メザスヒカリノサキニアルモノ若しくは楽園

地球は丸かった 太陽が輝いていた
「ごらん、世界は美しい」

感動の映画と美しい風景と愛おしい音の虜

さらば あぶない刑事

2016年02月02日 | 思想
さらば あぶない刑事
を観ました。


横浜に中南米の犯罪組織が入ってきて日本のヤクザや中国マフィアを取りまとめようとしてくる。
それを知ったタカとユージがルール無視でド派手に立ちまわるお話です。


ご存知あぶない刑事の最新作、で最終作らしいです。

自分はどっぷりあぶデカ世代なので問答無用で興奮して観に行きました。

しかし見る前はやっぱり今更感、過去の栄光にすがる感、どうせもう時代遅れ感、味のしなくなったチューインガム感、
は否めないだろうなぁとも思ってました。

正直その辺が全く無いわけでは無いですが、
ちゃんと現代の作品としてのあぶない刑事でした。

タカとユージのダンディでセクシーなやり取りは相変わらず最高でした。
なんというか、男って歳を取れば取るほど魅力的になることが可能、
みたいなのを二人が示してくれてますね。

歳を重ねた分の渋さやカッコ良さ、
変わらないスタイルの良さとキレのある動き。

最近すっかり大御所みたいなポジションを演じることが多い仲村トオルもこの二人を前にすると変わらず若手な雰囲気で。
3人のやり取り観てるだけでニヤけが止まらないです。

逆に浅野温子はちょっと老いを感じずにはいられず、
相変わらずのド派手ハイテンションキャラですけど。

女性の老いは男性より重たい事を知らされました。
それでもこの年齢の女性にしては可愛さはあると思います。
木の実ナナの老いは問答無用で厳しかったです。

最大の悪役は吉川晃司が演じていて。
そのキャスティングも素晴らしかったです。
アクションも凄いしバイクの運転上手いです。

菜々緒がヒロインでしたが、この作品にまで出るとはすっかり売れっ子ですね。
何か噛ませ犬的な謎で雑な扱いでしたけど。

クライマックスは明日に向かって撃てを意識した演出でした。

でもそこの回収は無くエピローグに続きます。
その辺普段ならば許せない自分ですが、あぶデカならば許せます。

何かおじさんたちでも本気出せばカッコイイを証明するような映画でした。
エクスペンダブルズみたいなもんですかね?

過去のシリーズを想像させるファンを喜ばせる要素も盛りだくさんで。
かと言ってそれほどの押し付けも無く。
コメディ要素もなかなか面白いです。

ラストシーンからエンドロールはもう贅沢過ぎる映像集で。
何か昭和にタイムスリップするようなたまらない気持ちにもなりました。
懐かしすぎて泣きそうになります。

超おじいちゃん子でいつもじいちゃんの部屋で過ごしていた幼少期。
おじいちゃんもあぶない刑事が好きでよく一緒に観ていた事を思い出して泣きそうになりました。


そんなわけで7点です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。