メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

ドント・ブリーズ

2016年12月18日 | 映画
ドント・ブリーズ
を観ました。


親と決別し、街を出るため逃走資金が必要だったロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスと一緒に大金を隠し持つと噂される盲目の老人宅に強盗に入る。
だが彼は、目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚をもつ老人――そして想像を絶する<異常者>だった。
真っ暗闇の家の中で追い詰められた若者たちは、怪しげな地下室にたどり着く。
そこで目にした衝撃的な光景に、ロッキーの悲鳴が鳴り響く――。
彼らはここから無傷で《脱出》できるのか――。


フェデ・アルバレス監督作品です。

最近では珍しく客入りが良いホラー映画なのでちょっとビビりながら観に行きました。

冒頭謎めいた入りで、人気のない街で謎の男が何かを引きずっている不気味なシーンでした。
個人的にはなかなか良いつかみだと思いました。

そこから場面は変わってチャラい馬鹿な男とその彼女とそれに利用される真面目な青年の空き巣シーン。
彼らが空き巣で稼いでいる事を観客に知らしめるわかりやすい展開です。

そしてコレが最後だと決めて決意のラストの空き巣へ。
わかりやすいフリですが。
空き家だらけの通りで、廃墟のような街で1軒だけ人が住んでいる家というだけでなかなかいい設定です。

相手は盲目で楽な仕事かと思いきやびっくりする展開に。
恐怖シーンへの導入はなかなか見事でした。

なかなか凄腕の退役軍人とはいえ盲目の老人。
でもめちゃくちゃ強くて怖いです。
盲目の人間に襲われると言う恐怖です。
なので音を立ててもいけない、呼吸をしてもいけない(ドント・ブリーズ)状況です。

やっていることはトレマーズとかジュラシックパークですかね。
ただ相手が人間というのがホラーですね。
盲目の老人とその凶暴な番犬が敵です。

そしてこの老人には大きな秘密があって、それがなかなか変態的でグロテスクな感じです。
そのダークさはなかなかのインパクトですが。

主人公の女が馬鹿で、このバカ女がバカをすることで物語を悪転させる場面ばかりでストレスでした。
バカがバカをすることで物語を転がす映画が嫌いなのでその点ではなかなか残念でした。
賢い人同士が出し抜き合うのは好きなのですが、この手は嫌いです。

なので観てる間も「はぁ、バカだなぁ・・・」という感想しか抱きませんでした。
僅か90分の尺の映画、その老人の家の展開は70分弱くらいでしょうか?
その短時間で何回ミスするねん!と突っ込まずにはいられない展開でした。

そして僕の嫌いな無意味に突然爆音でバーン!も幾つかあって残念でした。

設定や作りはなかなか良いと思いましたが、内容は個人的には怖くありませんでした。
劇場は意外と混んでいましたが、自分が見ている限り皆余り怖がっていませんでした。

意外と続編があるかも、な作品ですね。


そんなわけで6点。

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