メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

戦争について考える

2013年08月16日 | 学習・科学
終戦記念日。
この時期になるとニュースで終戦の話をよく耳にする。

灼熱の日本の風景の中行われる各地のセレモニー。
年に一度、厳かな気持ちにさせられる日である。

ふと思う。
おじいちゃん子だった30代後半の僕。
幼いころおじいちゃんに戦争の話をよく聞かされた。
おじいちゃん以外にも戦争の話をしてくれるお年寄りが周りに居た。

当然戦争体験なんて全くしていないが、
戦争体験者の話を聞かされて育った最後のほうの世代な気がしている。

最近、太平洋戦争を描いた映画を幾つか観たので少々考えこんでしまう。

何故日本はそんな過ちを犯したのか?
誰が悪かったのか?
何が悪かったのか?
何処で道を踏み外したのか?

その頃の日本は世界でどのように見られていたのか?
アジアの国々は日本をどう見ていたのだろうか?
侵略を受けた国々は日本をどう見ていたのだろうか?

今でこそ日本はアジアのリーダー気取りで、アジア諸国を下に見て暮らしている。
しかし当時はそんなに優れていたわけじゃないだろう。
むしろ日本を下に見ていた国もあっただろう。
そんな日本に侵略され、戦後見事に経済大国として成長したのはさぞ不愉快であろう。

日本は今はとても素晴らしい国民性を持った美しい国だが、
歴史を観た時に嫌われるのは致し方ない気持ちもある。
日本人はもっと、特に若者たちはもっと戦争を知るべきな気がする。
あまりに無関係な風潮が強い。

ただし日本より先に侵略戦争をしていた先進国は沢山ある。
日本だけが責められるのはいささか不愉快である。
狂信的であったとしても世界中で国盗り合戦をやっていたのだ。

何より日本は原爆を落とされている。
二発も落とされたのである。
とんでもない無差別攻撃である。

こんな灼熱の夏に、あんな爆弾を落とすなんて・・・。
ただでさえ暑いのに、それは地獄であったであろう。
冬だったら落としてもいい、何てことは絶対に無いのだが。
こんな暑い時期に、より熱い爆弾で街を燃やされた人々の事を想像すると胸が傷んで涙が出る。

ありきたりな意見だが、日本がアジア諸国に戦争責任を問われるように、
日本はアメリカの原爆責任をもっと問わなければならない。

力を付けていく国々が己の利益だけを考えて侵略戦争をする気持ちはよく分かる。
資本主義社会の思想はそれと同じである。
しかし人を殺してまでやろうというのはなかなかしんどい。
戦争はしんどい。
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