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クロール ―凶暴領域―

2019年10月18日 | 映画
クロール ―凶暴領域―
を観ました。


大学競泳選手のヘイリーは、疎遠になっていた父が、巨大ハリケーンに襲われた故郷フロリダで連絡が取れなくなっていることを知り、実家へ捜しに戻る。
地下で重傷を負い気絶している父を見つけるが、彼女もまた、何モノかによって地下室奥に引きずりこまれ、右足に重傷を負ってしまう―。


アレクサンドル・アジャ監督です。

サム・ライミ製作です。

非常にコンパクトでワンシチュエーションな典型的なジャンルムービーです。

日本ではリアルタイム過ぎる超大型台風による暴風雨。
特に豪雨で逃げ出した大量のワニが家の中に入ってくる恐怖ですね。

冒頭は主人公の水泳のレースシーン。
わかりやすく水への関わりと、泳ぎが得意という事を伝えていてこの映画にふさわしい始まりと思いました。

プロローグから外はもう嵐であっという間にハリケーンの最中です。
散々止められる中、音信不通の父を探しに行くという。

よく言う例えですが、簡単に言うならばダチョウ倶楽部的な事を繰り返す映画です。
絶対に○○しちゃ駄目!
をやっては事態が悪化していき
だからやめておけば良かったのにー
という感情に繰り返しさせられる映画です。

主人公とその父親が主な主役というか彼女たちの絶望的なシチュエーションを描く映画ですが。
序盤から結構容赦無くワニに襲われ主人公たちは大怪我ですが。

この手の映画あるあるで助けにくる人や脇役はあっという間にやられるのに主人公たちは噛まれても噛まれてもなんとか逃げるパターンです。
何度ピンチに遭ってもワニに対して油断し続け襲われ続けます。

そしてなぜかワニがライオンみたいに唸っているのでそれで位置がわかったりします。
脅かしシーンはもちろん静かにします。

外は猛烈ハリケーンなのにホラー特有の緊張シーンはめちゃくちゃ静寂だったりします。
ワニの声が聞こえるくらいに。

凄まじいハリケーンなのに救助ヘリが飛んでたりするのですが。
アメリカではそういうものなのでしょうか?

そんな感じで結構ツッコミどころは多い映画でした。

恐怖演出はとかく真新しいものは無くサメ映画やら他のワニ映画でやってきたものと大差ないですね。
むしろバリエーションは少なめな気はしました。

序盤に大怪我してしまうあたり、個人的にはこの手のジャンル映画としてはロスト・バケーションが思い浮かびましたが。
あっちは結構斬新でインパクト大な場面がありましたが。
今作はインパクト大なシーンは無かったですね。
強烈なオチも無くって感じでした。


カヤ・スコデラリオが主演です。
メイズ・ランナーやパイレーツ・オブ・カリビアンで見かけた事がありますね。
なかなか存在感あって納得の主演女優です。
やられてもやられても泳ぎ続けるタフさはすごかったです。
アクションも出来るし美人だし良いと思いました。

父親役はバリー・ペッパーでした。
未だにプライベート・ライアンのイメージは強いですが。
この人もルックスのインパクトと良い存在感ですね。

ツッコミどころは多かったですが、それがB級ホラーやジャンル映画の魅力かも知れません。
稀な名画でもない限りはツッコミどころは無いよりはあったほうが良いでしょう。
適度に楽しめると思います。


そんなわけで4点。

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