メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ウルフ・オブ・ウォールストリート

2014年02月04日 | 映画
ウルフ・オブ・ウォールストリート を観た。


ウォール街には、金にまつわる豪快な逸話がいくつも転がっているが、なかでも特別スケールの大きな話がある。
26歳で証券会社を設立、年収4900万ドル(約49億円)を稼ぎ出し、10年間の栄光の果てに、36歳で楽園を追放された男、ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)の物語だ。
成功、放蕩、破滅─そのすべてにおいて彼は、いまだ誰も超えられない破格の伝説を打ち立てたのだ。


って話。


すっかりお馴染みとなったマーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演タッグの映画です。
実在の人物を描いた、恐らくノンフィクションです。

相変わらずのアウトローっぷりです。
演出にためらい無しでもはや清々しさすら感じる程潔いです。
ブレーキを踏まない監督ですね。

マーティン・スコセッシ作品ではいつもの事ですが、殆どのセリフに”ファッキン”が含まれていました。
何でもかんでもファッキンです。
ああ、こんな部分にもファッキンを入れていいのか、と英語の勉強になります。
この時点で吹き替えなしではテレビ放映が出来ないですね。

まあそれどころじゃ無いくらい他の要素も過激ですが。
超娯楽感覚でのセックスまみれの描写。
冒頭から変態プレイでしたからね。
会社内で、移動の飛行機で、自前の船でセックスばかりしててボカシ沢山。
ちょっとした仕事の打ち上げでも大量にストリッパーを呼んでセックスばっかりです。
狂ったようにハイテンションです。

そしてドラッグ。
冒頭から麻薬ばっかりです。
ぶっ飛んで仕事する、ぶっ飛んでセックスする。
毎晩大量の麻薬でフラフラしながらの暮らし。
ぶっ飛んだままヘリコプター操縦したり過激。

ディカプリオは昔から好きでちゃんと演技派だと思ってます。
前作のシャッターアイランドも相当素晴らしいと思いましたが、今作も遜色なく素晴らしかったです。
全く役柄が違いますが、こんなぶっ飛んだ役も全然違和感なくさらっとこなしますね。
完全なるヨゴレです。
マーティン・スコセッシ作品の中ではディパーテッドに似たテイストの演技でした。
ちょいと最近やってた華麗なるギャツビーとかぶる要素は多いですが。
ドラッグな演技は僕の好きな映画、ザ・ビーチと通ずるものがありました。

相棒のジョナ・ヒルは名脇役のポジションを得そうな俳優さんですね。
この辺のポジションで息長く活躍しそうな印象を受けました。
かなり太めな俳優ですが、マネーボールの時よりは大分痩せてますね。
ネット上では痩せてる写真も見れるのでどれが真の彼の姿なのかわかりません。

上映時間3時間。
殆どディカプリオのショータイムです。
ハイテンション、ノンストップな映画です。
ヒステリックで疲れる要素もありましたが、びっくりするくらいあっという間に感じました。
冒頭の客に向けた語り。
そこで観衆の心を掴み3時間振り落とさずに走り抜けるような映画でした。

内容や登場人物達の人種はとても嫌いなタイプで嫌な気分になりましたが、
シンプルにとても面白い映画だと思いました。


そんなわけで8点です。



しかしコレが本当だったら本当にぶっ飛んだ人間が世の中には居るもんですね。

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