メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

起終点駅 ターミナル

2015年11月14日 | 映画
起終点駅 ターミナル を観た。

家族を捨てて駆け落ちしようとした女性が目の前で自殺した心の傷を抱え、長年北海道の田舎町で国選弁護人として孤独に生きる男のお話。


高評価も低評価もしてきた気がする篠原哲雄監督です。

なんとも言えない孤独感漂う僕好みのテイストの作品でした。

最近も佐藤浩市が北海道で孤独してる映画を見たような・・・。
(愛を積むひと)
キャリアは長く豊富ですが何か最近この手のスタイルを築き上げてる気がしますね。

僕はこういうおじさんの一人暮らしの感じがたまらないんですよね。
自炊してる感じも良いです。
そして僕の大好きな本田翼がヒロインで。

何か薬で捕まってそれを弁護してくれた佐藤浩市を頼る転落人生の女の子を演じてましたけど。
幸薄いキャラで期待していたいつものキラキラな可愛さは無かったです。
それでも可愛さポテンシャルはなかなかなので全然観てられました。

なんとも言えない塩梅で物語は進んで。
普通ならばここはこうなるだろうなぁ、
こうなればしっくり来るけど、
がなかなかそうならない歯がゆさはストーリー的にはハイレベルな気がしました。

それは結局ラストまでそういう感じでそれは素晴らしかったです。

演出はハイレベルだったり急に説明調なテイストになったりで。
個人的にはこんなわかりやすい説明シーンを入れずに状況だけで客に伝えて、
もっととことん叙情的にすれば名画になれた気がします。

音楽を小林武史がやってますが、それもかなりしっくり来なかったです。
合わせてエンディング曲もMy Little Loverではこの作品の真の魅力には沿わない気がしました。

なんというか、
もっと徹底出来る素材なのでもっと徹底すれば良かったのに、
何かちょいちょい作風にそぐわない演出や要素が入ってきて、
と悔やまれました。

でも雰囲気良かったし、泣きそうなくらいの感動もありました。

そして佐藤浩市とその息子のこういう親子像は嫌いじゃないです。

しかしザンギといくらが美味そうで。
帰り道に早速買って帰ってしまいました。
僕も北海道にこもって孤独な人生を送りたい衝動にかられました。


そんなわけで6点です。

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