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ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期

2016年11月04日 | 映画
ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期
を観ました。


ブリジットは43歳に。なぜか未だ独身。彼女が愛した2人の男はといえば、なんとダニエルは飛行機事故で亡くなり、マークは別の女性と結婚してしまっていた。
しかし、いまやテレビ局の敏腕プロデューサーとなったブリジットに再びドラマチックな出会い(モテ期!)が訪れる。
ハンサムでリッチ、性格もナイスなIT企業の社長、ジャック(パトリック・デンプシー)だ。いつもの天然っぷりから彼と急接近する一方で、マークとも再会を果たすブリジット。
マークは妻と離婚の協議に入っているという。またしても2人の間で揺れることになるブリジット。40代女性としてさらにタイヘンな局面を迎え、一体どうなる!?


人気のラブコメシリーズの最新作ですね。
いつも通りシャロン・マグワイア監督です。

最近他の映画で見るレネー・ゼルウィガーがすっかりおばさんで、
正直おばあさんにも見えつつあるような劣化をしていると思っていました。

普段はガリガリですがブリジット・ジョーンズを演じる時は太ってましたが。
今作は今まで程太ってませんでした。
流石に50歳手前でそこまで太ったりは難しいのでしょう。


そんなわけで今更ブリジット・ジョーンズの日記?
ハリウッドってどれほどネタが無くて商魂逞しいのさ、
なんてちょっと否定的な目で観に行きましたが。

なかなかどうして、かなり面白かったです。
封切り初日に行ったので混んでましたが、
場内めちゃくちゃウケてました。
ハリウッドのコメディではTEDに近いくらいの笑いの量でした。

適度な下ネタとわかりやすいボケ、テンポの良いボケのかぶせ。
かなり見事でしたよ。

冒頭でヒュー・グラントが演じていたダニエルが死んだということで、葬式から始まりますが。
プレイボーイの彼の葬式には彼の大量の恋人が鉢合わせるという面白なつかみでした。
自分の操縦する飛行機で茂みに突っ込んで死ぬなんて彼らしい、という下ネタも上手かったです。

それからIT社長な恋人と離婚調停中の元彼と立て続けに関係を持って、しかも妊娠してしまい。
両方共切れないということでガッツリ二股状態なブリジット。
コメディ仕立てにしてますが、コレはただのクズな二股女だよなぁ、と見てました。

途中からは男たち同士も事情を知るようになり3人で協力して奇妙な妊娠生活を送るという。
なかなか斬新でアットホームな展開で好きでした。

レネー・ゼルウィガーは確かに老いて痛々しい部分も感じましたが、
全然大丈夫でした。
本人も作り手も承知でやってると思うのでなかなか自虐ネタも多かったです。
この映画になるととたんにブリジットになりきるのは素晴らしいですね。
未だに独特なキュートさを出せるのは立派だと思います。

コリン・ファースはその後ビッグになった印象ですが、ちゃんとマークでした。
役者って一度やったキャラクターをちゃんと覚えてるものですね。
こう見ると男は同じ年月を経ても渋くなりますが女性はちょっと痛々しくなるので。
男の方が得な気がしますね。

もう一人の恋人役はパトリック・デンプシーが演じていました。
少々物足りないキャスティングだな、と見る前は思いましたが、
全然大丈夫でした。
バッチシ見事なキャスティングでした。

エマ・トンプソンが産婦人科医の役でしたがめちゃくちゃ面白かったです。

妊娠したことを父親に告げるブリジット、子供がどちらの子かわからないと告げる。
「よくある話だ、お前だって俺の子かどうかわからん」
という父に爆笑ですね。

コメディの面白さもさることながら、遂にブリジットが出産するということで。
感動もありました。

改めてハリウッドのラブコメの王道のシリーズだなと思いました。
時を経て新作を作った気持ちもよくわかりました。
時を経た新作のプレッシャーをよくクリアしたと思います。

最近こういう間を開けた続編って結構ありますが、どれも比較的成功してますね。
コレは大成功だと思います。


そんなわけで9点。

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