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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密

2022年05月01日 | 映画
ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
を観ました。


魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、ダンブルドア先生や魔法使いの仲間たち、
そしてなんと人間(マグル)と、寄せ集めのデコボコチームを結成!
魔法界と人間界の支配を企む黒い魔法使い、グリンデルバルドに5つの魔法のトランクで立ち向かう!
ダンブルドアの”秘密の作戦”とは、いったい!?


デイビッド・イェーツ監督です。
ハリー・ポッターシリーズからファンタスティック・ビーストシリーズまで、この系統の専門の監督という印象ですね。
シリーズ通して監督が変わらないのはどちらかと言うと好みです。

ファンタスティック・ビーストシリーズは今の所瞬間的には楽しめるけどあと引くほどでもないくらいの娯楽作品だと思っています。
今作もその印象は変わらずですかね。
主人公やその近くの登場人物のインパクトが弱いというかエピソードが弱いと言うか。
ハリー・ポッターに比べるとショッキングな展開が無い分ちょっと薄味には感じます。

その分ハリー・ポッターほどダークじゃなくてコミカルで可愛い印象が強いので対象年齢が低めに感じます。
老若男女、親子連れでも見れるでしょう。
ハリー・ポッターより前の時代の前日譚なシリーズなのでハリー・ポッターを見てないと楽しめない要素は多いです。

なんか身近で悪いことしてるのにまんまとやらせてしまう展開の連続で。
敵が特別狡猾でも無いのになんか粛々と悪事が進捗していきます。
そういう不条理の中で正義で立ち向かう主人公たちです。

魔法世界のあり方やこの作品のルールや設定はイマイチ忘れているのでなんだかわからない部分も多かったです。
恐らくこういう世界設定なのだろうなと保管しながら見てました。

映像のクオリティやでてくる獣たちの造形は流石の品質でそれだけでもなかなかの見応えはあります。
この手の映画はそこを求めて見に行ってる部分もあるのでそこは期待通りです。

主役のニュートは当然エディ・レッドメインです。
いつも以上におっとりとしてる印象で主役なのにあまり目立たない感じが嫌いじゃないです。
作家性の強い作品からエンタメ作品までこなすのでエンタメ作品にハイセンスな雰囲気を与えるのは強みですね。

ダンブルドア役は前作に引き続きジュード・ロウです。
ハリー・ポッターのダンブルドアに通ずる雰囲気が良いですね。
近年は渋い2番手をやることが多くていい感じに思っています。

グリンデルバルド役はマッツ・ミケルセンに変わりました。
前作までのジョニー・デップはこのシリーズのひとつの売りだった気がするのでこういうのは結構な残念ポイントですね。
マッツ・ミケルセンも非常に憎らしい役作りで結果として良かったかも知れないと思えるキャスティングでした。

グリーデンス役はエズラ・ミラーです。
なんか病んだ雰囲気の役でしたがルックスが良くてなかなか好みです。

ダン・フォグラー、アリソン・スドルなどの重要な脇役は変わらずで活躍していて嬉しかったです。

この手の作品にしてはインパクトが足りない気もしましたが妥当に楽しめるエンタメ映画ではあると思います。
ファンじゃあない人が見ればこんな感じかなと思います。


6点。

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