深夜食堂 を観た。
マスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわうめしや。
ある日、誰かが店に置き忘れた骨壺をめぐってマスターは思案顔。
詮索好きな常連たちは骨壺をネタに、いつもの与太話に花を咲かせている。
「ナポリタン」
そんなめしやに久しぶりに顔を出したたまこ(高岡早紀)。
愛人を亡くしたばかりで新しいパトロンを物色中だったが、隣にいた年下の男はじめ(柄本時生)と肌が合い…。
「とろろご飯」
無銭飲食をしたことを機に、マスターの手伝いを兼ねて住み込みで働くことになったみちる(多部未華子)。
いつのまにかめしやに馴染むが、どこか事情を抱えたままで…。
「カレーライス」
福島の被災地から来た謙三(筒井道隆)は夜な夜なめしやに現れては、常連のあけみ(菊池亜希子)に会いたいと騒いでは店の客と一悶着…。
春夏秋冬、ちょっとワケありな客たちが現れては、マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく。
って話。
松岡錠司監督作品です。
テレビドラマもやってたみたいだけど見てなかったです。
僕好きのしそうな映画だったので観てみました。
そうしたら予想以上に僕好きのする映画でした。
小林薫の良さが最大限に出るような役どころですね。
僕にとっての小林薫はやはり幼いころに観ていた「イキのいい奴」のイメージが強いので。
こういう板前風の風貌で登場してくれるだけで嬉しいものがあります。
深夜しかやってない小料理屋に集まる常連客と、
そこで起きるささやかな3つのヒューマンドラマな物語でした。
典型的なハイセンス系な演出でとても観心地の良い映画でした。
なんともほっこりと、切なくて。
それでいて人間の奥底にある優しさが見事に表現されているような。
2つ目の多部未華子のエピソードは何か憧れるやつでした。
個人的に3つ目の震災の津波で妻を亡くした男が、
ボランティアの女性のストーカー的存在になってしまう物語にグッと来てしまいました。
わかっていながらもそういう行為に行ってしまう。
数年経っても癒えぬ震災の傷の表現としてとても秀逸でした。
それらのストーリーとは別に冒頭から謎の骨壷のエピソード。
それがラストにちゃんとオチますが、見事な起承転結だったと思います。
こういう複数のエピソードがある映画にピッタリのオチだったと思います。
田中裕子さんがおもいっきりボケ役で斬新すぎました。
コメディ要素もいい感じで、
映画の日でなかなか混んでいましたが、
劇場内はなかなかの笑い声で温かい空気感で。
こういう映画を無言で共有できる他人と映画館と言う空間で観れて良かったと思いました。
調べるとドラマの監督は僕好きのしそうな方々が手がけてますね。
これを観てなかったのはなかなかの失敗でした。
そんなわけで8点です。
コレは猛烈にドラマ版を観たくなりました。
この手のテイストならばずっと観てられる僕です。
マスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわうめしや。
ある日、誰かが店に置き忘れた骨壺をめぐってマスターは思案顔。
詮索好きな常連たちは骨壺をネタに、いつもの与太話に花を咲かせている。
「ナポリタン」
そんなめしやに久しぶりに顔を出したたまこ(高岡早紀)。
愛人を亡くしたばかりで新しいパトロンを物色中だったが、隣にいた年下の男はじめ(柄本時生)と肌が合い…。
「とろろご飯」
無銭飲食をしたことを機に、マスターの手伝いを兼ねて住み込みで働くことになったみちる(多部未華子)。
いつのまにかめしやに馴染むが、どこか事情を抱えたままで…。
「カレーライス」
福島の被災地から来た謙三(筒井道隆)は夜な夜なめしやに現れては、常連のあけみ(菊池亜希子)に会いたいと騒いでは店の客と一悶着…。
春夏秋冬、ちょっとワケありな客たちが現れては、マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく。
って話。
松岡錠司監督作品です。
テレビドラマもやってたみたいだけど見てなかったです。
僕好きのしそうな映画だったので観てみました。
そうしたら予想以上に僕好きのする映画でした。
小林薫の良さが最大限に出るような役どころですね。
僕にとっての小林薫はやはり幼いころに観ていた「イキのいい奴」のイメージが強いので。
こういう板前風の風貌で登場してくれるだけで嬉しいものがあります。
深夜しかやってない小料理屋に集まる常連客と、
そこで起きるささやかな3つのヒューマンドラマな物語でした。
典型的なハイセンス系な演出でとても観心地の良い映画でした。
なんともほっこりと、切なくて。
それでいて人間の奥底にある優しさが見事に表現されているような。
2つ目の多部未華子のエピソードは何か憧れるやつでした。
個人的に3つ目の震災の津波で妻を亡くした男が、
ボランティアの女性のストーカー的存在になってしまう物語にグッと来てしまいました。
わかっていながらもそういう行為に行ってしまう。
数年経っても癒えぬ震災の傷の表現としてとても秀逸でした。
それらのストーリーとは別に冒頭から謎の骨壷のエピソード。
それがラストにちゃんとオチますが、見事な起承転結だったと思います。
こういう複数のエピソードがある映画にピッタリのオチだったと思います。
田中裕子さんがおもいっきりボケ役で斬新すぎました。
コメディ要素もいい感じで、
映画の日でなかなか混んでいましたが、
劇場内はなかなかの笑い声で温かい空気感で。
こういう映画を無言で共有できる他人と映画館と言う空間で観れて良かったと思いました。
調べるとドラマの監督は僕好きのしそうな方々が手がけてますね。
これを観てなかったのはなかなかの失敗でした。
そんなわけで8点です。
コレは猛烈にドラマ版を観たくなりました。
この手のテイストならばずっと観てられる僕です。