闇金ウシジマくん

闇金ウシジマくん　を観た。


闇金業者カウカウファイナンス社長の丑嶋馨（山田孝之）は情け容赦なく底辺の人間たちから金を搾り取る。
イベントサークル”パンプス”のリーダー小川純（林遣都）は貧乏で学歴も無いが、とにかく人脈を作って成り上がりたい。
サークルの顔、高学歴でお金持ちのイケメン達を従えるが馬鹿にされている。
とあるパーティで人脈を広げようとするがスポンサー候補猪俣（岡田義徳）がカウカウファイナンスで借金していたため丑嶋に邪魔される。
小川は顔は広いがあちこちでなめられてる為、プロモーターに前金を迫られ、
メンバーが肉蝮（新井浩文）というプッツン野郎の知り合いをレイプしてしまったためその慰謝料も迫られ、
カウカウファイナンスで借金もして色んな人間たちから狙われるようになってしまう。
高校卒業後なんの目的もなくフラフラしていた鈴木美來（大島優子）はカウカウファイナンスで借金していた母の借金の肩代わりをさせられる。
友達の紹介で出会いカフェで働くようになるが体は売らない。
そんな汚れない美來に客も友達も不満を抱く。


ってお話。

原作漫画も揃えて居て、ドラマもかなり気合入れて観てました。
ドラマそのままの空気でそれほど無駄な力も入っていないグレードアップ感です。

マンガを読んでいる人用ですが、「ギャル汚くん」と「出会いカフェくん」を合わせたエピソードです。
その他小ネタは他のエピソードからも来てますが。

山田孝之は大好きなので山田孝之の丑嶋は好きです。
漫画以上に無表情で怖さも出てます。
まあマンガの丑嶋は巨漢だし山田孝之には若干可愛らしさの要素もあるので、
本当にこの作品のダークさを出したかったらもっと別の人かも知れませんが。
そんな役者さん居るかな？と思っても思いつきません。
居ても売れてないでしょうし、商売になりませんから山田孝之くらいが相応しいのでしょう。
山田孝之は演じれる役の幅が広くていいですね。

林遣都のチャラい欝陶しい若者っぷりはかなり見事だったと思いました。
この子上手ですね、演じる役の幅広さとそのクオリティを考えるとかなり優秀だと思います。
荒川アンダーザブリッジでの山田孝之との関係性の違いというかキャラの違いが凄いですね。
二人とも上手いのでAUTBが思い出しにくいほどでした。

大島優子はいい感じに幸薄い女の子を演じてました。
スッピンな感じで疲れた感じで、それほど美人でも無いのが丁度良かった感じですね。
とても国民的アイドルのセンターとは思えない幸薄さでした。

やべきょうすけは相変わらずいいチンピラ感出てて好きです。
こういう役以外は出来ないくらい普段からキャラを作り上げてるだけのことはありますね。

流石にメジャー映画なので漫画程ダークさは出してませんけど
それでもやっぱりあまりいい気分にはならない映画ですね。

闇金にお世話にならない暮らしをしていきたいと願います。


そんなわけで７点です。


しかし客層悪かったー、嫌だったー。
闇金業者みたいな人たちが沢山観に来てました。
見た目子供みたいなくせに、
ぶかぶかのジャージに金のアクセサリーとセカンドバッグでパンチパーマみたいなとか金髪ロンゲのチャラ男みたいのとか。
えー・・・柄崎とか高田意識してんじゃないの？って感じで、そんな人達が沢山来てて。
そんな人達同士で揉めたりするんじゃないか？って無駄にドキドキしちゃいました。
教育に良くない作品です。