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神経質な食事

2009年05月19日 | なんとなく書いてます
僕は今日まで物を食べて生きている。

食べるという行為は僕にとってはひどく繊細だ。

目の前に置かれた料理をどのような戦術で食べきるのが最も良いのか?最も美しいのか?
そんな事を考えて物心ついてから今日まで生きてきた。

米とおかずのバランス、麺とトッピングのバランス、肴と酒のバランス。

それらが崩れる事こそが最悪の事態なのである。

例えばハンバーグセットを頼んだ時、ハンバーグ1に対してライスいくつの割合で口に運べば最もバランスいいのか?と必死に考えて戦略を練って食している。

後半、思ったよりライスが足り無い・・・あーこんな事なら前半あんなペースでライスを食うんじゃなかった・・・俺は何て愚かなんだ・・・
ってなってしまいます。

具が多めのラーメンを食べていたら後半に麺は底を尽き、具ばっかり食べなければいけなくなる事もある。

食事の終了間際に最高のバランスでそれらを口に運べたらベストなのです。

何度か経験のある食べ物に関しては、過去の教訓からかなり美しいバランスで口に運ぶ事が出来る。

しかし、始めましてのものに関しては非常に難しい。

30年以上生きてきた経験で、何とかそういった最悪の事態にならないように、最初に戦術を組み立てる。

丼物など米の量が一見把握しづらいもの等は一旦軽く上の物をどかしてそれを確認する。
ラーメンも一回麺を思いっきり掴んで全体像を把握する。

そして「あ、思ったよりハイペースで具行っとかんと後半具だらけで相当最悪になるな・・・」と戦術を立てる。

酒など目に見えるものは簡単に計算する、「この肴一口でここまで飲む・・・意外にこの肴で次の一杯まで行けそうだな・・・」と

幕の内弁当等はかなりハイレベルで脳みそフル回転です。
「これは三口に分けて食べる・・・この煮物で米ここまで・・・最後の微調整用に魚は多めに残す・・・こいつらは最悪米なしでも問題ないから後半に持っていく・・・」そんな感じで。

あまり食べないカレーが苦手で、その上にトッピング的な具が乗ってたりするともうパニックで後半ぐずぐずになってしまいます。
「ヤバイ・・・全っっっ然、米足りひん・・・」って。

そんなわけで食事も脳みそ無くしては済ませられないのです。

もし、何日間も遭難して餓死寸前の僕が救出されおかず豊富の弁当渡されたら、やはり戦術を立ててから食う気がする。


いかにもデリカシーなさそうなフガフガ言ってるような輩が全然バランス悪く食べているのを見たりするとイライラして仕方がない。
「一口でその量の米行ったらアカンやろー・・・」って気になってしかたない。


食う姿を見るだけでその人間の大半がわかる気がする。

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