メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

プロメテウス

2012年09月05日 | 映画
プロメテウス を観た。


太古の地球と思われる場所で謎の宇宙人が自ら薬を飲んで死に自分のDNAを撒き散らす。
2089年、考古学者のエリザベス・ショウ博士(ノオミ・ラパス)とチャーリー・ホロウェイ博士(ローガン・マーシャル=グリーン)は世界各地の古代遺跡、場所も年代も違う壁画に同じ星座とそれを指さす巨人が描かれている事を発見する。
2093年、調査ミッション雇用主のメレディス・ヴィッカース(シャーリーズ・セロン)に雇われたショウ博士、ホロウェイ博士をはじめ各分野の専門家達が宇宙船プロメテウスで衛星LV-223に到着する。ロボット人間のデヴィッド(マイケル・ファスベンダー)が色々と雑用をする。
ショウ博士はそこには人類の創造主「エンジニア」が居ると期待するが、ヴィッカースは接触を禁止する。
早速人工的な建造物を発見し捜索をする。
過去の映像にエンジニア達が何かから逃げて死んでいるのを見、そこで死んでいる死体をプロメテウスに持ち帰る。
デヴィッドはこっそり謎のカプセル的なモノを持ち帰る。
持ち帰った死体を調べるとDNAが人間と一致する。
デヴィッドは何かを企んでいる、ヴィッカースは何かを秘密にしている。
建造物に取り残された二人が蛇のようなエイリアンに襲われ死に、徐々に危険な場所だと皆が認識し始める。


ってお話。

リドリー・スコットの原点回帰的なエイリアンの前日譚的な映画です。
要所要所にエイリアン的な演出がありました。
そういった点で物語的にはトリッキーな事はなく、なんとなく馴染みのある感覚のある展開でした。

しかし冒頭から映像はなかなか迫力満点で素晴らしい物があったので、映画としてはかなり進化していると思います。
ただエイリアン程ホラーでは無いです。
と、ついついエイリアンと比較したくなる様な映画なのは確かです。

3Dの質は非常に良かったと思います。
3Dってただめがねが邪魔で目が疲れて大して立体感も無いというのが殆どですが、
この映画は上手いこと臨場感を出していたと思いました。

SF、エイリアン映画の王道は抑えてる感じでしたね。
いい感じで死に役的なキャラが居て、案の定序盤でわかり易く死んでくれたりします。

ちょっと登場人物多過ぎかな?とも思いました。
過去のエイリアンシリーズって今思えばその辺がいい塩梅だったのだと思います。
今回結局20人位居るので、脇役のキャラは余り立っておらず、小ネタも全然立っておらず。
急に良いことしだしたりして、コイツはイイ奴なのか・・・って気づく感じです。
いいヤツか悪いヤツか?の簡単な提示すらされないまま進むので。
でフューチャーされること無くあまりにあっさりいっぺんに死んじゃったりするし。

途中僕の苦手な痛々しい場面があってしんどかったです。
僕は注射シーンですら観るのがしんどいので、目を背けてしまいました。

主演のノオミ・ラパスってどっかで観たなーと思ったらつい最近シャーロック・ホームズの新作で観ましたね。
あまり美人じゃないのにレイチェル・マクアダムスに変わってヒロインになっていたので個人的にちょいと因縁です。
今回も何かあまり美人じゃないのにこの大作の主演でなんでだろう?と思いました。
しかし観ていくうちに、美人過ぎるとハマらない映画だなと思いました。
シガニー・ウィーバー的な感じですね。
案の定途中友近のコントみたいになってました。

逆に美人すぎる女優シャーリーズ・セロンは何か謎めいたままパッとしない役でした。
最後まで歯切れ悪かったので、もっといい使い方すべきだったのでは?と歯がゆい気持ちもありました。
シャーリーズ・セロンは大好きです。

マイケル・ファスベンダーがロボットでハマっていました。
最近こういうの見かけないので懐かしいな、って思っちゃいました。

まあこの映画は物語重視って感じですかね。
人類の起源とエイリアンの起源ですね。
お話はそこそこ惹かれましたし、不思議とかなり観やすかったです。

なにより映像が素晴らしかったです。
流石のリドリー・スコット監督ですね。


そんなわけで7点です。


個人的に手塚治虫漫画を思い出させる映画でした。
終わり方含めなんとなく彷彿とさせるものがありました。
火の鳥読みたくなります。

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