天気の子
を観ました。
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
新海誠監督作品です。
言わずと知れた今や最大級の注目のアニメ監督でしょう。
一応初期からの新海誠ファンではあります。
否応なく期待してしまい過去最速で初日のチケットをネット予約開始と同時くらいに購入しました。
前作を受けて混み合うことを懸念したこともありますが。
案の定非常に混んでいました。
言わずもがな見るつもりの人は他人の評価や情報、知識入れない方が良いので読まないでください。
物語はいきなりそこそこの盛り上がりを感じさせる始まりです。
ファンタジーと言って良いでしょう。
不思議な能力を持っていますがその根拠やら由来やら具体的なルールやら設定やら。
更にその先の世界観すらぼんやりでした。
結局そこは最後までぼんやりで。
きっと監督が描きたい場面を描くためのちょっと無理やりな設定には見えました。
基本雨が降っている東京が舞台でずっと雨が降っています。
その点で言の葉の庭にちょっと近いでしょう。
本当にどうでもいい話ですが20年前くらい、良く未完成の小説を書いていたのですが。
その時に絶対に雨がやまない街をテーマにした小説を書いたことがあったので妙な親近感がありました。
あー、こう描けばよかったのか、、、と20年ごしに勉強になっていました。
多くの人は、君の名は。的なものを期待してしまうでしょうが。
その期待はしないで見たほうが良いでしょうね。
相変わらず美しいアニメーションで東京にやってきた家出少年の悲哀を、ちょっとコミカルに描いて。
徐々にハッピーなテイストで。
ちょっと展開は終始強引で警察が悪役という少々安直な構図ですが。
新海誠監督って日本のアニメにありがちな難解さはあまり無いのでそこは妥当かもです。
深い心の部分をただただ繊細に描く方法論ですからね。
ところがその点では今作は新海誠作品では初めて繊細さが無かった気がします。
それなりに切ない設定ですがそこに比重があまり置かれておらず。
そこをもっとフォーカスすれば泣けたかもですね。
ちなみにほぼ満席でしたが泣いている人は見つかりませんでした、そういう映画です。
新海誠作品の中では過去最高にハッピーな作品だったと思います。
日本のアニメは千と千尋の神隠し以降、空を飛ぶシーンがほぼ入ってきますが。
アニメーターはそのシーンを入れるか?入れないか?でまず悩んでるんじゃないだろうか?って思うほどに。
ところが今作はガッツリ入れ込んでいますね。
新海誠監督は王道を王道以上に描く才能がありますがピークの持っていき方は流石です。
前作に引き続きRADWIMPSが音楽をやっているのでここぞの絶頂に音楽と完璧なシーンをマッチさせて流石の高揚感はありました。
声優は醍醐虎汰朗、森七菜という少々無名な俳優をキャスティングしていますがとても新海誠作品らしい声優で素晴らしかったです。
本田翼、小栗旬もなかなかクオリティ高い出来でした。
そしてみんながオーってなるあの人やあの人やらが出ています。
他にもいくつかリピートさせるような仕掛けがあるようですが。
君の名は。は劇場で4回観ましたが、今作はおそらくリピートはしないと思います。
雨や雪を描くのが好きな印象がありますがそのための映画って感じでした。
鳥のような目線で都会が雨から晴れになるシーンをとても印象的に描こうとするのは伝わりました。
天気が人に与える影響度の強さを伝えたい側面もあるでしょうがそこまでメッセージの強さは無かったです。
ちょっと独特なラブロマンスですね。
あと東京を描きたかったのだと思います。
ウチの近所もありましたし多くの人の馴染みの場所が多々舞台になっていたので、今後は聖地巡礼でちょっと騒がしくなるかもですね。
そんなわけで7点。
を観ました。
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。
新海誠監督作品です。
言わずと知れた今や最大級の注目のアニメ監督でしょう。
一応初期からの新海誠ファンではあります。
否応なく期待してしまい過去最速で初日のチケットをネット予約開始と同時くらいに購入しました。
前作を受けて混み合うことを懸念したこともありますが。
案の定非常に混んでいました。
言わずもがな見るつもりの人は他人の評価や情報、知識入れない方が良いので読まないでください。
物語はいきなりそこそこの盛り上がりを感じさせる始まりです。
ファンタジーと言って良いでしょう。
不思議な能力を持っていますがその根拠やら由来やら具体的なルールやら設定やら。
更にその先の世界観すらぼんやりでした。
結局そこは最後までぼんやりで。
きっと監督が描きたい場面を描くためのちょっと無理やりな設定には見えました。
基本雨が降っている東京が舞台でずっと雨が降っています。
その点で言の葉の庭にちょっと近いでしょう。
本当にどうでもいい話ですが20年前くらい、良く未完成の小説を書いていたのですが。
その時に絶対に雨がやまない街をテーマにした小説を書いたことがあったので妙な親近感がありました。
あー、こう描けばよかったのか、、、と20年ごしに勉強になっていました。
多くの人は、君の名は。的なものを期待してしまうでしょうが。
その期待はしないで見たほうが良いでしょうね。
相変わらず美しいアニメーションで東京にやってきた家出少年の悲哀を、ちょっとコミカルに描いて。
徐々にハッピーなテイストで。
ちょっと展開は終始強引で警察が悪役という少々安直な構図ですが。
新海誠監督って日本のアニメにありがちな難解さはあまり無いのでそこは妥当かもです。
深い心の部分をただただ繊細に描く方法論ですからね。
ところがその点では今作は新海誠作品では初めて繊細さが無かった気がします。
それなりに切ない設定ですがそこに比重があまり置かれておらず。
そこをもっとフォーカスすれば泣けたかもですね。
ちなみにほぼ満席でしたが泣いている人は見つかりませんでした、そういう映画です。
新海誠作品の中では過去最高にハッピーな作品だったと思います。
日本のアニメは千と千尋の神隠し以降、空を飛ぶシーンがほぼ入ってきますが。
アニメーターはそのシーンを入れるか?入れないか?でまず悩んでるんじゃないだろうか?って思うほどに。
ところが今作はガッツリ入れ込んでいますね。
新海誠監督は王道を王道以上に描く才能がありますがピークの持っていき方は流石です。
前作に引き続きRADWIMPSが音楽をやっているのでここぞの絶頂に音楽と完璧なシーンをマッチさせて流石の高揚感はありました。
声優は醍醐虎汰朗、森七菜という少々無名な俳優をキャスティングしていますがとても新海誠作品らしい声優で素晴らしかったです。
本田翼、小栗旬もなかなかクオリティ高い出来でした。
そしてみんながオーってなるあの人やあの人やらが出ています。
他にもいくつかリピートさせるような仕掛けがあるようですが。
君の名は。は劇場で4回観ましたが、今作はおそらくリピートはしないと思います。
雨や雪を描くのが好きな印象がありますがそのための映画って感じでした。
鳥のような目線で都会が雨から晴れになるシーンをとても印象的に描こうとするのは伝わりました。
天気が人に与える影響度の強さを伝えたい側面もあるでしょうがそこまでメッセージの強さは無かったです。
ちょっと独特なラブロマンスですね。
あと東京を描きたかったのだと思います。
ウチの近所もありましたし多くの人の馴染みの場所が多々舞台になっていたので、今後は聖地巡礼でちょっと騒がしくなるかもですね。
そんなわけで7点。