メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

2007年03月07日 | 映画
叫を観た。

俺の最も好む映画監督の一人、俺に日本映画の素晴らしさを教えてくれた黒沢清監督の最新作。

誰かが女の人を水溜りに押さえつけて殺している流石のリアルなシーンからスタート。
その事件を追う役所広司演じる刑事さんが主人公。

それなりに謎がある映画なのでこれから観る予定の人は観てから読んでくれ。

現場を捜査する役所さん、なんだか良くわからないけど、自分が犯人であるかのような証拠品が次々と見つかる。
そして突然幽霊が出てきます。
「会いたかった」
みたいな事いいます。
「俺じゃない、俺は知らない」
と怯える。
主人公は毎晩現れる幽霊に怯え疲れる。
そうこうしている間に同じ手口の殺人事件が起きるが今度はすぐに犯人を捕まえる。
そしてまた同じ手口の殺人事件が起きるが犯人はまたもや別人。
混乱する刑事たちだが、役所は犯人たちの共通点を見つける。
そしてそれは自分にも当てはまる事を知る。

この先は劇場で。

違う犯人による連続殺人はキュアとそっくりです。
そしてホラータッチの部分は回路に似ています。
つまりその二つの作品を足して2で割った感じの仕上がりです。
幽霊のシーンは怖がらせようとしているのか、別の何かを狙っているのか、普通にドア開けて帰って行ったり、突然飛んだり少しコミカルな感じでした。

メッセージ性、何か意味深な感じはいつも通りです。
役所&黒澤タッグの空気が好きな人の期待は裏切らない、締まった仕上がりで満足です。
黒澤清監督の作品を観ると、「映画観たって感じの気分だわー」となる俺。

6点

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