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ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌

2008年07月21日 | 映画
ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌を観た。

幼い頃から妖怪が好きで、その手の本を沢山持っていた。
前作は観ておらず、基本実写版に興味は無いのだが、北乃きいちゃんをスクリーンで観たいという動機だけで観に行った。

濡れ女という妖怪が事件を起こしていて、北乃きい演じる楓という女子高生が濡れ女の呪いにかけられ数日後に死んでしまうという。
それを知ったねずみ男や鬼太郎が楓を助けようとする。


(観てから読んでね)
濡れ女は千年前に人間の男に恋して人間となり結婚して子供を産んだがそれを良く思わない村の人間達がその3人を殺してしまった。
その殺した人間の末裔が楓だった。

人間の行為に深く胸を痛める楓。
そんな楓を救おうと鬼太郎一味が奮闘。

実は濡れ女はぬらりひょんにそそのかされ人間を襲っていた。
濡れ女に同情する楓は必死に彼女を更生させようとする。

ぬらりひょんはうらみパワーを集めでっかい髑髏の化け物を作った。

鬼太郎が楓と協力してそれを倒し、濡れ女も報われめでたしめでたし。
って話。


正直きつかったですね。
子供が見て喜ぶ映画ですね。

テーマは相変わらず人間の愚かさ。
愚かな人間に罰を与えようとするぬらりひょんと愚かな人間を救おうとする鬼太郎のイデオロギー闘争はアニメの頃と同様。
キャストは豪華で映像も金かかってる感じ。
でも水木しげるの世界はあまりに完成され定着している世界観があるので、実写では表現できないし意味も無い気もした。
妖怪が街にいる場面なんてコスプレか変態にしか見えませんでした。
かと思えば寺島しのぶさん演じる濡れ女が出てくるホラータッチのシーンは結構本格的に怖い感じだし、最後怒った濡れ女の顔とか夢に出てきそうな程怖かったし。

北乃きいちゃんは相変わらず演技いいですけど、この映画には不釣合いに感じました。
大泉洋さんが唯一笑える演技をしていて救いになっていた。

そんなわけで2点。
うーん大人が観ればこんなもんなんでしょうかね・・・。



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