ロスト・バケーション
を観ました。
亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。そこはサーファーにとって最高の楽園。医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は休暇を利用し、ついにそのビーチを訪れる。地形、波、風。全てが完璧だった。母に先立たれた父と幼い妹の世話、医師となる為の勉強漬けの日々から解放されるナンシー。そんな彼女の最高の休暇が一転、恐怖に支配される。一匹の巨大な人喰いサメが彼女に襲いかかった―。
脚を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの岩場に泳ぎ着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る。
極限の恐怖にさらされながらも、ナンシーは冷静に生き残るためのプランを練り始める。医学の知識を活かし着用していたラッシュガードを使い止血。満潮までの時間を計算。サメの動きのパターンを解読…生存へのリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは―。
ジャウマ・コレット=セラ監督です。
意外に結構観ていてどれもそこそこ評価しています。
期待してないけど、想像以上に面白い映画が多い監督です。
今作も下手したら酷い駄作か?みたいな不安もありましたが。
いやいや面白かったです。
予告編の通り、極限のピンチに追い込まれた一人の女性サーファーがただただサバイバルするシンプル極まりない映画です。
ただその極限感の描き方が素晴らしかったです。
いつも言っている通り、極限の描き方がこういう映画を面白くさせますね。
どう見ても絶望。
僅かな希望すら潰される感じ。
ジョジョの奇妙な冒険を髣髴とさせる感じは大好きです。
観てる人に助かるルートはゼロに見せておきつつ、
ちゃんとそこから抜け出す展開の繰り返しで。
序盤のハリウッドらしいPVみたいなBGMベースのサーフィンシーン、
家族の軋轢のやり取りとか要らないな、と思いました。
そこで結構評価低いかもと思いましたが。
徐々に嫌な予感が漂ってきて、そしていきなり大きなサメに襲われるんですね。
そして大怪我負って最初は鯨の死体の上に逃げるのですが。
鯨の死体ごとふっとばされるシーンはかなり好みでした。
ゼロ・グラビティを髣髴とさせる奥行きのある場面描写でした。
そこから岩の上になんとか非難しますがもう絶望です。
流血の仕方がもう助からない感じです。
主人公は医療の知識があるので自主的に応急処置しますが、
目を背けたくなるような痛々しいシーンでした。
ふと思い出したのはダニー・ボイルの127時間って映画ですね。
非常に狭い舞台だけで物語は展開します。
なのにとてもテンポよく隙無く見せてくれるのでハラハラしました。
非常に広々とした海の世界の中にぽつんとある岩場の上の密室劇ですね。
冒頭に少年が海辺でビデオカメラを拾うシーンから始まるのですが、
それは実に見事に観客の想像を引っ張ります。
物語の進行と共に冒頭のシーンを思い出して、
もしかして・・・となります。
主演のブレイク・ライブリーはほぼ一人劇と言っていいですが、なかなかいいですね。
顔はさほど美人とは思いませんがスタイルは素晴らしいですね。
バンバン襲われつつも何故かギリギリで助かり続けます。
ラストはどうなるんだろう?とかなり色々想像しながら観てましたが。
結構予想外なラストでびっくりしました。
絵的にもインパクト強くて良かったです。
尺も短く娯楽性を追求したいいサメ映画だと思いました。
ただサメ目線を思わせる水中からの視点。
足咬まれるんじゃ!な陸への上がり方シーン。
コピーライトはスピルバーグと思いますが。
この演出を使わないサメパニック映画が作られる事をひたすら待っています。
そんなわけで7点。
を観ました。
亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。そこはサーファーにとって最高の楽園。医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は休暇を利用し、ついにそのビーチを訪れる。地形、波、風。全てが完璧だった。母に先立たれた父と幼い妹の世話、医師となる為の勉強漬けの日々から解放されるナンシー。そんな彼女の最高の休暇が一転、恐怖に支配される。一匹の巨大な人喰いサメが彼女に襲いかかった―。
脚を負傷し、大量に出血しながらも、無我夢中で近くの岩場に泳ぎ着いたナンシーは、自分が絶望的状況に追い込まれたことを知る。
極限の恐怖にさらされながらも、ナンシーは冷静に生き残るためのプランを練り始める。医学の知識を活かし着用していたラッシュガードを使い止血。満潮までの時間を計算。サメの動きのパターンを解読…生存へのリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは―。
ジャウマ・コレット=セラ監督です。
意外に結構観ていてどれもそこそこ評価しています。
期待してないけど、想像以上に面白い映画が多い監督です。
今作も下手したら酷い駄作か?みたいな不安もありましたが。
いやいや面白かったです。
予告編の通り、極限のピンチに追い込まれた一人の女性サーファーがただただサバイバルするシンプル極まりない映画です。
ただその極限感の描き方が素晴らしかったです。
いつも言っている通り、極限の描き方がこういう映画を面白くさせますね。
どう見ても絶望。
僅かな希望すら潰される感じ。
ジョジョの奇妙な冒険を髣髴とさせる感じは大好きです。
観てる人に助かるルートはゼロに見せておきつつ、
ちゃんとそこから抜け出す展開の繰り返しで。
序盤のハリウッドらしいPVみたいなBGMベースのサーフィンシーン、
家族の軋轢のやり取りとか要らないな、と思いました。
そこで結構評価低いかもと思いましたが。
徐々に嫌な予感が漂ってきて、そしていきなり大きなサメに襲われるんですね。
そして大怪我負って最初は鯨の死体の上に逃げるのですが。
鯨の死体ごとふっとばされるシーンはかなり好みでした。
ゼロ・グラビティを髣髴とさせる奥行きのある場面描写でした。
そこから岩の上になんとか非難しますがもう絶望です。
流血の仕方がもう助からない感じです。
主人公は医療の知識があるので自主的に応急処置しますが、
目を背けたくなるような痛々しいシーンでした。
ふと思い出したのはダニー・ボイルの127時間って映画ですね。
非常に狭い舞台だけで物語は展開します。
なのにとてもテンポよく隙無く見せてくれるのでハラハラしました。
非常に広々とした海の世界の中にぽつんとある岩場の上の密室劇ですね。
冒頭に少年が海辺でビデオカメラを拾うシーンから始まるのですが、
それは実に見事に観客の想像を引っ張ります。
物語の進行と共に冒頭のシーンを思い出して、
もしかして・・・となります。
主演のブレイク・ライブリーはほぼ一人劇と言っていいですが、なかなかいいですね。
顔はさほど美人とは思いませんがスタイルは素晴らしいですね。
バンバン襲われつつも何故かギリギリで助かり続けます。
ラストはどうなるんだろう?とかなり色々想像しながら観てましたが。
結構予想外なラストでびっくりしました。
絵的にもインパクト強くて良かったです。
尺も短く娯楽性を追求したいいサメ映画だと思いました。
ただサメ目線を思わせる水中からの視点。
足咬まれるんじゃ!な陸への上がり方シーン。
コピーライトはスピルバーグと思いますが。
この演出を使わないサメパニック映画が作られる事をひたすら待っています。
そんなわけで7点。