メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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東京家族

2013年02月01日 | 映画
東京家族 を鑑賞。


瀬戸内海の小島に暮らす元教師の平山周吉(橋爪功)、とみこ(吉行和子)夫婦。
医者をしてる長男幸一(西村雅彦)一家の家で長女金井滋子(中嶋朋子)や次男昌次(妻夫木聡)とともに賑やかに夕食を取る。
その後長女の滋子の家に泊り、東京観光をしてとみこは昌次のアパートに泊まり、婚約者の紀子(蒼井優)を紹介される。
しかし翌日とみこは幸一の家で倒れてしまう。


ってお話。


なんともリアルな現代の家族の物語って感じでした。

とても感動出来たしなかなかの名画でした。

厳格でコミュニケーションが下手な父と優しくて明るい母の夫婦像。
日本では一番多そうな老夫婦の描写だと思いました。

しっかりしてる長男としっかりして口うるさい長女。

一人だけフリーターで父に駄目だと思われている末っ子の妻夫木聡のポジションはかなり自分とかぶるように感じました。
まあ、母親に紹介できるような可愛い恋人はいませんけど。

妻夫木聡と蒼井優のカップル像もとても素敵でかなり憧れるモノがありました。

故郷が瀬戸内海の綺麗な小島ってのもいいですね。
一度そんな場所を訪れてみたいと思いました。

吉行和子はすっかりおばあちゃん役をやるポジションになりましたね。
僕にはどうしてもごっつええ感じのイメージが強いのです。
それにしても優しいおばあちゃん演じさせたらピカイチですね。
声質が天性でいいですよね。

橋爪功の頑固ジジイは初めて観た気がしますが、
不器用な空気感が出てて流石ベテランの上手さがありました。

それにしてもなんともリアルな家族の物語でした。
なんとも言えない絶妙さがありました。
ただの普通の家族の話といってしまえばそれなのですが、
未来の人がコレを見て、21世紀日本の家族像を直ぐ理解できる記録映画のようでした。

山田洋次監督なので問題無しのクオリティ。
ちょっとした描写もリアリティあって見事でした。
シンプルな幸せな家族の物語ですね。


そんなわけで8点です。


なんだか家族に会いたくなるような映画でした。

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