氷菓
を観ました。
何事にも積極的に関わろうとしない「省エネ主義」を信条とする神山高校1年生の折木奉太郎(山崎賢人)は、姉・供恵からの勧めで古典部に入部する。
しかし、古典部には同じ1年生の千反田える(広瀬アリス)も「一身上の都合」で入部していた。
奉太郎とは腐れ縁の福部里志(岡山天音)も古典部の一員となり、活動目的が不明なまま古典部は復活する。
そして、えるの強烈な好奇心を発端として、奉太郎は日常の中に潜む様々な謎を解き明かしていく。
ある日、奉太郎はえるから助けを求められる。それは、彼女が元古典部部長の伯父から幼少期に聞かされた、古典部に関わる話を思い出したいというものだった。
奉太郎の幼馴染で里志に好意を持つ伊原摩耶花(小島藤子)の入部後、古典部の文集『氷菓』がその手掛かりだと知った奉太郎は、仲間たちと共に、『氷菓』に秘められた33年前の真実に挑むことになる。
安里麻里監督です。
観ている間は失念していましたが、ホラー系の監督さんですね。
劇中ちょいちょい、ホラーっぽいな、って思うシーンがあったのも納得でした。
原作は読んでいませんが、人気小説の実写版です。
物語としては日常的な些細な事柄に疑問を持ちそれを推理するという、かなり好みの物語でした。
原作者の米澤穂信の小説を読みたくなりました。
本当に日常的な事柄に対する推理で、相当斬新に思いました。
殺人事件でも刑事事件でもなく、
なぜ準備室の鍵がかかってたか?
なぜ毎週借りられる本があるか?
等を本格的なテイストで推理していきます。
本来の推理ってこういうことだろうな、と目からウロコでした。
殺人事件なんて日常的に起きるわけ無いので、
推理力って本来こういうことで発揮されるのだと。
メインとなるヒロインが幼い頃失踪した叔父に言われたことを思い出したい、
ってテーマも非常にいい塩梅でした。
最初は全く真相から遠いですが、細やかなヒントから推理していくのは良い構造でした。
主人公が面倒くさがりで全然やる気なくて、行動よりは主に想像力で矛盾のない推理を導くのも好感持てました。
一応天才探偵な設定ですが、今まで観てきたそういう探偵像とは違っていて逆に引き込まれました。
氷菓というタイトルが真相の大きなカギとなっていて、
それも良かったですね。
郁恵ちゃん世代ならばちょっと想像出来なくも無かったですが。
ただ真相は明確な出来事ではなく、疾走した叔父の心境なので、
観てる人が推理するような作風でもないです。
作風としてはかなり静かでホラーっぽい質感は強めです。
ただ勿論ホラーな演出は無いですが。
ちょいちょい謎めいたシーンではホラー感ありました。
薄暗い映像もそれっぽかったです。
山崎賢人は出ずっぱりですが、カッコよくて好きですね。
今作はクセがなくて誰がやっても良さそうですが、だからこそ逆に山崎賢人くらいの存在感と人気が必要だった気がします。
全然やる気なくて表情も無いだけに、終盤の笑顔が可愛くて輝いていましたね。
ヒロインの広瀬アリスは相変わらず可愛くて魅力的で。
何か腕にしがみつく習性が可愛くてシュールで良かったですね。
振り払おうと結構強めに振られても話さなくて。
真っ直ぐでキラキラな好奇心が彼女の表情とぴったりでした。
小島藤子は日本的な可愛さと不思議なおしゃれさを感じる見た目ですね。
演技も上手でいい脇役だと思います。
ひよっこでの演技も非常に印象的だったので、
次の次の朝ドラヒロインあたりになるのでは?と期待しています。
岡山天音も最近良く見かけますね。
イケメン系が多い若手の中で独特な存在感出していると思います。
小島藤子同様にひよっこが印象的です。
早速ひよっこ組の活躍を感じますね。
斉藤由貴がいい感じの役で出ています。
悲しげでな役をやらせると、替えの効かないいい女優になっていますね。
早く復帰して欲しいものです。
回想シーンは本郷奏多が主役でした。
殆どセリフが無かったですが悪くなかったです。
懐かしい感じの学園シーンは魅力的でした。
斬新で見ごたえある好みの映画でした。
このトーンで退屈せずに見れたのはいいクオリティだったからだと思います。
そんなわけで8点。
を観ました。
何事にも積極的に関わろうとしない「省エネ主義」を信条とする神山高校1年生の折木奉太郎(山崎賢人)は、姉・供恵からの勧めで古典部に入部する。
しかし、古典部には同じ1年生の千反田える(広瀬アリス)も「一身上の都合」で入部していた。
奉太郎とは腐れ縁の福部里志(岡山天音)も古典部の一員となり、活動目的が不明なまま古典部は復活する。
そして、えるの強烈な好奇心を発端として、奉太郎は日常の中に潜む様々な謎を解き明かしていく。
ある日、奉太郎はえるから助けを求められる。それは、彼女が元古典部部長の伯父から幼少期に聞かされた、古典部に関わる話を思い出したいというものだった。
奉太郎の幼馴染で里志に好意を持つ伊原摩耶花(小島藤子)の入部後、古典部の文集『氷菓』がその手掛かりだと知った奉太郎は、仲間たちと共に、『氷菓』に秘められた33年前の真実に挑むことになる。
安里麻里監督です。
観ている間は失念していましたが、ホラー系の監督さんですね。
劇中ちょいちょい、ホラーっぽいな、って思うシーンがあったのも納得でした。
原作は読んでいませんが、人気小説の実写版です。
物語としては日常的な些細な事柄に疑問を持ちそれを推理するという、かなり好みの物語でした。
原作者の米澤穂信の小説を読みたくなりました。
本当に日常的な事柄に対する推理で、相当斬新に思いました。
殺人事件でも刑事事件でもなく、
なぜ準備室の鍵がかかってたか?
なぜ毎週借りられる本があるか?
等を本格的なテイストで推理していきます。
本来の推理ってこういうことだろうな、と目からウロコでした。
殺人事件なんて日常的に起きるわけ無いので、
推理力って本来こういうことで発揮されるのだと。
メインとなるヒロインが幼い頃失踪した叔父に言われたことを思い出したい、
ってテーマも非常にいい塩梅でした。
最初は全く真相から遠いですが、細やかなヒントから推理していくのは良い構造でした。
主人公が面倒くさがりで全然やる気なくて、行動よりは主に想像力で矛盾のない推理を導くのも好感持てました。
一応天才探偵な設定ですが、今まで観てきたそういう探偵像とは違っていて逆に引き込まれました。
氷菓というタイトルが真相の大きなカギとなっていて、
それも良かったですね。
郁恵ちゃん世代ならばちょっと想像出来なくも無かったですが。
ただ真相は明確な出来事ではなく、疾走した叔父の心境なので、
観てる人が推理するような作風でもないです。
作風としてはかなり静かでホラーっぽい質感は強めです。
ただ勿論ホラーな演出は無いですが。
ちょいちょい謎めいたシーンではホラー感ありました。
薄暗い映像もそれっぽかったです。
山崎賢人は出ずっぱりですが、カッコよくて好きですね。
今作はクセがなくて誰がやっても良さそうですが、だからこそ逆に山崎賢人くらいの存在感と人気が必要だった気がします。
全然やる気なくて表情も無いだけに、終盤の笑顔が可愛くて輝いていましたね。
ヒロインの広瀬アリスは相変わらず可愛くて魅力的で。
何か腕にしがみつく習性が可愛くてシュールで良かったですね。
振り払おうと結構強めに振られても話さなくて。
真っ直ぐでキラキラな好奇心が彼女の表情とぴったりでした。
小島藤子は日本的な可愛さと不思議なおしゃれさを感じる見た目ですね。
演技も上手でいい脇役だと思います。
ひよっこでの演技も非常に印象的だったので、
次の次の朝ドラヒロインあたりになるのでは?と期待しています。
岡山天音も最近良く見かけますね。
イケメン系が多い若手の中で独特な存在感出していると思います。
小島藤子同様にひよっこが印象的です。
早速ひよっこ組の活躍を感じますね。
斉藤由貴がいい感じの役で出ています。
悲しげでな役をやらせると、替えの効かないいい女優になっていますね。
早く復帰して欲しいものです。
回想シーンは本郷奏多が主役でした。
殆どセリフが無かったですが悪くなかったです。
懐かしい感じの学園シーンは魅力的でした。
斬新で見ごたえある好みの映画でした。
このトーンで退屈せずに見れたのはいいクオリティだったからだと思います。
そんなわけで8点。