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兄に愛されすぎて困ってます

2017年07月01日 | 映画
兄に愛されすぎて困ってます
を観ました。


非モテ女子に突然訪れた、兄系イケメンズ・フェスティバル!?甘く切なくちょっぴりキケンな、究極の“愛されすぎ”ストーリー


河合勇人監督です。
この手の、このくらいのハードルの作品ですとなかなか高評価してきた監督です。
なかなか食欲そそらない企画ではありますが、監督も主演も好きな方なので観てみました。

序盤は最近の典型的なラブコメらしく、相当なコミカルで非常に見心地は良かったです。
かなりのテンポの良さと遊び心溢れる演出で、ほぼアニメの様な感触です。
土屋太鳳もそのようなテイストをやらせるにはピッタリですね。

振り返りシーンなのか?現在のシーンなのか?もわかりにくいくらいの勢いで、
登場人物たちの説明が行われていました。
そのキャラ付けをするために序盤はかなり極端な描写です。
この手の作品のイケメンのイケメン設定の描写っぷりは毎度極端ですよね。

今作では独立した感じで3人のイケメンが居るので、その描写になかなかエネルギーを使っていた感じです。
そんな3人が妹系の女の子を取り合う物語ですが、一人は一緒に住んでいるお兄さんです。

仲良し兄妹として有名らしいですが、ちょっと仲良し過ぎて観ていて複雑になるほどでした。
お風呂のシーンなどはちょっとエッチビデオみたいな雰囲気にも思えてしまいました。
まあ、それは僕の心が穢れているからでしょう。
過保護に妹を守る兄と、そんな兄が大好きな妹のラブコメでした。

ノンスタ井上がなかなか出番の多い、インパクト強い役で出ていましたが、
そこは結構面白かったです。
ノンスタ井上のナルシストキャラは苦手ですが、それを逆手に取ったような面白さがありました。

序盤はかなりコミカルなのですが後半は普通の恋愛モノになっていきます。
この手の作品を真面目に描かれても正直しんどいものはありますね。
そもそも兄妹で恋に落ちるのは気持ち悪いと思ってしまう部分もあります。
女子中高生とかはこういう設定にトキメクのでしょうかね。

土屋太鳳は最近、この手のキュートな役が多いですがこの子が主役だと漫画チックになって見やすいですね。
コミカルでキュートで、それでいて泣きの演技が上手で。
ただ今作はコミカル要素がつよいので泣きの演技が無理矢理感があって不要だった気もします。
ちょっとセクシーさもあって。
何にせよ健康的な可愛さは好感持てますね。

一番の本命の兄はGENERATIONSの片寄涼太が演じていましたが、そこそこですね。
ある種、この子の売出しの作品でもあるような気がします。
なんか独特なイケメンですが、演技は上手いとは言い難いですね。
今後、別の種類の作品に出て成長していけば化けるかもしれません。

千葉雄大はもはや職人芸の様になりつつある、一番得意な王子様キャラでした。
内心が謎めいていましたが、ちょいちょいただのスケベにも思えてそれは良かったです。
お金持ちのお医者さんでこのルックスは最高でしょう。

噛ませ犬っぽい恋敵が超特急の草川拓弥が演じていましたが、よく知らない人でした。
アイドルって感じでまだまだ役者感は無いですね。
そしてイケメンとも思いませんでした。

その妹役を結構好きな大野いとがやっていました。
この子も本来ならこの手の作品で主役級で出ても良いと思うのですけどね。
ただの脇役でしたが、可愛いし独特の雰囲気があって良かったです。

ノンスタ井上は教育実習の先生役でしたが、この映画をお蔵入りさせなくて良かったですね。
まんまのキャラでしたが、演出が面白くてなかなか笑えました。
イケメンキャラで、不細工という人もいれば、女子たちは「カッコイイー!」と扱っていて。
なんと土屋太鳳をお姫様抱っこしたりしていて。

河合勇人監督作品の中では一番低評価になるでしょうか。
テレビドラマもやっていたようなのでそちらを観ていない不覚もありますが。
純粋に映画だけ観るとイマイチでした。


そんなわけで4点。

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