メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

いつかみた光

2011年11月13日 | 思い出
大学の頃のお話。

友人二人と後輩女子一人と僕の4人で合宿先の下見と称して小旅行をした。

車で山中湖の方まで行って。

日帰りのつもりだったのに、台風に直撃され静岡県から神奈川県に通じる全ての道が通行止めになってしまった。

実家が近い僕は道に詳しい父親に相談したが帰る術は無かった。

若かった僕らは4人で車中泊。

あちこちの川が溢れかえっているのを目の当たりにして
台風の力は凄いのだと初めて気づいた気がした。


翌朝、まさに台風一過の快晴。
快晴の記憶の中でもかなり印象的で忘れられない。

近くまで来たのでウチの実家と友達の親戚の家に寄った。

ウチは海の近くで砂浜へと降りてしばらく遊んだ。

台風一過海は快晴だがもの凄く高い波。

そのあまりの波の高さにテンションが上がってしまった僕らははしゃいでいた。


高架下から見た海はやけに輝いていて

僕は一人ジーンとしていて

結局今になってもその光景が忘れられないのです。


波から逃げて走った足跡が

アイスクリームの様に光のなかに溶けて

目の前で思い出が作られているのを感じたのです。


きっと一緒にいった仲間たちは

10年以上の月日の中で

そんな事をもう忘れてしまっただろうけど

僕がふと思い出すのはそんな光景だったりするのです。

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