あなたへ を観た。
富山の刑務所で刑務官を経て技術士官をしている倉島英二(高倉健)の元に亡き妻洋子(田中裕子)が残した2枚の遺言が届く。
一通は遺骨を故郷の海へ散骨して欲しいと、もう一通は洋子の故郷長崎県平戸市の郵便局の局留め郵便だった。
まるで理解出来ない妻の行動に戸惑う倉島。
散骨と局留め郵便の受け取りを目的に、妻と全国を旅行しようと自作で内装していたキャンピングカーで出発する倉島。
道中同じように放浪の旅をする杉野(ビートたけし)に出逢い親切にされ、
全国でイカめしを売り回っている田宮(草剛)に無理やり仕事を手伝わされ、
その部下南原(佐藤浩市)とも知り合いになり長崎県平戸市の漁師を紹介してもらう。
平戸に着いてからは食堂の濱崎多恵子(余貴美子)、奈緒子(綾瀬はるか)親子に親切にされ、
奈緒子のフィアンセ大浦卓也(三浦貴大)に協力してもらい卓也の祖父の吾朗(大滝秀治)に散骨をお願いする。
長崎で妻の手紙を受け取り、街の中に妻の痕跡を見つけまたひとつ妻のことを知る。
ってお話。
激感動な映画でした。
暖かくて優しくて深い深い映画でした。
おおかみこども以来の大号泣してしまいました。
まあ、これは純粋に泣かされますよ。
日本映画で余り見かけない典型的なロードムービーでした。
道中での出逢いで色々得て行く感じはとても好きです。
何においても高倉健の演技がスーパー過ぎてスーパー過ぎてたまらんかったです。
ホント極度に寡黙で渋くて変えが利かない役者ですね。
喋りの間合い、寡黙な佇まい、自分不器用ですから感がフルに出ていて良かったです。
妻にだけはちょっとフランクだけど、他の人にはとことん礼儀正しく丁寧で。
クライマックスは普通なら絶対に泣きの演技ですが、高倉健は一切泣かないのです。
しかし涙は流さないけど心の中は号泣してる様なその佇まい、その気持ちがビンビンと伝わってきて、
代わりに僕が号泣しちゃいました。
他のキャストも豪華で素晴らしい演技してました。
ビートたけしはやはり役者としても超一流ですね。
まーあの感じの空気出せる役者は他に知りませんね。
事故以降の滑舌の悪さももはや武器のひとつって感じです。
余貴美子も今やすっかり名優ですね、上手いです。
渡辺謙みたいに世界的な女優さんになってもおかしくないと思います。
久々に観た大滝秀治はかなりお年を召していましたが、
それが逆にいい味になってました、泣かされました。
最長老的な奥深い佇まいでした。
高倉健と大滝秀治と豪華すぎる大ベテランの共演でそれだけで価値がありました。
佐藤浩市も草剛も高倉健の演技に引っ張られる感じでいい演技でした。
主演が影響力ある人だと周りがその演技に引っ張られる事がよくありますが、
それが結構悪くなるパターンのが多く観てきましたが、これは完全にいいパターンです。
綾瀬はるか、三浦貴大あたりは何時も通りでしたけど、訛りが上手に聞こえました。
年配の人向けの映画かな?と思いましたが、
確かに演出や画には古き良き日本映画を懐かしませるようなカット、アングル、シチュエーションが多かったです。
しかし若い人が観ても全然問題ない完成度です。
決して退屈な映画では無いですね。
そんなわけで9点です。
これは日本のロードムービーの金字塔になってもいいのではないでしょうか?
ただただ高倉健恐るべしでした。
富山の刑務所で刑務官を経て技術士官をしている倉島英二(高倉健)の元に亡き妻洋子(田中裕子)が残した2枚の遺言が届く。
一通は遺骨を故郷の海へ散骨して欲しいと、もう一通は洋子の故郷長崎県平戸市の郵便局の局留め郵便だった。
まるで理解出来ない妻の行動に戸惑う倉島。
散骨と局留め郵便の受け取りを目的に、妻と全国を旅行しようと自作で内装していたキャンピングカーで出発する倉島。
道中同じように放浪の旅をする杉野(ビートたけし)に出逢い親切にされ、
全国でイカめしを売り回っている田宮(草剛)に無理やり仕事を手伝わされ、
その部下南原(佐藤浩市)とも知り合いになり長崎県平戸市の漁師を紹介してもらう。
平戸に着いてからは食堂の濱崎多恵子(余貴美子)、奈緒子(綾瀬はるか)親子に親切にされ、
奈緒子のフィアンセ大浦卓也(三浦貴大)に協力してもらい卓也の祖父の吾朗(大滝秀治)に散骨をお願いする。
長崎で妻の手紙を受け取り、街の中に妻の痕跡を見つけまたひとつ妻のことを知る。
ってお話。
激感動な映画でした。
暖かくて優しくて深い深い映画でした。
おおかみこども以来の大号泣してしまいました。
まあ、これは純粋に泣かされますよ。
日本映画で余り見かけない典型的なロードムービーでした。
道中での出逢いで色々得て行く感じはとても好きです。
何においても高倉健の演技がスーパー過ぎてスーパー過ぎてたまらんかったです。
ホント極度に寡黙で渋くて変えが利かない役者ですね。
喋りの間合い、寡黙な佇まい、自分不器用ですから感がフルに出ていて良かったです。
妻にだけはちょっとフランクだけど、他の人にはとことん礼儀正しく丁寧で。
クライマックスは普通なら絶対に泣きの演技ですが、高倉健は一切泣かないのです。
しかし涙は流さないけど心の中は号泣してる様なその佇まい、その気持ちがビンビンと伝わってきて、
代わりに僕が号泣しちゃいました。
他のキャストも豪華で素晴らしい演技してました。
ビートたけしはやはり役者としても超一流ですね。
まーあの感じの空気出せる役者は他に知りませんね。
事故以降の滑舌の悪さももはや武器のひとつって感じです。
余貴美子も今やすっかり名優ですね、上手いです。
渡辺謙みたいに世界的な女優さんになってもおかしくないと思います。
久々に観た大滝秀治はかなりお年を召していましたが、
それが逆にいい味になってました、泣かされました。
最長老的な奥深い佇まいでした。
高倉健と大滝秀治と豪華すぎる大ベテランの共演でそれだけで価値がありました。
佐藤浩市も草剛も高倉健の演技に引っ張られる感じでいい演技でした。
主演が影響力ある人だと周りがその演技に引っ張られる事がよくありますが、
それが結構悪くなるパターンのが多く観てきましたが、これは完全にいいパターンです。
綾瀬はるか、三浦貴大あたりは何時も通りでしたけど、訛りが上手に聞こえました。
年配の人向けの映画かな?と思いましたが、
確かに演出や画には古き良き日本映画を懐かしませるようなカット、アングル、シチュエーションが多かったです。
しかし若い人が観ても全然問題ない完成度です。
決して退屈な映画では無いですね。
そんなわけで9点です。
これは日本のロードムービーの金字塔になってもいいのではないでしょうか?
ただただ高倉健恐るべしでした。