと素直に謝って罰を受けた。

今回はトラップに引っかかったみたいでどうも納得できませんでした。

過ぎた事は仕方ない。

高い授業料を払ったとしよう。

その他どんな違反トラップが街に仕掛けてあるのか、教えてください。




警察って何する人達の事を指すのですか？

正義とは一体なんの事ですか？

世界は二周くらい行き過ぎてしまっている。