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DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW

2018年09月29日 | 映画
DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW
を観ました。


国家の隠蔽までも暴く刺激的な日々を駆け抜け、疲れ切ったダン(山下健二郎)、テッツ(佐藤寛太)、チハル(佐藤大樹)【通称:DTC】の3人は、高鳴る鼓動と青春(と女子)を求めて、行く先も決めずにバイクで旅へ!
行き着いた温泉街の旅館で出会ったのは、若女将・マリ(笛木優子)と、一人娘・メグミ(新井美羽)。夫を亡くし、女手ひとつで娘を育てながら旅館を切り盛りするマリに恋心を募らせるチハルだが、マリと番頭・宮崎(駿河太郎)が互いに惹かれあっていることを知る。
娘を気遣い、再婚に踏み切れないでいたマリと宮崎の背中を押すため、DTCの3人は宮崎のプロポーズ大作戦を計画! 仲間の縦笛兄弟(八木将康、天野浩成)に加え、偶然居合わせたSMG(廣瀬智紀、松田凌、西川俊介、西村一輝)、達磨ベイビーズ(水野勝、田中俊介、守屋光治、井澤勇貴)など、かつては闘いあった面々の協力も得て、マリたちの未来の為に奔走する3人だが、事態は思わぬ方向に急展開!
果たして、DTCの奇想天外な純情旅の結末は…?


平沼紀久監督作品です。
HiGH&LOWのスピンオフ作品です。

本編ではあまり目立たない脇役たちにフォーカスした妥当な企画だと思います。

冒頭、スタイリッシュなミュージカルで始まってどことなく新しい地図の映画みたいな空気感もあって。
気取ったやり取りもミュージカルも正直さほど信用できない感じはありました。
クドカン作品憧れな若者のコミカルなやり取りも悪くないですがやはりギリギリ信用できないくらいのクオリティで。

基本LDHの作品はとにかく「っぽい」を目指すことに徹底している印象で、ある種その方法論の使い方は上手だと思うのですが。
基本的にあまり好みの作品は無く、今作もその方向性は変わらずです。
お金の使い方が上手な印象で品質はそれなりですね。

ただ今までのLDH関連の作品では一番おもしろかったかも知れません。
序盤の懸念で結構低くなったハードルから後半に向けてどんどん評価上がっていって。
物語展開もテンポもクオリティも全部及第点な感じで。
クライマックスに向けての高揚感、痛快な大団円。
終盤には素直に面白いと思って見ていました。

オリジナリティは無いですがコメディのクオリティも及第点な感じでした。
このギリギリ及第点を乗せていく感じがもはやLDH作品の特徴と言っても良いのかも知れませんね。

ロケ地がかなり各地に飛んでいる感じでしたがそれを感じさせないうまい撮影になっていました。

主人公は山下健二郎でしたがなかなかいい演技でした。
主にコメディでありながらサムくならない程度の感動演出もあって。
懸念の目で見ていたのに最後にはすっかり好印象を抱いていました。
本家より全然こっちの方が良いですね。

佐藤大樹が主演の一人でやはりコメディでボケ強めで。
三代目っていうフレーズをいじったりしていてなかなかせめていましたね。
HiGH&LOWのナレーションの立木文彦に思いっきりそれっぽいナレーションをさせたり。

主演の一人の佐藤寛太はなかなかハンサムで中ではツッコミ役で良い味出していました。

わろてんかの新井美羽が重要な役でいい感じでした。

僕の好きな笛木優子が寅さんのマドンナ役みたいなポジションで。
この人かなり美貌と色気レベル高いと思うので良いキャスティングでした。

その相手役の駿河太郎は最近活躍が目覚ましいですが主演の3人に加わるほど良いポジションでいい演技してました。
ギターが上手で感心しました。

村川絵梨がちょい役な感じで出ていました。
この子を見る度に、ちょっと売れそこねた感を感じます。

全体的に本家よりはだいぶ面白いと思って見てしまいました。
相変わらずオリジナリティは無いですがこの手のノリは大好きなのですね。


そんなわけで7点。

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