メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

蜩ノ記

2014年10月08日 | 映画
蜩ノ記 を観た。

郡奉行の身で、側室と不義密通し小姓を切り捨てるという前代未聞の事件を起こした罪で、10年後の夏に切腹すること、また、その切腹の日までに、藩の歴史である「家譜」を編集し完成させることを命ぜられた戸田秋谷(役所広司)。
その切腹の日は3年後にまで迫っていた。
ある日、場内で刀傷沙汰を起こしてしまった檀野庄三郎(岡田准一)は、過労・中根兵右衛門から、罪を免ずる代わりに切腹の日まで秋谷を監視せよ、という藩命を受ける。
監視の内容とは、秋谷の起こした事件が家譜にどのように書かれているか報告し、家譜編纂により、藩の秘め事を知る秋谷が逃亡を企てたときは妻子ともども容赦なく斬り捨てよ、というものだった。
幽閉中の秋谷を訪ねた庄三郎は、秋谷の妻・織江(原田美枝子)、娘・薫(堀北真希)、息子・郁太郎(吉田晴登)と生活をともにし始める。

って話。


小泉堯史監督作品です。

淡々と描かれ、これと言った盛り上がりも無くエンターテイメント性には欠ける映画ですが僕にはそれで充分ですね。

日本人の良さ、奥ゆかしさが上手に描かれていたと思います。
小泉監督らしい仕上がりだったと思います。

こういう立派な男を演じさせると役所広司は逸品ですね。
役所広司って本当に総理大臣とかになればいいのに、って思ってしまう程です。

そして最近侍ものがはまりつつある岡田准一もなかなか素晴らしいですね。

この二人の凛とした人間性に影響を受けそうなほど、
古来の日本人の人間性の素晴らしさが描かれていたと思います。

序盤から想像できましたが、
秋谷には罪は無いし、しかも生き延びるチャンスもあったのに、
己の仁義を貫くさまはなかなか響きました。

原田美枝子、堀北真希などの脇役も程よくて、
物語展開も程よくでした。

ここに来て僕の中では原田美枝子ブレイクしていますね。
素晴らしい女優さんですね。

高品質で年配の方々にはおすすめな映画でした。


そんなわけで6点です。


ところで自分は侍の時代に生きてたらめっちゃカリスマな侍だっただろうな・・・っていつも妄想してしまいます。
信念が強いから侍向きだと思ってしまいます。
生まれる時代をミスったのかも知れません。

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