ヨーロッパも残り僅か。
2月に行けなかったドルフチロルに行こうと思う。
すっかり春の装いのメラーノを散策。
街中の花壇が咲き誇っていてメルヘンチックである。
2月はやってなかったリフトが動いていた。
迷ったが片道切符を買って乗ってみる。
ただそれだけだが、めっちゃ素晴らしい風景だった。
アルプスを望め、メルヘンチックな街並みを見下ろし、それを大きく包み込む青空。
数分のリフトを降りても暫くそこで見渡してしまった。
そうして何となく街が在りそうな方向に大通りを歩く。
大通りといっても車も少なく酷く穏やかで癒される道である。
道中の駐車場にブリュッセル屋の屋台的なお店があったのでそこで昼を頂く。
ベルリンで散々探したカリーブルストがあったのでそれを頂く。
自分がすっかり旅慣れて余裕で注文できるようになってることに驚く。
小学生くらいのちびっ子たちの正面に座り食べる。
時間に追われない旅だったのですっかり和んでしまった。
そうしてようやくドルフチロルの観光の中心地と思われるような場所に来る。
なぜならツーリストインフォメーションがあったから。
その周りだけでも非常に僕好みな美しい風景。
ドイツ的というかチロル的に意識統一された建物たち。
それに見合う綺麗な道。
標識に沿って脇道に入るともう観光地。
高台にある街なのであちこちで絶景が見渡せる。
リフトで見たような絶景ポイントが沢山。
チロル城を見渡せる展望ポイントでは皆が記念撮影をしていて、独りでいる僕に写真を頼んでくる。
この旅で僕は結構写真を撮ってくれと頼まれる。
話しかけやすいのか?安全そうだからか?見た目に壁を感じないのか?独りだからか?
そんなにフレンドリーな空気を漂わせてる自覚は無いのだが。
少なくとも日本では塞ぎこんだように生きてるがヨーロッパで開放的な自分が生まれたのは確かである。
チロル城までは見晴らしがいいので谷を回りこむ道が見えている。
半分トレッキングコースのような道、観光客も年配のトレッキング目当ての人々が多い。
チロル地方全般でトレッキング客は非常に良く見かける。
僕はのんびりと歩いてチロル城まで行った。
チロルのその可愛らしく美しい風景に心底感動していた。
ヨーロッパを放浪し、気付けば15カ国、60箇所ほどを巡ったが、ここが一番きれいなのでは?
と思うほどの美しさ。
まさに灯台下暗し。
友人宅の側だからと油断していたが、そんな友人宅から徒歩数分でこんな美しく楽しい場所まで来れてしまう。
やはりコレがヨーロッパの魅力であろう。
チロル城はとてもメルヘンチックな立地。
人気は少ないのでのどかに見て回れた。
最近にリニューアルでもされたのか?
酷く田舎の観光名所だがなかなかお金がかけられてるようでハイテクであった。
見応えもなかなかあった。
ただし問題は・・・表記がドイツ語とイタリア語しか無かったこと。
せめて英語の表記が無いと多くの観光客を受け入れられないと思った。
少々疲れたので最上階でぐったり休んだ。
そして城を出ることに。
すると受付のおいさんが僕に話しかけてきた。
「日本人?何処に行ったの?」なんて聞かれて。
「2ヶ月半ヨーロッパを旅したよ。15カ国巡ったよ。◯◯や◯◯に行ったよ・・・。ここはとてもいい所だね。」なんて答えて。
「じゃあここが最後?メラーノに泊まってる?」とか話した。
この頃になるとこうしたヨーロッパの人々との交流が感動的でたまらなくなっていた。
その後は地図に載ってるポイントを幾つか巡った。
基本山道なので一本道を長々と歩くことばかり。
そしてもう一つのお城に行ってみる。
ひどくのどかな観光地、受付のおじさんはカウンターの小屋から出てベンチで読書していたので話しかけるのはこの人でいいのかな?って迷うほど。
ガイド書は何語がいい?英語?と聞かれたので英語のガイド書を求める。
説明のガイド書をガタガタと後ろの引き出しから探して出してきたのは何度か使用されてるようなプリントだった。
簡単に施設の説明をしてくれた。
城は今は住居だから入れないけど他に見る所はあるから、ファームでアニマルズが観れる・・・などと言われる。
アニマルズ??・・・多分聞き間違いだろう・・・と思いつつ門へ向かう。
すると中からアヒルや鶏が出てきて思わず笑ってしまう。
なんてほのぼのなのか・・・。
そして内部を巡る。
チロル城とは違い、かなり素材を活かした感じで質素で観光客も居なくて非常に堪能できた。
そして城の脇の下ってくと軽い林のようになっていて斜面にヤギが居る!更に下ると広いさくに囲まれた中に豚と子豚が居た。
何故か僕に付いてきて可愛らしかった。
そしてぼんやり歩いてるといつの間にか鹿っぽい動物たちに囲まれてて超びっくり!
ヘッドホンしてて気づかず、見上げたら警戒状態の鹿達が見ていた、すぐ逃げる。
流石イタリア奔放、ちゃんと柵で囲っててくださいよー!と独り林の中でビビっていた。
そして一回りして出た。
ガイドプリントはおじさんに返した。
そうしておみやげ屋をみたりしながら帰る。
見晴らしがいい公園がありベンチがあったのでそこでアルプス感満載の風景を見ながらタバコを吸った。
暫くそこで佇んだ。
最近旅のしんどさを耐えるためにヘビーローテションしていたMr.ChildrenのEnd of the dayを聴いて涙する。
本当にその歌に励まされてここまでやってきた。
2月にも歩いた懐かしい道を歩いて友人宅を目指す。
2月には勇気が出なくて入れなかったファストフードなピザ屋にも余裕で入れ、憧れだったピザの食べ歩きして帰った。
人は短期間でこんなに変われる。
ビビって一切自分から外人に話しかけられなかったが今じゃ日本人以上に話しかけたい衝動で一杯になっていた。
友人宅でドルフチロルの素晴らしさを語りながら飲んだ。
ヨーロッパで毎日のように繰り返されたお酒、最後のお酒だった。
ベランダでタバコを吸ってこの時間を心に焼き付けていた。
僕は旅をした。
2月に行けなかったドルフチロルに行こうと思う。
すっかり春の装いのメラーノを散策。
街中の花壇が咲き誇っていてメルヘンチックである。
2月はやってなかったリフトが動いていた。
迷ったが片道切符を買って乗ってみる。
ただそれだけだが、めっちゃ素晴らしい風景だった。
アルプスを望め、メルヘンチックな街並みを見下ろし、それを大きく包み込む青空。
数分のリフトを降りても暫くそこで見渡してしまった。
そうして何となく街が在りそうな方向に大通りを歩く。
大通りといっても車も少なく酷く穏やかで癒される道である。
道中の駐車場にブリュッセル屋の屋台的なお店があったのでそこで昼を頂く。
ベルリンで散々探したカリーブルストがあったのでそれを頂く。
自分がすっかり旅慣れて余裕で注文できるようになってることに驚く。
小学生くらいのちびっ子たちの正面に座り食べる。
時間に追われない旅だったのですっかり和んでしまった。
そうしてようやくドルフチロルの観光の中心地と思われるような場所に来る。
なぜならツーリストインフォメーションがあったから。
その周りだけでも非常に僕好みな美しい風景。
ドイツ的というかチロル的に意識統一された建物たち。
それに見合う綺麗な道。
標識に沿って脇道に入るともう観光地。
高台にある街なのであちこちで絶景が見渡せる。
リフトで見たような絶景ポイントが沢山。
チロル城を見渡せる展望ポイントでは皆が記念撮影をしていて、独りでいる僕に写真を頼んでくる。
この旅で僕は結構写真を撮ってくれと頼まれる。
話しかけやすいのか?安全そうだからか?見た目に壁を感じないのか?独りだからか?
そんなにフレンドリーな空気を漂わせてる自覚は無いのだが。
少なくとも日本では塞ぎこんだように生きてるがヨーロッパで開放的な自分が生まれたのは確かである。
チロル城までは見晴らしがいいので谷を回りこむ道が見えている。
半分トレッキングコースのような道、観光客も年配のトレッキング目当ての人々が多い。
チロル地方全般でトレッキング客は非常に良く見かける。
僕はのんびりと歩いてチロル城まで行った。
チロルのその可愛らしく美しい風景に心底感動していた。
ヨーロッパを放浪し、気付けば15カ国、60箇所ほどを巡ったが、ここが一番きれいなのでは?
と思うほどの美しさ。
まさに灯台下暗し。
友人宅の側だからと油断していたが、そんな友人宅から徒歩数分でこんな美しく楽しい場所まで来れてしまう。
やはりコレがヨーロッパの魅力であろう。
チロル城はとてもメルヘンチックな立地。
人気は少ないのでのどかに見て回れた。
最近にリニューアルでもされたのか?
酷く田舎の観光名所だがなかなかお金がかけられてるようでハイテクであった。
見応えもなかなかあった。
ただし問題は・・・表記がドイツ語とイタリア語しか無かったこと。
せめて英語の表記が無いと多くの観光客を受け入れられないと思った。
少々疲れたので最上階でぐったり休んだ。
そして城を出ることに。
すると受付のおいさんが僕に話しかけてきた。
「日本人?何処に行ったの?」なんて聞かれて。
「2ヶ月半ヨーロッパを旅したよ。15カ国巡ったよ。◯◯や◯◯に行ったよ・・・。ここはとてもいい所だね。」なんて答えて。
「じゃあここが最後?メラーノに泊まってる?」とか話した。
この頃になるとこうしたヨーロッパの人々との交流が感動的でたまらなくなっていた。
その後は地図に載ってるポイントを幾つか巡った。
基本山道なので一本道を長々と歩くことばかり。
そしてもう一つのお城に行ってみる。
ひどくのどかな観光地、受付のおじさんはカウンターの小屋から出てベンチで読書していたので話しかけるのはこの人でいいのかな?って迷うほど。
ガイド書は何語がいい?英語?と聞かれたので英語のガイド書を求める。
説明のガイド書をガタガタと後ろの引き出しから探して出してきたのは何度か使用されてるようなプリントだった。
簡単に施設の説明をしてくれた。
城は今は住居だから入れないけど他に見る所はあるから、ファームでアニマルズが観れる・・・などと言われる。
アニマルズ??・・・多分聞き間違いだろう・・・と思いつつ門へ向かう。
すると中からアヒルや鶏が出てきて思わず笑ってしまう。
なんてほのぼのなのか・・・。
そして内部を巡る。
チロル城とは違い、かなり素材を活かした感じで質素で観光客も居なくて非常に堪能できた。
そして城の脇の下ってくと軽い林のようになっていて斜面にヤギが居る!更に下ると広いさくに囲まれた中に豚と子豚が居た。
何故か僕に付いてきて可愛らしかった。
そしてぼんやり歩いてるといつの間にか鹿っぽい動物たちに囲まれてて超びっくり!
ヘッドホンしてて気づかず、見上げたら警戒状態の鹿達が見ていた、すぐ逃げる。
流石イタリア奔放、ちゃんと柵で囲っててくださいよー!と独り林の中でビビっていた。
そして一回りして出た。
ガイドプリントはおじさんに返した。
そうしておみやげ屋をみたりしながら帰る。
見晴らしがいい公園がありベンチがあったのでそこでアルプス感満載の風景を見ながらタバコを吸った。
暫くそこで佇んだ。
最近旅のしんどさを耐えるためにヘビーローテションしていたMr.ChildrenのEnd of the dayを聴いて涙する。
本当にその歌に励まされてここまでやってきた。
2月にも歩いた懐かしい道を歩いて友人宅を目指す。
2月には勇気が出なくて入れなかったファストフードなピザ屋にも余裕で入れ、憧れだったピザの食べ歩きして帰った。
人は短期間でこんなに変われる。
ビビって一切自分から外人に話しかけられなかったが今じゃ日本人以上に話しかけたい衝動で一杯になっていた。
友人宅でドルフチロルの素晴らしさを語りながら飲んだ。
ヨーロッパで毎日のように繰り返されたお酒、最後のお酒だった。
ベランダでタバコを吸ってこの時間を心に焼き付けていた。
僕は旅をした。