メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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ウォッチメン

2009年04月11日 | 映画
ウォッチメンを観た。

舞台はニクソン大統領下の冷戦時代、政府は悪党制圧の為ヒーローの格好をした特殊部隊を結成していた。映画の主人公達は大抵二代目ウォッチメン。

時は流れヒーロー達はマスクを脱ぎそれぞれの生活を送っていた。

ある日元ウォッチメンのエドワード・ブレイク:愛称コメディアンが殺される。
犯人は謎。コメディアンは一代目からずっと居るベテラン。

それを追う、顔の無い男(マスクを絶対脱がないから正体不明)愛称ロールシャッハ。ウォッチメンの時と変わらず密かに活動している。

主役っぽいメカニックのダン:愛称ナイトオウルはウォッチメンは終わったものとしている。

事故で超常現象みたいになった物理学者ジョン:愛称DR.マンハッタン。未来予知が出来たり、何処にでもテレポートできたり、超でっかくなったり、分裂したり、人を蒸発させたりできる。神と崇める人も居る何かぶっ飛んだ設定の男。

そのジョンの彼女ローリー:愛称シルクスペクター。二代目で初代は母。

大企業ヴェイト社の若き社長で世界一頭の良い男としてウォッチメンのリーダーをしていたエイドリアン・ヴェイト:愛称オジマンディアス。

落ちぶれたヒーロー達のそれぞれを群像的に描いてます。


(ネタバレ)
ロールシャッハの手記形式で物語が語られます。

ロールシャッハはコメディアンの死の謎を追い、元ウォッチメン達に協力を求めまわるが全員に断られる。

ローリーはジョンと上手く行かなくなりダンと付き合い始める。

ジョンは何故か予知が出来なくなり、世間に弾圧され始め嫌気がさし、一人火星に行ってしまう。

ロールシャッハはハメられて牢獄に入れられてしまう。
ロールシャッハに捕まった連中が復讐しようとするがロールシャッハは強くて残忍。

ダンとローリーはそれぞれナイトオウルとシルクスペクターとして復活してロールシャッハと組んで犯人探しを始める。

アメリカとソ連の中は最悪となり核戦争へ突入しようとする。

ナイトオウルとロールシャッハは犯人はオジマンディアスと突き止める。

オジマンディアスは南極で壮大な計画を立てていた。

核爆発に匹敵するDR.マンハッタンと同じエネルギーで世界中の都市を破壊する計画。

DR.マンハッタンを世間から弾圧させ居なくなるように仕向けDR.マンハッタンのせいにする。

オジマンディアスはスマートな奴で漫画の悪役と違って計画は25分前に実行したと言う。
世界中の都市は壊滅状態となりアメリカとソ連は手を組む。
それはオジマンディアスなりの正義の貫き方だった。

沢山人は死んだが核戦争は防いだ、と。
地球は滅びずに済んだ。

嘘で作られた平和でも平和だと。
DR.マンハッタンはそれに賛同する。

しかし納得できないロールシャッハとナイトオウルは世間に真実を話すと言う。

そしてDR.マンハッタンに消される。

しかしロールシャッハの手記は既に新聞社の元にあった・・・。


(評価)
どう観たら正解なのかよくわからない不思議なヒーローモノでした。
なんかぶっとんでて驚きました。

僕の大好きな松本大洋のナンバー吾にちょっと似たヒーロー達それぞれの憂いって感じです。

DR.マンハッタンの存在がもうぶっ飛びすぎてて、CGとはいえ基本ずっと全裸でペニスをフラフラさせてるし・・・。

シリアスなのかコメディなのか?って映画です。

映像はスタイリッシュでカッコよかったです。

むっちゃ長く感じました。

そんなわけで6点です。

インパクト強いんで、きっと忘れられない映画にはなると思います。

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