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「ごらん、世界は美しい」

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犬鳴村

2020年02月13日 | 映画
犬鳴村
を観ました。


臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。
「わんこがねぇやに、ふたしちゃろ〜♪」
奇妙なわらべ歌を口ずさみ、おかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される不可解な変死・・・。
それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。
「トンネルを抜けた先に村があって、そこで××を見た…」突然死した女性が死の直前に残したこの言葉は、一体どんな意味なのか?
全ての謎を突き止めるため、奏は犬鳴トンネルに向かう。
しかしその先には、決して踏み込んではいけない、驚愕の真相があった…!
臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。
「わんこがねぇやに ふたしちゃろ~♪」奇妙なわらべ歌を口ずさみ、おかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される不可解な変死…。


清水崇監督です。
呪怨はビデオ版から観てきてとてもファンでした。
そんな本格ホラー監督なので期待値はちょっと高めでした。

いかにも現代な、YouTuberが心霊スポットに行って恐怖体験して不幸な目に遭うという。
この辺はリング系と同じですね。
年々ホラーの手法はネット配信がベースになってきて時代を感じます。

ハンディで撮ってる感じの怖さは鉄板でなかなかドキドキの冒頭でした。
かなり不気味で、良い謎の提供もしています。

そこから恐怖シーンがテンポ感よくやってきて丁度いい感じでした。
ただ謎めいていたストーリーは結構凡庸で後半はちょっと弱かったです。
理不尽に恐怖の目に遭う人々は可愛そうでなかなか呪怨っぽかったですが。

恐怖体験の混乱の中時間軸がかわっていきます。
夜中のとある条件が整うと犬鳴トンネルと存在しないはずの犬鳴村がつながるというのも昭和的な都市伝説で嫌いじゃなかったです。
犬鳴村が存在しないでそこに居た人々の呪いはあまりにベタですが、逆に今の若い人には斬新かもですね。
ただホラー映画の展開としてはベタだと思います。

オチやクライマックスはさほどでしたが。
結局病院に出てくるストーリーにあまり関係無い幽霊が一番怖かったりしました。

主演は三吉彩花でした。
ルックスはあまり好みではないですが佇まいや雰囲気は嫌いじゃないです。
ホラー映画に若手女優は必須ですがその王道設定には十分沿っていたと思います。

坂東龍汰が兄役でしたが、最近ちょいちょい見かけますがハンサムだと思います。
チャラ男で呪われるのも仕方ないタイプでしたが。
最後にはなかなか同情できるタイプでした。

高島礼子がなかなかチャレンジな役をやっていました。
彼女くらいのランクの女優さんがよく引き受けたな、とちょっと気を使いました。

高嶋政伸が近年は悪役やクセ強い役が多いですが。
今作もその流れでしたね。

石橋蓮司がなかなかいい雰囲気だしていました。

奥菜恵がゲスト的に出ていて。
呪怨オマージュな感じでちょっとうれしかったですね。

序盤の期待値になかなか届かなかったのは残念でしたが。
肝試し感覚で見れるホラー娯楽だったと思います。


そんなわけで5点。

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