メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ドラマ批評 2022冬

2022年03月29日 | テレビ
冬ドラマもだいたい観終わったので品評です。


・ミステリと言う勿れ(フジテレビ)
天然パーマで、カレーを愛する大学生の久能整(菅田)が淡々と自身の見解を述べるだけで、事件の謎や人の心を解きほぐすミステリー。
原作漫画は面白いという噂はたまに聴いていたので気になっていましたが、想像以上に独特でハイセンスなドラマでした。
おそらく連ドラはキャストに引っ張られてる部分があってそれに見合ったストーリーや展開にしていくのでしょうが、そういうのを度外視したような驚き展開だらけで常に刺激的でした。
こんなに豪華キャストをゲスト感なく消費していくのは初めての感覚でした。
コレはフジテレビミステリーの定番としてずっと続いて欲しいですね。
あまりに面白かったので原作漫画も読み始めてしまいました。
9点。


・となりのチカラ(テレビ朝日)
松本演じる思いやりと人間愛にあふれながらも、何をしても中途半端で半人前な男・中越チカラが孤独に生きる現代人の心を救う。
マンションで巻き起こる事件に余計なお世話で首をツッコむ主人公にイライラしつつもそれがグラデーションで正義に変わっていく様はなかなか見事でした。
終盤にはそれを逆手に取って首をツッコまないという展開もあり。
松本潤がイケメンキャラを捨てて冴えない父親役をやったのは高評価で今後の大きなきっかけになりそうです。
上戸彩は今やこの世代の妻の基軸のような素晴らしい女優さんになりましたね。
他の住人もなかなか豪華キャストで見応えありました。
7点。


・あせとせっけん(MBS)
究極の“においフェチ”・香太郎(佐藤寛太)と、重度の汗っかきで自分の汗やにおいにコンプレックスを持つ麻子(大原優乃)が“におい”でつながり、嗅ぎ・嗅がれるうちに、互いに引かれていく姿を描く純愛ラブコメディー。
大好きな大原優乃ちゃんのセクシーが溢れに溢れてかなりドキドキのお宝ドラマでした。
コミカルに漫画チックに描いていますがよくよく観るとかなりのセクシーさでたまらなかったです。
設定やストーリーもとても好感度ありました。
6点。


・ダメな男じゃダメですか?(テレビ東京)
テレビ東京とめちゃコミックによるプロジェクト「僕を主人公にした漫画を描いてください!それをさらにドラマ化もしちゃいます!!」で、選ばれた大盛のぞみの同名漫画を町田啓太主演で映像化。見栄っ張りな青年・権太(町田)と、田舎暮らしのパワフルな祖母・カツヨ(宮崎美子)の中身が入れ替わるコメディー。
作品選びからドラマ化までのドキュメンタリーから入り、先にメイキングを見せられたような斬新な番組でした。
そういう企画モノなのでドラマ自体の期待値は低かったのですが正直期待値を結構上回るちゃんと見れるドラマでした。
町田啓太って改めてちゃんと実力派の役者になっているのだなと思いました。
宮崎美子さんの演技力は言わずもがな、大好きな深川麻衣もすっかり実力派なので少数精鋭なキャスティングも良かったです。
6点。


・ワカコ酒 Season6(BSテレ東)
“酒飲みの舌”を持って生まれた26歳のOL・村崎ワカコ(武田)が、さまざまな酒場をさすらい、女独り酒を堪能する姿を描く。
孤独のグルメを筆頭にテレ東のグルメドラマは数多くありますが、その中でももう老舗になりつつあるシリーズですね。
仕事のご褒美に少し大人な一人飲みする感じがとても共感できていいです。
今シリーズでは初期衝動な部分も描かれていて良かったです。
生活に馴染むリラックスドラマとして好きです。
5点。


・ユーチューバーに娘はやらん!(テレビ東京)
人生最大の晴れ舞台で悲劇に見舞われた主人公・平千紗(佐々木希)が、高収入で安定しているテレビ局員・榎本信(金子ノブアキ)と、冒険家気質のユーチューバー・タックタック(戸塚純貴)の間で揺れながら、新しい恋に向かって動き出す姿を描く。
大好きな佐々木希と若月佑美を目的に見ましたが正直結構厳しい仕上がりでしたね。
遠藤憲一や斉藤由貴などの実力派にコメディさせてそれなりに見れる仕上がりにはなってますが、それでも厳しいですね。
いかにもYou Tubeっぽい演出や演技が多いですが、そういうチャレンジ精神は感じますが。
これをテレビドラマでやるにはまだまだ厳しく、誰の需要にもマッチしなそうでした。
なかなか衝撃的なオチは印象的でした。
今クールでもトップ級にしんどいドラマで豪華キャストがもったいなかったです。
2点。


・ドクターホワイト(フジテレビ)
豊富な医療知識がある正体不明の女性・雪村白夜(浜辺美波)が、医師たちの誤診を正し、患者の命を救う医療ミステリー。
これは一言で言うならば浜辺美波の激烈な可愛さを愛でるドラマでした。
記憶喪失で何もわからない、頭の上にクエスチョンマークが出まくる浜辺美波ちゃんの可愛さはなかなかのものでした。
それでいて医療ドラマとしての見ごたえとミステリーの見応えもありました。
かんたんに患者が助からないシビアさも好印象のドラマでした。
7点。


・まったり!赤胴鈴之助(BSテレ東)
少年剣士・鈴之助が江戸時代から令和時代にタイムスリップし、悪党を倒してきた鈴之助が平和な現代でまったり過ごす日々をコメディータッチで描く。
なんともシュールな行ききったコメディでほぼコントでした。
ガッツリコメディなので笑えるか?否か?が重要ですがなかなかハイセンスコメディで面白かったです。
尾上松也のコメディセンスはなかなかだと思います。
今野浩喜、堀未央奈、近藤芳正などの脇役のコメディも面白かったです。
5点。


・鉄オタ道子、2万キロ(BSテレ東)
日本全国に散在するポツンとたたずむローカル駅を舞台に、その土地で生きる人々や景色、絶品グルメを堪能しながら本当の自分を探すオムニバス形式の旅情ドラマ。
さみしげだけど爽やかな雰囲気でリアルな駅や駅弁を取り扱い、半分ドキュメンタリーのようなドラマでとても好みのテイストでした。
自分も基本的に一人旅専門の旅人なので非常に刺激を受けました。
玉城ティナのキャスティングも絶妙でした。
6点。


・シジュウカラ(テレビ東京)
売れない漫画家・忍(山口)は、漫画家を辞めるつもりでいたが、過去の作品が電子書籍でヒットしたことを受け、新作を描くことに。そんな中、18歳年下のアシスタントの青年・千秋と出会い、既婚者ながら千秋に引かれていく。
大好きな大九明子監督のドラマだけあって作風はとてもいい感じでした。
ただ内容があまり好みでは無く、女性ならばある程度共感出来る部分もあるのかもしれませんが。
ちょっと旬を過ぎた年齢の女性が実際は需要があり背徳感強い展開の連続で結構ダークな恋愛モノでした。
板垣李光人は印象的なルックスで各作品で記憶に残りやすいですが今作のはあまり好みの演技では無かったです。
4点。


・しもべえ(NHK総合)
迷える女子高校生・ユリナ(白石聖)は、「しもべのしもべえ」というアプリを何気なくダウンロードする。それ以来ユリナが困っていると、謎のおじさん・しもべえ(安田)が無言で現れユリナのピンチを救っていく。
近年のNHKドラマあるあるなハイセンスドラマでした。
一切喋らないアプリで呼び出される安田顕が白石聖のピンチを助けるというなかなか斬新でシュールな内容でした。
結構嫌なキャラは出てきますが主人公の純粋さで妙な爽快感となかなか巧妙な展開の連続でした。
7点。


・妻、小学生になる。(TBS)
新島圭介(堤)は、10年前に最愛の妻を亡くしてから、妻のいない残りの人生を“余生”だと思って生きている愛妻家。そんな生きる意味を失った夫とその娘が、思わぬ形で妻(母)と奇跡の再会をして、生きることに再び向き合おうとする姿を描くホームドラマ。
なかなかファンタジーで飛んだ設定ですが内容はしっかりとしていて違和感なく見れるドラマでした。
堤真一、石田ゆり子というベテラン実力派がやっていることもありますが小学生の妻役の毎田暖乃ちゃんが非常に素晴らしかったですね。
朝ドラで見かけたことありましたがこの世代ですでに本格派な演技で驚かされます、時々我に返ってこの子演技してる小学生なのにと複雑な気持ちになりました。
娘役の蒔田彩珠も影のある雰囲気がとても引き込まれて好みの女優さんです。
ストーリーは設定ほど深みは感じませんでしたがそれなりに感動の帰結でした。
6点。


・部長と社畜の恋はもどかしい(テレビ東京)
定時に上がるをモットーとする部長と仕事大好きOLのもどかしい恋模様を描くオフィスラブコメディー。営業部の真由美(中村ゆりか)は残業が多いが、充実した日々を過ごしていた。ある日、定時に帰ることで有名な総務部の堤司部長と言い争いになるが、二人は酔った勢いで一線を越えてしまう。
Sっ気ある上司とMっ気ある部下の恋愛という設定でSメンタルな自分にはとてもグッと来る設定ではあります。
基本的にはアンジャッシュ的なすれ違いを柱にしていて無理やりな展開で転がるパターンです。
中村ゆりかがいつの間にか強めのジャンル女優になっていて、もともと好きでしたが嬉しいです。
4点。


・恋せぬふたり(NHK総合)
他者に恋愛感情を抱かず、他者に性的に引かれないアロマンティック・アセクシュアルの男女が出会い、同居する姿を描くコメディー。
NHKならではという社会的意味や問題提起を感じさせるほんのり社会派なドラマでした。
一般的にはあまり理解され難い恋愛感情を抱かない人たちの暮らしをこのドラマを通して知ることが出来て有益でした。
岸井ゆきのと高橋一生という好みの実力派がやっていたのでそもそもドラマとしても見応えありました。
ロケ地で馴染みの場所がちょいちょい出てきたのも嬉しいところでした。
7点。


・DCU(TBS)
水中の捜査に特化した架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」を舞台にしたウオーターミステリー。阿部が「DCU」の隊長・新名正義を演じる。「DCU」が、さまざまな水中事件や救助、外部からの侵入対策などに立ち向かい、水中に秘められた謎を解き明かしていく姿を描く。
最近顕著に見られる半沢直樹病にかかってしまったかのような、無理やり同じ演出と似たテイストのキャスティングにしようとする悪循環の極みのようなドラマでした。
ドラゴン桜がそっちに寄ったのはギリギリセーフに思いましたが。
この手はクセを楽しめれば良いのですがクセを楽しめないと地獄でただ頭の悪い人たちが馬鹿な行動をしてるのをひたすら見させられるだけでなかなか苦痛でした。
登場人物たちは日常的にかんたんに騙されます。
コレを楽しめる人が居るのが疑問ですが企画が大きい分、近年では結構苦痛な日曜劇場でした。
3点。


・鹿楓堂よついろ日和(テレビ朝日)
都会の片隅にたたずむ古民家風の和風喫茶店「鹿楓堂」の店主・スイこと東極京水(小瀧)は、そこで働く3人の青年たちとシェアハウスをしている。そんな彼らが、悩みや寂しさを抱えてやって来る人々との交流を通して自らの課題と向き合い、成長していく姿を描く。
偏見的な意見で言うならばイケメンたちのワチャワチャを女子中高生やF1層が楽しむドラマでしょう。
食事やスイーツもあつかっていてその辺の親和性もあっていいと思います。
おじさんが見るには少々筋違いなドラマではありましたが見心地は悪くなかったです。
5点。


・もしも、イケメンだけの高校があったら(テレビ朝日)
伝統的にイケメンが多く集う私立美南学園は、全国選抜高等学校イケメン大会、通称「選抜イケメン大会」での全国制覇を目指す。
大ファンの遠藤さくらがヒロインということで夢中で見ましたが、内容はそういうファンかイケメン好きの若い女性しか響かないでしょう。
ベタな展開と意味不明の設定を真面目にやる若者たちの内容なので大人が見るにはきついでしょう。
コメディも笑えるほどのクオリティでは無かったですかね。
ただ遠藤さくらというスターの原石をヒロインにした価値は大きいでしょう。
4点。


・逃亡医F(日本テレビ)
恋人殺しのぬれぎぬを着せられ、地位も名前も捨て逃亡する脳外科医・藤木圭介(成田)が、「自分にしか助けられない患者」に手を差し伸べていく“サバイバル・ドクター・エンタ―テインメント”。
成田凌や森七菜と言う好みのキャストは良かったですが、おバカな登場人物たちがイチイチおバカをして物語が転がるパターンの苦手なヤツでした。
無実の罪で逃亡する医者が様式美のように毎週過酷な状況で緊急オペをするのはお約束と思えば納得出来る範疇でした。
自分世代には浦沢直樹先生のMONSTERの日本版という感じのドラマでした。
終盤は結構ぶっ飛びなSF的な雰囲気もありましたが。
6点。


・真夜中にハロー!(テレビ東京)
ハロプロの熱狂的なファンのマリコ(菊池桃子)は、娘・ミサキ(大原優乃)とゲストハウスを運営。宿泊客のことを優しく見守るマリコとミサキのコミカルな掛け合いを描く。
毎週ゲストキャストがハロプロ大好き親子に導かれハロプロの曲とパフォーマンスに救われるという一話完結タイプのドラマでした。
実際のアイドルたちが登場してそのままパフォーマンスするというのは新鮮でハロプロファンには相当嬉しいドラマだと思います。
自分は大原優乃が好きなので、同じクールに複数の主演で全然違う役をやってるのは凄いです。
5点。


・ケイ×ヤク―あぶない相棒―(日本テレビ)
カタブツな公安捜査官・国下一狼(鈴木)とミステリアスなヤクザの若頭・英獅郎(犬飼)による“禁断のバディ”が繰り広げるサスペンス。二人は協力し合う関係を周囲に隠すため、偽りの“恋人契約”を結び動き出す。しかし次第に国家を揺るがす事件に巻き込まれていく。
タイトル通りに刑事とヤクザが共通の目的をきっかけにバディになる設定モノで、かつちょっとBLなテイストもあり。
内容はハードボイルドで衝撃展開を繰り返しつつ王道な感じでした。
5点。


・ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○(フジテレビ)
「カンフルNEWS」閉鎖の危機を救うべく、経理部から異動してきた瀬古凛々子(黒木)が、PV数を伸ばすためさまざまなネタに斬り込む。
近年自分がジャンル化してるロボット系主人公ドラマなドラマでした。
内容なベタなようで毎回ひとつ斜め上を行くオチが痛快でいsた。
シンプルな勧善懲悪では済まさない内容や、大胆展開を黒木華の演技力で非常に見応えありました。
溝端淳平、野村周平、石井杏奈など脇役も好みのキャスティングでいい感じでした。
7点。


・ムチャブリ! わたしが社長になるなんて(日本テレビ)
直感で動くカリスマ社長からのむちゃ振りの連続で、仕事中心の日々を送る雛子。そんな日々に悩む雛子に、突然「子会社の社長就任」という特大のむちゃ振りが降り掛かる。
平凡的な女の子が天才肌なやり手社長にいきなり子会社のレストラン敬遠をやらされるというドタバタ展開。
お仕事系ドラマの王道的なテイストで個人的には好みのタイプでした。
舞台がレストランということも有り王様のレストランから続くレストラン系ドラマの魅力や、恋愛模様の展開もあり見心地は良かったです。
何より高畑充希の演技力は大抵のドラマを魅力的にするのだと再確認できました。
7点。


・ファイトソング(TBS)
空手の日本代表を目指していた木皿花枝(清原)は、突如として夢を断たれる。無気力でだらけた日々を過ごしていた花枝に運命の出会いが訪れ、“人生最初で最後の恋”が動き出す。
大好きな清原果耶主演なので期待していましたが若干期待はずれでした。
さっさとくっつけば良いなカップルがちっともくっつかない歯がゆいこじらせを繰り返し周りを巻き込みまくり迷惑をかけるタイプのドラマでした。
過去に栄光がある作曲家が苦悩して落ちこぼれていく感じもこの手のドラマとしてはベタで新鮮味がなかったです。
5点。


・真犯人フラグ(日本テレビ)
真面目なサラリーマン・凌介(西島秀俊)は、家族が失踪したことで、日本中の注目を浴びる“疑惑の男”になってしまう。取り残された凌介は、社会的に追い詰められながらも、真実を暴くため壮絶な戦いに挑む。
2クールに渡ってやっていた過剰な演出のクセ強ミステリーでしたが自分はなかなか入り込めず。
毎週の激強の衝撃シーンもどうせミスリードだしいちいち真に受けてられないと思っていましたが最後までそんな内容でした。
あまりにどんでん返ししようとするので逆に先回りな予想してしまい、だいたいそんな結末でした。
サブキャラたちのエピソードでなんとか厚みを加えている感じでしたが、一度も驚かず一度も食いつけないまま終わりました。
大好きな生駒里奈が出ていたのが救いでした。
5点。


・ハレ婚。(ABC)
ある架空の地方都市で、過疎化や少子化を防ぐために取り入れられた「ハレ婚」という“一夫多妻”制度の下、複雑な結婚生活を営むことになった3人の妻と一人の夫によるラブコメディー。主人公の小春(島崎)は恋に疲れ帰郷するが、父が病に倒れ借金が残ってしまう。
ぶっ飛んだ設定とありえないキャラが繰り広げるドラマで、その割に感情面は多少現実的だったりな印象のドラマでした。
架空の設定で起こりうるトラブルはそれなりに論理的に表現されていたと思います。
イチャイチャシーンがなかなかやりきっていて結構ドキドキはしました。
4点。


・封刃師(テレビ朝日)
人の心の闇がつくりだす“穢刃”と、その穢刃を封印する“封刃師”の闘いをミステリアスに描き出す本格アクション活劇。
なかなか本格派なSFアクションで映像も作風も映画みたいで最初から食いつきました。
キャスティングも渋く通好みな感じで、何より大好きな深川麻衣も出ていて。
物語はなかなかダークで壮絶で怖いのですがそれ以上に映像やアクションの見応えが一番印象的でした。
パターン化が著しい日本でもこういうドラマが増えれば幅が広がる気がしました。
6点。


・愛しい嘘〜優しい闇〜(テレビ朝日)
中学卒業から14年たったある日、雨宮が企画した同窓会をきっかけに、仲良し6人組のメンバーが次々と亡くなる事件が発生する。
過去と現在をつなぐタイプのミステリーでなんとなく20世紀少年的な感じですかね。
連続殺人事件も起きて犯人は誰か?的な引きはありますが内容自体はちょっとベタで弱めでした。
波瑠、林遣都、溝端淳平など好みのキャストだし脇役も本仮屋ユイカ、新川優愛、松村沙友理など魅力的でした。
5点。


・おいハンサム!!(フジテレビ)
ややこしいけど情に厚く憎めない令和の頑固親父・伊藤源太郎(吉田)が、3人の娘の幸せを願い奮闘するホームドラマ。
なんとなく見始めたドラマでしたが毎週名言だらけの超ハイセンスドラマで本当に人生の一本になるレベルの名作でした。
頑固親父的な吉田鋼太郎演じる父親と何事もサラッといなす感じのMEGUMI演じる母。
木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈の三姉妹が織りなすホームドラマ。
毎週父親が言う提言が額に入れて飾りたいくらい響きまくりました。
テーマに向かい合うスタンスや解決方法も常に斜め上を行くハイセンスで感動しまくりでした。
こんなおじさんでも人生の大いなる道標になるドラマでした。
10点。


・婚活探偵(BSテレ東)
向井演じる黒崎竜司は、元刑事の経験と勘を頼りに名推理で次々と事件を解決する敏腕探偵。しかし黒崎は、容姿端麗でありながら女性に不慣れでモテない人生を送ってきた。そんな黒崎が一念発起し、結婚相談所に通い婚活に励む姿をコミカルに描く。
超渋いハードボイルドな探偵が男にモテるが女にはモテず人知れず結婚に憧れ結婚相談所に通うようになり毎回騙されたり誤解されたり失敗しまくるラブコメでした。
ギャップ系の主人公が向井理にマッチしていて非常に見心地が良かったです。
もともとルックスも最高峰に好きで演技も好きでしたがこういうコメディもやるようになって更に魅力を増していますね。
成海璃子、前田旺志郎など脇役もいい感じで、こういうこじんまりしたドラマは好きです。
6点。


・たびくらげ探偵日記(MBS)
捜し物専門探偵事務所の所長・坂牧(荒牧)とその相棒・滝本(水江)がキャンピングカーで放浪しながら、依頼を引き受ける探偵バディ物語。
キャンピングカーで移動しながら探偵するという特殊な設定のドラマ。
4話しかない上に知らないキャストばかりで内容もそこまで巧妙じゃなかったので印象には残りにくいドラマでした。
3点。


・#居酒屋新幹線(TBS)
日帰り出張で全国を飛び回っている高宮は、駅弁や郷土料理、地酒やスイーツなどを新幹線で堪能しながら、至福の時間を過ごす。
テレ東の専売特許的なグルメ系ドラマをTBSもやりだした感じですね。
出張先の土地で手に入れたお酒と肴を新幹線で丁寧に楽しむ感じはとても特別で贅沢な感じがあって見ていてワクワクしました。
子供の頃寝台車とかで食事するのが楽しくて仕方なかった記憶を思い出す感じでした。
電車自体乗らないですが真似してみたいと思う行為でした。
5点。


どちらかと言うと期待はずれなドラマが目立ったクールでした。
その中でもミステリと言う勿れとおいハンサム!!はスペシャルに面白かったです。
特においハンサム!!は人生に刻まれ忘れたくないドラマでした。
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