龍三と七人の子分たち を観た。
かつてヤクザの組長を務めた龍三(藤竜也)は息子・龍平(勝村政信)のもとで隠居生活を過ごしているが、ヤクザの息子と白い眼で見られていた過去から家庭の中でも窮屈な生活を送っている。
連休に龍平が妻の実家へ帰省、留守を預かる最中に半グレ京浜連合からオレオレ詐欺の電話がかかる。
示談金が揃えられない龍三は元子分のマサ(近藤正臣)と詫びとして指つめを行おうとし受取人は恐れをなして逃げ出す。
その夜、かつての仲間だったモキチ(中尾彬)も京浜連合とトラブルを起こし、マル暴の刑事村上(ビートたけし)から彼らの存在を知った三人はかつてのヤクザ仲間、敵対した組長達と暴力団『一龍会』を結成し京浜連合と抗争を開始する。
って話。
巨匠・北野武監督の最新作です。
最近は作品ごと手法やテイストは変わりますが、
アウトレイジでエネルギーを使い過ぎた感じがあるので、
今度はちょっと脱力系なヤクザ映画という印象です。
引退したジジイたちが極度にうだつの上がらない日々を送っていて、
青春をもう一度とばかりに久々に集まって新しく組を立ち上げて若いチンピラ集団と抗争するお話でした。
なかなか面白いです。
テレビで言うならば深夜番組の企画みたいな熱量の映画ですね。
全国上映の作品で旬な感じの役者を一人も使わないなんて流石です。
北野武だから実現可能な感じの企画、キャスティングですね。
一言で言うなればジジイ版の青春映画ですね。
木更津キャッツアイとか池袋ウエストゲートパークみたいのをジジイでやってみました的な。
歳を取るのは悪いことじゃない、歳を取っても楽しいことは沢山ある。
仲間が居るっていいことだというような内容です。
世の年配者たちにポジティブな力を与えるような映画だと思います。
コメディ要素は正直イマイチでその辺もお年寄りに合わせたのかな?
と言った感じです。
笑かそう場面は沢山あれど笑える場面と全く笑えない場面とありました。
ただ終盤の中尾彬の活躍が凄くてブラック過ぎて腹よじれて笑いました。
是非、劇場でおもいっきり笑ってください。
ラストはジャッキー・チェン映画ばりのかなりド派手な展開になりますが、
刑事役のビートたけしが美味しい役でいいタイミングで現れて。
「ハイ、そこまで!全員逮捕!」
はかなりフリの効いたツッコミで面白かったです。
しかし北野武映画は語尾に「ばかやろう!」を付ける文化を作りましたね。
これ結構最新に近い日本語表現だと思います。
すぐ感化される僕は北野武作品を観た後は語尾に
「ばかやろう!」付けたくて仕方ないです。
そんなわけで6点です。
こういう目の付け所は素敵ですね。
かつてヤクザの組長を務めた龍三(藤竜也)は息子・龍平(勝村政信)のもとで隠居生活を過ごしているが、ヤクザの息子と白い眼で見られていた過去から家庭の中でも窮屈な生活を送っている。
連休に龍平が妻の実家へ帰省、留守を預かる最中に半グレ京浜連合からオレオレ詐欺の電話がかかる。
示談金が揃えられない龍三は元子分のマサ(近藤正臣)と詫びとして指つめを行おうとし受取人は恐れをなして逃げ出す。
その夜、かつての仲間だったモキチ(中尾彬)も京浜連合とトラブルを起こし、マル暴の刑事村上(ビートたけし)から彼らの存在を知った三人はかつてのヤクザ仲間、敵対した組長達と暴力団『一龍会』を結成し京浜連合と抗争を開始する。
って話。
巨匠・北野武監督の最新作です。
最近は作品ごと手法やテイストは変わりますが、
アウトレイジでエネルギーを使い過ぎた感じがあるので、
今度はちょっと脱力系なヤクザ映画という印象です。
引退したジジイたちが極度にうだつの上がらない日々を送っていて、
青春をもう一度とばかりに久々に集まって新しく組を立ち上げて若いチンピラ集団と抗争するお話でした。
なかなか面白いです。
テレビで言うならば深夜番組の企画みたいな熱量の映画ですね。
全国上映の作品で旬な感じの役者を一人も使わないなんて流石です。
北野武だから実現可能な感じの企画、キャスティングですね。
一言で言うなればジジイ版の青春映画ですね。
木更津キャッツアイとか池袋ウエストゲートパークみたいのをジジイでやってみました的な。
歳を取るのは悪いことじゃない、歳を取っても楽しいことは沢山ある。
仲間が居るっていいことだというような内容です。
世の年配者たちにポジティブな力を与えるような映画だと思います。
コメディ要素は正直イマイチでその辺もお年寄りに合わせたのかな?
と言った感じです。
笑かそう場面は沢山あれど笑える場面と全く笑えない場面とありました。
ただ終盤の中尾彬の活躍が凄くてブラック過ぎて腹よじれて笑いました。
是非、劇場でおもいっきり笑ってください。
ラストはジャッキー・チェン映画ばりのかなりド派手な展開になりますが、
刑事役のビートたけしが美味しい役でいいタイミングで現れて。
「ハイ、そこまで!全員逮捕!」
はかなりフリの効いたツッコミで面白かったです。
しかし北野武映画は語尾に「ばかやろう!」を付ける文化を作りましたね。
これ結構最新に近い日本語表現だと思います。
すぐ感化される僕は北野武作品を観た後は語尾に
「ばかやろう!」付けたくて仕方ないです。
そんなわけで6点です。
こういう目の付け所は素敵ですね。