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「ごらん、世界は美しい」

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ドラマ批評 2013秋

2013年11月16日 | テレビ
今クールのドラマ批評。
仕事で忙しい中、まさしく睡眠時間を削りまくって毎日明け方までビデオで観てます。
そこまでする必要なんて無いと思うけど。。。


・海の上の診療所(フジテレビ)
松田翔太主演のラブコメ医療ものです。
医者が居ない島々を船を医院として巡り患者を診る。
一話一島という設定で島に行く度に出会いがあり恋に落ち毎度結婚しようとして失恋するという繰り返し。
医療のシーンになると相当出来る男なのに恋の舞台では超間抜け。
この設定は嫌いじゃないです。
すぐ恋に落ちてすぐ失恋する感じは自分を重ねやすいです。
僕もしょっちゅう運命の出会いをしてますからね。
医療の要素は殆ど無いです。
とりあえず僕の好きな武井咲が可愛いです。


・ミス・パイロット(フジテレビ)
就職できないリクルーターの堀北真希がひょんなことからパイロットを目指すことになる話。
相武紗季、桜庭ななみら僕好みな女優さんが脇を固めてます。
面白くもつまらなくも無いですが、ありがちな設定。
コレほど斬新さを感じないドラマも凄いなぁって感じです。
なにはともあれ堀北真希は可愛いです。


・リーガルハイ(フジテレビ)
乗りに乗ってる堺雅人の超個性派弁護士の話です。
なかなか聴き応えのあるセリフをすごい量凄い早口でしゃべりまくります。
冷徹なクズ人間が時折見せる優しさのバランスは見事。
そんなに笑えるわけじゃないですが、別にスベってると思わせる要素も無し。
純粋にかなり面白いと思います。
さほどすきじゃないですが新垣結衣は可愛いです。


・独身貴族(フジテレビ)
映画制作会社を経営してる兄の草剛と弟の伊藤英明。
そこに現れる脚本家志望の北川景子の三角関係。
兄は結婚願望が無くお金持ちで独身生活を満喫しているが北川景子の登場でそれが乱れだすという感じ。
いわゆるくっつきそうでくっつかない典型的な歯がゆい系の恋愛ものですね。
典型的ですが、設定やテイストは結構個性的に仕上がってます。
毎度の冒頭の名言はかなり質が高くていいですね。
個人的に古い映画みたいな演出のタイトルバックとかは好きです。
なんだか自分を重ねやすい設定です。
そんなことよりも何よりも、
僕の大好きな北川景子がクソ可愛いです!



・刑事のまなざし(TBS)
40歳過ぎて刑事になった男を椎名桔平が演じるヒューマンドラマ色強い刑事サスペンスと言った感じです。
初めに言いますが、コレかなり良いドラマです。
今クールの正統派では一番面白いと思います。
なんといってもストーリーが深くて上質です。
物語慣れしてる僕ですら毎度驚かされるどんでん返し。
切り口は毎度人間の深い悲しい部分。
シリアスな椎名桔平が見事にその空気を作ってます。
いや、本当に面白いと思います、コレ。
可愛い人は・・・出てないですね・・・。


・変身インタビュアーの憂鬱(TBS)
僕が崇拝する三木聡の毎度の個性派ドラマです。
売れっ子小説家役の中丸雄一が100作目が書けないので木村文乃役の担当とともにとある事件を題材にするために田舎町へ。
中丸雄一は普段は陰湿なロン毛小説家なのに趣味の変身でイケメンのインタビュアーに変わる。
皆が何かを隠してる田舎町を舞台に二人が謎を暴いていく。
設定も、世界感も独特過ぎてたまらないです。
毎度の天才感溢れる映像、スローモーションの使い方などハイセンス垂れ流しでたまらないです。
この人は本当にただただ天才目線で映像を作りますね、ホント刺激的で好きです。
物語の雰囲気も他じゃ観れない替えの効かないものです。
掟ポルシェがこんなにセリフの中に出てくる作品は他に無いでしょう。
ちょいちょい活躍してきてる木村文乃はなかなかいいですね。
三木聡がヒロインに選んだ、というだけで大分見る目が変わりますね。


・夫のカノジョ(TBS)
最近大好きな川口春奈と鈴木砂羽のW主演のドラマです。
ちょっと礼儀知らずの若手社員の川口春奈とその上司の田辺誠一の妻、ちょっと気弱で几帳面な鈴木砂羽の中身が入れ替わってしまうという設定。
僕が子供の頃あったような古典的な設定ですね。
低視聴率で話題ですが、いかにも視聴率取れなそうな設定ですがそこまでつまらなくないです。
毎度痛快な逆転劇的なお話なので普通に楽しんで観れます。
なにはともあれ川口春奈が可愛いです。


・クロコーチ(TBS)
40年前に起きた3億円強奪事件を追う刑事を長瀬智也が演じてます。
かなり癖のあるしゃべり方でものまねされるのを前提に作ったのか?そういういやらしい戦法か?と疑いたくなる感じです。
長瀬智也の癖のあるしゃべり方は面白いですが、その他の演出は結構チープで安っぽい演劇みたいな感じです。


・安堂ロイド~A.I. knows love~(TBS)
キムタク主演、ヒロインは柴咲コウ、脇役もそれなりの売れっ子揃いなSFアクションです。
殺された博士そっくりのアンドロイドが未来からやってきてその妻を守るって設定。
まあターミネーター的な感じですね。
何でしょう・・・すごくつまらないですね。
日本ドラマでこういうSFやるとかなりチープになってしまって観るのもしんどいですね。
深夜にやってたらまだ観れるかも知れないですが・・・。
設定から話から映像から演出から全部ひどいと思います。
キムタクドラマだから、とみんなが力み悩みひねりこねた挙句に間違った結論に行ってしまった感じが否めないです。
大好きな本田翼は可愛いですが変な役なので残念です。


・ダンダリン 労働基準監督官(日テレ)
労働基準監督官を竹内結子を演じて、色んな企業の問題点にメスを入れていくお話。
非常に現代的なテーマを題材にしているので観やすいし、多くの人にとって身近でしょう。
その辺ではショムニ的な目線のドラマです。
トリンドル玲奈は可愛いですね。


・ハクバノ王子サマ 恋愛適齢期(日テレ)
新任教師に恋する先輩女教師を優香が演じてます。
別に良くも悪くも無いですね。
同世代の女性の共感票を狙ったかのようなドラマですね。
F1層の風呂あがりを狙ったようなテイストです。


・裁判長っ!おなか空きました!(日テレ)
僕の大好きな福田雄一ドラマです。
前クールもやってたのでよく働きますね、今が旬ですね。
そんなわけで30分枠で舞台は法廷だけの基本キャスト3人(北山宏光、佐藤二朗、戸次重幸)の低予算ドラマ。
しかしそんな設定でもむちゃくちゃ面白くしますね。
発想のセンスに嫉妬しますね、自分がドラマ作れるならこんなドラマやりたいです。
馬鹿馬鹿会話劇を法廷口調でやりとりする。
定番の佐藤二朗がツッコミ役で、もう僕はこの人の虜ですからね。
むちゃくちゃくだらない事を「異議あり!」などとやりとりするの最高です。


・ノーコン・キッド~ぼくらのゲーム史~(テレ東)
コレも低予算感ふんだんな田中圭、波留、浜野謙太の基本キャスト3人のドラマ。
ファミコン初期の時代からゲーム好きな3人のリアルでほろ苦い半生を描いたドラマ。
見事なノスタルジックの演出に成功してますね。
なんか、かなりジーンとするんですよね。
当時ブームのゲームを題材に物語にするだけでこんなに淡く切ない気持ちになるなんて素晴らしい切り口だと思いました。
ゲームも一つの大きな文化ですね。
時代は流れましたね。
因みにこの波留って子、よく見かけますが良さがさっぱりわからないので何か業界の力を感じてしまいます。


・殺しの嬢王蜂(テレ東)
思ったよりエロく無いしあまりにひどいので序盤で観るのを辞めました。
この枠は期待度高いので残念です。


・都市伝説の女(テレ朝)
大好きな長澤まさみ主演ドラマの続編。
設定も内容もキャストも変わらず。
今旬な大久保さんが加わってますが。
かなりコメディ色が増していて完全に不真面目ドラマ路線になってます。
そっちの方がいいですね。
トリックほどじゃ無いですが、遅めの時間帯のドラマの役割的な空気感はちゃんと出てると思います。




そんなわけで僕は天才クリエーターが好きなので
変身インタビュアーの憂鬱、裁判長っ!おなか空きました!
の二本がいいですね。
ノーコンキッド、刑事のまなざし
がその次にいい感じです。

安堂ロイドが一番ひどいかも・・・。

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