メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

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「ごらん、世界は美しい」

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アゲイン 28年目の甲子園

2015年02月13日 | 映画
アゲイン 28年目の甲子園 を観た。

元高校球児、坂町晴彦(中井貴一)46歳。
あの白球を追った日々は遠い昔。
もはや仕事に張りはなく、離婚した妻が亡くなって以来、一人娘の沙奈美とも絶縁状態。
そんなある日、坂町を元チームメイト松川典夫の娘・美枝(波瑠)が訪ねてくる。
坂町は彼女から、長年音信不通だった松川が去年の震災で死んだことを知らされる。
彼女は別居していた父親の遺品の中に、坂町や元ピッチャーの高橋(柳葉敏郎)ら、チームメイト全員に宛てた27年分の年賀状の束を見つけ、なぜ毎年書きながらも出さずにいたのか、知りたいと願っていた。
元高校球児が再び甲子園を目指す<マスターズ甲子園>の学生スタッフとして働く美枝は、坂町に大会への参加を勧める。
予測がつかないことは敬遠する、いわゆるサビついたオヤジである坂町は「今さら」と断ったが、本当の理由はまた別にあった。
坂町達が甲子園に行けなかった原因は美枝の父にあったのだ。
28年前のある事件。それは美枝にだけは話したくなかった。
あの日、夢を断たれた坂町は、自らの思いにフタをしたつもりでいた。
高橋もまた同じ気持ちだった。
そして彼は甲子園に出てさえいればプロになっていたかも知れない、と自分の冴えない現状をあの夏のせいにしていた。
父親の思い出を追い求める美枝と接するうちに、坂町は娘・沙奈美とちゃんと向き合うことをせず、ずっと逃げてきたことに気付く。
そして現実と折り合いをつけ、思い出を上手に諦めることで、自分自身を騙し続けてきたことにも。
「あの夏」に決着をつけなければ前へは進めない。
坂町はマスターズ甲子園への参加を決意し、再び人生のグラウンドに走り出す。
坂町は、事件のことを知りながらずっと姿を消していた元マネージャー・立原裕子(和久井映見)に、一通の手紙を送る。
現れた裕子の口から語られたのは、彼らが全く知らない真実だった。

って話。


ジャブ的な作品を撮る印象の強い大森寿美男監督作品です。

何か近頃この手の野球映画多くない?
というような気持ちを抱きつつ観てみました。

暴力事件をきっかけに甲子園出場を果たせなかったおじさんたちが、
マスターズ甲子園という大会に参加して当時の無念を晴らす的な展開です。
ついでに上手くいってないそれぞれの日常もいい感じにしていくみたいな感じです。

キーとなる暴力事件を起こしてそのまま去った男は東日本大震災の津波で死んだという設定です。
その死が一つのきっかけになっています。

園子温、山田洋次あたりがすぐに東日本大震災を映画に取り込んでいった印象がありますが、
結構増えてきた気がしますね、最近。
東日本大震災はどんどん映画に取り込んで欲しいと思っていますが、
あまり軽く扱ってほしくはない気持ちも当然あります。
その点でこの映画は際どいところでした。

中井貴一が主演をしているので流石の品質はあります。
彼がスポーツをしてる姿は初めてかもと言う印象ですが、
かなりドタドタしてました。

柳葉敏郎も流石の品質ですね。
最近似たような役が多い気がしますが、
室井さんからの脱却は上手くいってますね。

和久井映見が結構おばさんになってその美貌を失ってる感じは少々切なかったです。

波留は今までピント来たことが無かったですが、
この映画では結構いいなと思えました。
演技も良かったですし、何か可愛く見えました。

高校時代の仲間たちがおじさんになって久々に集まって、
居酒屋で昔話に花を咲かせる感じはいいなと思いました。
僕ももっとおじさんになったらそんなことしてみたいなと思いました。
そんなおじさんの青春もあるよなー、と。


そんなわけで4点です。


何かおじさんたちの野球してる姿を見ると、
自分も猛烈に野球したい衝動にかられてしまいました。
草野球チーム作ろうかな?と企んでいます。

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