四十九日のレシピ を観た。
熱田良平(石橋蓮司)の妻、乙美が突然亡くなった。
二週間後、生きる気力を失っていた熱田のもとに、天真爛漫な不思議な女の子の井本(二階堂ふみ)が突然現れる。
井本は乙美が勤めていた更生施設出身の女の子で乙美から頼まれていた四十九日までの細々とした家事などを引き受けに来たと話し、熱田に乙美が残した「レシピ」の存在を伝える。
そこへ結婚し、東京で生活を送っていた娘の百合子(永作博美)が疲れ果てた様子で帰ってきた。
彼女はある出来事から結婚生活が破たんしたことを知り、離婚届を残し実家に戻ってきたのだった。
そこにブラジル人の若者、井本の友達ハル(岡田将生)も加わる。
4人は四十九日の大宴会に向けて悩みながらも準備を進めていく。
そしてそれぞれの心の傷と向き合い成長していく。
って話。
かなり僕好みな予感がして作品の情報を知ってからは結構楽しみにしてました。
案の定僕好みな優しい映画でした。
悲しいけどほのぼので、登場人物たちのささやか成長を見せるだけ。
こういうこじんまりとしたハートフルヒューマンドラマは好物ですね。
設定は独特ですが、演出は結構ベタでした。
さほどハイセンスだとは思いませんでしたが。
さほどハイセンスではないので僕の琴線に触れるようなシーンはなかったです。
しかしながら終始いい感じで見せてくれるので減点するようなポイントもなかったです。
主演は永作博美・・・かと思いきや石橋蓮司の方が主演って感じでしたね。
石橋蓮司を主演にするあたり渋いセンスを感じますね。
強面の不器用な父親像に最適なキャスティングでした。
妻を亡くした喪失感を、あまり表には出さない喪失感を上手に表現してました。
夜の橋の上で井本と座り込むシーンは名シーンでした。
永作博美は、さすがに歳を重ねたな・・・って思ってしまいました。
演技派だし存在感も抜群なので主演にはふさわしいですね。
ただ少々不似合いな役だったというか、この役なら他にベストキャストが居たのでは?
永作博美がやるならもう少し洒落た感じにするとかあったのでは?
等気になりました。
そしてなんといっても二階堂ふみですね。
ガマの油で初めて観た二階堂ふみ天真爛漫演技に度肝を抜かれた記憶は今でも鮮明です。
今回もそれにかなり近い役柄でした。
超天真爛漫な自由人な謎な女の子。
水着の健康的セクシーショットもあって嬉しかったですね。
この子すでに完全に変えが効かないポジションを確立してますよね。
今後も優秀な監督の作品に呼ばれるだろうな、と容易に予想されます。
岡田将生は好きな俳優ですが、なかなかいい感じでした。
今回はブラジル人の役でしたが何故か外人の役をやることがたまにありますよね。
そんな外人顔とも思わないのですが。
素敵でした。
ポルトガル語と片言の日本語を喋る設定でしたが、これくらいのポルトガル語ならば全然理解出来ました。
まま母の乙美さんの儚さ健気さが一番ジーンと来ましたね。
気を使い大らかで優しく、それゆえに娘は心と裏腹に母親に反発してしまった。
熱田もちゃんと心を開いて本音を言えなかった。
妻が、母が急死してしまったため、そんな伝えられない気持ちを抱えてしまった人々の切なさはよく伝わりました。
更生施設の乙美の同僚の
「我々は跳び箱の前の踏切板、跳び箱を飛び越えたらもう私達のことは思い出さなくていい」
みたいなセリフは良かったですね。
自分もよく似たような事を言うので印象深かったです。
そんなわけで7点です。
僕好みの映画でした。
こういう優しいハイクオリティな映画は定期的に観たいです。
熱田良平(石橋蓮司)の妻、乙美が突然亡くなった。
二週間後、生きる気力を失っていた熱田のもとに、天真爛漫な不思議な女の子の井本(二階堂ふみ)が突然現れる。
井本は乙美が勤めていた更生施設出身の女の子で乙美から頼まれていた四十九日までの細々とした家事などを引き受けに来たと話し、熱田に乙美が残した「レシピ」の存在を伝える。
そこへ結婚し、東京で生活を送っていた娘の百合子(永作博美)が疲れ果てた様子で帰ってきた。
彼女はある出来事から結婚生活が破たんしたことを知り、離婚届を残し実家に戻ってきたのだった。
そこにブラジル人の若者、井本の友達ハル(岡田将生)も加わる。
4人は四十九日の大宴会に向けて悩みながらも準備を進めていく。
そしてそれぞれの心の傷と向き合い成長していく。
って話。
かなり僕好みな予感がして作品の情報を知ってからは結構楽しみにしてました。
案の定僕好みな優しい映画でした。
悲しいけどほのぼので、登場人物たちのささやか成長を見せるだけ。
こういうこじんまりとしたハートフルヒューマンドラマは好物ですね。
設定は独特ですが、演出は結構ベタでした。
さほどハイセンスだとは思いませんでしたが。
さほどハイセンスではないので僕の琴線に触れるようなシーンはなかったです。
しかしながら終始いい感じで見せてくれるので減点するようなポイントもなかったです。
主演は永作博美・・・かと思いきや石橋蓮司の方が主演って感じでしたね。
石橋蓮司を主演にするあたり渋いセンスを感じますね。
強面の不器用な父親像に最適なキャスティングでした。
妻を亡くした喪失感を、あまり表には出さない喪失感を上手に表現してました。
夜の橋の上で井本と座り込むシーンは名シーンでした。
永作博美は、さすがに歳を重ねたな・・・って思ってしまいました。
演技派だし存在感も抜群なので主演にはふさわしいですね。
ただ少々不似合いな役だったというか、この役なら他にベストキャストが居たのでは?
永作博美がやるならもう少し洒落た感じにするとかあったのでは?
等気になりました。
そしてなんといっても二階堂ふみですね。
ガマの油で初めて観た二階堂ふみ天真爛漫演技に度肝を抜かれた記憶は今でも鮮明です。
今回もそれにかなり近い役柄でした。
超天真爛漫な自由人な謎な女の子。
水着の健康的セクシーショットもあって嬉しかったですね。
この子すでに完全に変えが効かないポジションを確立してますよね。
今後も優秀な監督の作品に呼ばれるだろうな、と容易に予想されます。
岡田将生は好きな俳優ですが、なかなかいい感じでした。
今回はブラジル人の役でしたが何故か外人の役をやることがたまにありますよね。
そんな外人顔とも思わないのですが。
素敵でした。
ポルトガル語と片言の日本語を喋る設定でしたが、これくらいのポルトガル語ならば全然理解出来ました。
まま母の乙美さんの儚さ健気さが一番ジーンと来ましたね。
気を使い大らかで優しく、それゆえに娘は心と裏腹に母親に反発してしまった。
熱田もちゃんと心を開いて本音を言えなかった。
妻が、母が急死してしまったため、そんな伝えられない気持ちを抱えてしまった人々の切なさはよく伝わりました。
更生施設の乙美の同僚の
「我々は跳び箱の前の踏切板、跳び箱を飛び越えたらもう私達のことは思い出さなくていい」
みたいなセリフは良かったですね。
自分もよく似たような事を言うので印象深かったです。
そんなわけで7点です。
僕好みの映画でした。
こういう優しいハイクオリティな映画は定期的に観たいです。