メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

俺アカデミー賞2018 20位〜11位

2019年02月20日 | 映画
つづき。


20位 ダンガル きっと、つよくなる
年に一本はめちゃくちゃ名画を輩出するボリウッドですが、2018年の一本はコレですね。
ものすごい熱量で描かれた実話ベースのスポ根です。
偉大なレスリング選手が非常識に思われながらも超スパルタで娘たちをオリンピック選手に育て上げていく感動物語でした。
まずは映画のスケール感が素晴らしいのです。
日本ではまだそこまでボリウッドが受け入れられていない雰囲気もありますが、インド映画をあまり観たことない人は観たほうが良いです。




19位 レディ・プレイヤー1
非常に話題になった超SF映画でいろんなキャラクターや映画との容赦ないコラボを踏まえて新しい映画の時代を感じさせた映画でした。
まずは未体験の映像世界でありながらスピルバーグ自らによるスピルバーグオマージュな映像もふんだんで。
作品としてのスケール感もストーリー展開も最高峰でした。
マイノリティ・リポートに次ぐスピルバーグの新たな未来予言って感じでした。




18位 レッド・スパロー
大好きなジェニファー・ローレンスが壮絶なスパイを演じた力作です。
作品の重厚感が大衆映画の枠を超えていて非常に見応えありました。
容赦ない描写とそれに見合う起承転結はお見事でした。




17位 リバーズ・エッジ
散々名作を作ってきた行定勲監督が今の本気を見せたって感じの名画です。
個人的には自分と同世代くらいの主人公たちが自分が生きたのと同じような時代を過ごしているのがたまらなかったです。
そしてその時代のその世代の思春期のめちゃくちゃな難しさが見事に表現されていました。
暴力もいじめも複雑な男女関係も今のような社会問題以上に日常でした。
河原の死体が心の支えというナイーブすぎる設定がたまらなかったです。
閉塞感漂わせる画面サイズで作品の作家性も非常に感じさせました。
衝撃的だし忘れがたき悲しい青春映画でした。




16位 犬ヶ島
映画の説明が難しいですがただただモダンアートなすごい作品でした。
毎度モダンアートなウェス・アンダーソン作品ですがここにセンスが極まったかのようなインパクトでした。
斬新な日本文化の描写、ほとんどのシーンをキャプチャして個展開きたくなるようなセンスです。
何度も見返してもっと理解したいと思いました。




15位 イコライザー2
自分の中ではアクション映画の最高傑作であるイコライザーの続編。
続編が作られるとは思わなかったので嬉しい限りでした。
続編なのでもちろん主人公の正体はネタバレしてからの始まりなので前作ほどの衝撃は無いですが、前作同様の痛快さは健在でした。
結局この主人公が圧倒的に強いってことです。




14位 君の名前で僕を呼んで
自分でも自分がわからない中で同性愛に目覚めていく感じ、その切なさ。
一見ストーリーに影響を及ぼさないようなシーンばかりですがその中にちょっとしたヒントのような要素が。
決定的なことのようでまた踏みとどまって戻ったり、叙情的で自然すぎる描写の連続がめちゃくちゃハイセンスでした。
結局何か大きなことが起きるわけでもないのですが、切なすぎるクライマックスでした。
単純な恋愛ものでは無いだけに余計切なかったです。




13位 響 -HIBIKI-
圧倒的な天才の圧倒的な我が道を行くヒーロー像は相当痛快です。
そのキャラのキャスティングに平手友梨奈は最適で女優として新たなスターの誕生を感じさせました。
映像のテイスト、テンポ良い脚本と編集、ヒーローをよりヒーローに見せる高揚感。
キミスイ以降、月川翔監督は最高水準作品ばかりでめちゃくちゃ高評価しています。
大好きなアヤカ・ウィルソンと北川景子と小栗旬と柳楽優弥も出てるし、あまりにおもしろかったので2回見に行きました。
常識はぶっ壊されました、まだ何度でも見たいと想っています。




12位 ワンダー 君は太陽
障害を持った少年とその家族や友人を描いた超感動作でした。
単純なお涙頂戴ものかと思いきや、完全なる群像劇で主要な登場人物たちが順番にメインとなり、その繊細な心情が丁寧に紡がれていました。
感動モノでは2018年No.1の号泣映画だと思います。
優しい演出で感動ものに必要なセンスは全てハイレベルで整っていました。
思い出しても泣きそうになります。




11位 スリー・ビルボード
見る前は単純な勧善懲悪なモノ、娘を殺された母に同情すべき映画と思いきや全然そんなシンプルな話ではなかったです。
すごく悲惨で悲しい物語で絶対的な悪の行為があり憎しみ合うにもかかわらず、物語の中には明確な悪人が居ないと言うか。
世界の争い事の縮図を見るかのような素晴らしい物語でした。
一見娯楽作品にも見えますが実際は全然そんな映画ではなく作家性も強く非常に深くハイセンスな作品です。
また自分の映画史でも忘れがたきクライマックスでした。
このひたすら加熱していく収集つかないような物語をこの終わらせ方をしたので奇妙な感動に囚われました。
勧善懲悪ではない物語は非常に深いメッセージ性をはらみますが、その最たる映画でした。




トップ10は、また別の話。。。

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