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ザ・バンク 堕ちた巨像

2009年04月12日 | 映画
ザ・バンク 堕ちた巨像を観た。

世界有数の欧州の巨大銀行IBBC。
しかしその銀行の取引にはかなり黒い部分があるとの噂。

それを捜査していたインターポールのサリンジャー捜査官(クライブ・オーウェン)とニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマン(ナオミ・ワッツ)。

サリンジャーは告発者に近づいた途端死んだ仲間の死を殺人と捉え、IBBCの悪事に確信を持つ。
その謎の告発者も数時間後に事故死していた。


(ネタバレ)
IBBCはどうやら武器の取引をして戦争をしている国へ流したりしている。

サリンジャーはIBBCのトップに詰め寄ろうとするが、幹部に上手く交わされ、せっかく握ったと思われる貴重な調書も書き間違いだったと書き換えられてしまう。

そんな中、IBBCの大手取引先のイタリアの軍事メーカーの社長にIBBCの軍事取引について聞き出すが、詳しく聞く前に演説中に暗殺されてしまう。

サリンジャーの執念で凄腕暗殺者は義足だと突き止め、空港の防犯カメラからついに犯人の顔を捉える。

ニューヨークに住んでいるらしくニューヨーク中を探す。

そこで暗殺者を見つけ尾行し、美術館で静かに囲む。そこで暗殺者はIBBCの幹部と会っていた。詰め寄ろうとしたところ既にIBBCは足が付いたその暗殺者を殺そうとしていて、そこでサリンジャーと暗殺者は凄まじい銃撃を受ける。

仕方なく二人は協力し、戦う。

何とか逃げ出すが暗殺者は死んでしまう。

暗殺者と会っていた幹部は既に捉えられ、彼は老いていて良心の呵責がある。

その彼を利用しIBBC社長の取引を盗聴しようとする大作戦を立てるが失敗。

力ずくで社長を追うが、社長はイタリア社長の息子達が復讐の為雇った殺し屋にあっさり殺されてしまう。

IBBCは別の人間が社長となり存続した・・・。


(評価)
非常に秀逸で良い作品でした。

暗くて切ない空気感が良かったです。

ストーリーもシリアスで緊張感満載で、よく出来ていました。

僕が評価するナオミ・ワッツは相変わらずいい感じでした。
主役のクライブ・オーウェンも非常にいい感じの役者さんでした。
かなり絶妙なキャスティングだったと思います。

銀行の力が警察権力までをも凌駕していて、捜査しても敵わない20世紀少年みたいな悲しい感じでした。

銃撃戦のシーンはかなり凄まじかったです。
あんなに弾撃つ映画、久しぶりでした。

なわけで7点。

シリアスでいい空気感でした。

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