メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

目指す光

2005年07月05日 | ボクヲサガシテル
目指す光が僕の前から消えて、しばらくが何事も無く過ぎていた。

先週から新しい会社に勤め始めた。小さいベンチャーな会社だが、なかなか人間の質の良い、良き会社だと、今の所感じている。かなりの倍率の中、採用していただいたし、前の会社よりレベルアップしているから、前の会社が無くなった事も結果オーライという感じである。
毎日、親切にプログラミングなどを教わっている。何回目かの新しい環境に僕は足を踏み入れた。
それは、それなりに満たされた日常だ。

痛み、苦しみ、悲しみ、情熱、激情、青春の日々。
そんなもん達が実に清々しげに僕を通り過ぎてゆき、僕自身は平凡を徐々に受け入れはじめる。

それを成長と呼ぶのなら、僕はそれは違うと言いたい。
人生の足跡に後悔のあるものなんて成長と呼ぶには、もっと長い時間が必要だ。
僕がこれからどんな人生を生きるのか。
同じような人生を歩んでいた友達が我が子を抱く姿も目にするようになる。
しかし僕にはまだまだ時間は残されていて、いろんなことを「もうこの歳じゃ・・・」みたいに考えてしまったら、おそらく人生の折り返し地点にすら辿り着いていない僕の残りの時間はどうやって過ごせば良いのだろうか?
退屈を埋めるために、誰かを求め、それを家族と呼んだり、それを生きがいと呼んだり、僕にはまだまだ出来ない。

つまるところ、現状にそこそこ満足しつつも無いものねだりをやめない僕の欲望には、現状とは常に大いに不満だらけなのである。

若い頃には晴れた青空の下でも爛々と輝いていた目指す光は、今は暗闇の中でさえ、その光を見つけるのが困難になった。それは僕が老いた証かもしれない。しかし僕が先にやめない限りは、何一つだって終わらない事はわかっているのだ。

新しい環境になるとすぐにナーバスになってしまい、用も無いのに夜中起きていて、ほとんど寝ずに仕事に行くものだから、えらくくたびれている。

ここが僕の執着駅なのか?その自問自答が日々繰り返される。

ココハチガウ

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おつかれさま (さつま)
2005-07-09 23:00:22
新しい職場はもう慣れたかな。

またじっくり飲みながら語らいたいねえ。
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