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ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~

2015年06月09日 | 映画
ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~ を観た。

ジェームス・ブラウン。通称JB。
あらゆるジャンルのミュージシャンからリスペクトされ、その躍動感溢れるパフォーマンスはマイケル・ジャクソン、プリンス、そしてブルーノ・マーズら現代のアーティストにも、今も強烈な影響を与え続ける。
一方で、彼の圧倒的な音楽は、その革新さゆえに差別、偏見、そして周囲からの嫉妬など多くの壁が立ちはだかった。
極貧の靴磨きの少年だった幼少時代から、才能だけを頼りに頂点を目指し、ついには20世紀最高峰のエンターテイナーとなった彼を陰で支え続けた、一人の友の存在があったことを知る者は少ない。

って話。


そこそこの長尺で綴られるジェームス・ブラウンの伝記映画です。

テイト・テイラー監督です。
僕の好きなウィンターズ・ボーンの監督ですね。

ヘルプで黒人差別を描いていましたが、
今作もちょっとそれに通ずる要素がある映画でした。
黒人差別になんかしらの思い入れがあるようですね。

ジェームス・ブラウンの有名な曲は知ってるしCDも幾つか持ってますが、
こういう生い立ちでこういうドラマがあったとは全然知らなかったです。

ジェームス・ブラウン役のチャドウィック・ボーズマンが見事で、
劇場で観るにはかなり見事な音楽シーンの連続です。

この時代のアメリカの他の偉大なミュージシャンの傾向から外れること無く、
ジェームス・ブラウンもやはり傲慢でわがままで自己中で妥協知らずな天才なんですね。

歴史を変える人ってやっぱりこれくらいクセが強いのだなと参考になりました。
「時代が追いついてないから俺のやってる音楽ジャンルを示す言葉がない」
と言ってたましたが、僕も言ってみたい!と思ってしまいました。

気使いな僕みたいな人間だと音楽で妥協しまくってしまうから大成出来ないのですね。
もっともっとわがままに生きようと刺激を受けました。

劇中でお偉いさんがブレイク前の彼を観て
「意味のない歌詞を繰り返してるだけじゃないか!」
とプロデューサーを叱ってました。

ジェームス・ブラウンってあまり意味のない言葉で感情表現をした第一人者くらいの人だなと思いました。
言葉に固執するタイプの僕には出来ない芸当です。

ソウルが突き抜けるとあらゆる方法論を越えて名曲になるものなんですね。

最初に彼を見出した友人との絆もなかなかジーンとさせられるモノがありました。


そんなわけで8点です。


案の定ジェームス・ブラウンを聞きたくなりました。

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