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ブラック・スキャンダル

2016年02月05日 | 映画
ブラック・スキャンダル
を観ました。


1975年のアメリカ・ボストンに帰ってきたFBI捜査官のコノリーはイタリアマフィアの壊滅のために幼なじみでイタリアマフィアと対立するギャングのボス・バルジャーと手を組み彼の犯罪をもみ消す代わりに出世する。
バルジャーの弟ビリーもバルジャーの力を借りて政治家として成功していく。
しかし根っからの犯罪者のバルジャーの世界に取り込まれ後戻り出来なくなる物語です。


スコット・クーパー監督です。

ジョエル・エドガートン、ジョニー・デップ、ベネディクト・カンバーバッチという豪華キャストです。

脇役もケビン・ベーコンやコリー・ストールといういいキャスティングです。
僕好みのダコタ・ジョンソンも出てました。

かなり重厚でヒリヒリで面白かったです。

「ジョニー・デップ史上最高の演技」なんてウリ文句がありますが、僕もそう思いました。
このジョニー・デップめちゃくちゃ怖いです。

マジでイカれた根っからの悪を見事に演じてました。
とにかく生々しくすぐ殺すのでずーっと嫌な緊張感漂ってます。

殺し方も様々で、映画ドラマな引っ張りもなく殺します。
完全なる恐怖政治で部下たちも物凄い殺し屋になります。

とにかくちょっと気に入らないとバンバン殺すし、
何処に地雷があるかわからないし。
緊張感半端無かったです。

実話だそうですが、
一番愚かなのはそんなギャングのボスに成り下がっていくジョエル・エドガートン演じるFBI捜査官ですね。
実質この人が主役です。

最初はそれなりに純粋なマフィア浄化を志していたけど、すっかりギャングの手先になってしまい。
この人が見返りも無く犯罪のもみ消しだけの人間になってしまい、それが観ててストレスでした。

ベネディクト・カンバーバッチはさほど出番ありません。
あまり好きな俳優ではありませんが、役の幅は広くていいオーラありますね。
今回の役は良かったと思います。

映画の仕組みははうっすらと回想映画です。
最初は誰かわからないですが、
警察に自分がした悪事を証言していて、それがバルジャーの指示だったと。
そしてバルジャーがどういう人間かを説明していく手法でした。

それがまたバルジャーの恐怖感をうまい事醸し出していました。

しかしとにかくジョニー・デップが凄い!の一言に尽きる映画です。
自分の中ではパブリック・エネミーズのジョニー・デップが今までで一番印象的でしたが余裕で塗り替えました。
もう変なキャラクターモノやらなくてもいいのでは無いでしょうか?


そんなわけで8点です。

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